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ジョン・コナーとは
ジョン・コナーとは『ターミネーター』シリーズに登場する人類の救世主とされる男性です。
その設定は作品毎に差違はあるものの、母親はサラ・コナー、父親は未来からサラを守るためにやって来たカイル・リースであるということは共通しています。
幼い頃から母のサラから未来の指導者としての教育や訓練を受けていましたが、アメリカに戻るとサラはサイバーダイン社を爆破しようとした精神異常者として逮捕、ジョンは養父母のもとへ預けられそれまで信じていたサラの言動を信じられなくなり友人と非行を繰り返します。
『ターミネーター』でのジョン・コナー
『ターミネーター』においてはジョン・コナーはその存在が語られるのみで、姿は映画に登場しません。
主人公のサラ・コナーの息子であり、未来の救世主となる男、ジョン・コナー。
今作ではジョン・コナーの父親が明らかになります。
ラストシーンではジョンをお腹に宿した状態のサラ・コナーが登場。
『ターミネーター2』でのジョン・コナー
『ターミネーター2』では10歳になったジョン・コナーが登場。
母親のサラは精神病院に収容され、養父母の元で荒れた生活を送っていました。
今作では前作でサラを殺そうとしたターミネーター、が善人側としてジョンを守る使命をもって未来からやってきます。
父親を知らないジョンにとって、は理想的な保護者であることをサラは理解します。
ジョン自身もターミネーターのには愛着を抱き、彼が自らを消滅させる決断をした時には泣いて別れを惜しんでいます。
エドワード・ファーロング
『ターミネーター2』で10歳になったジョン・コナーを演じたのはエドワード・ファーロング。
エドワード・ファーロングは1977年生まれ、カリフォルニア州グレンデール出身の俳優です。
ある日バスケットボールをしている最中、キャスティングディレクターの目に止まり『ターミネーター2』への出演が決まりました。
『ターミネーター2』でエドワード・ファーロングを選んだことについて、監督のジェームズ・キャメロンは他の子役にはないリアリティがあると述べています。
マイケル・エドワーズ
そしてほぼ語られることはありませんが、『ターミネーター2』の冒頭、未来の戦争の場面で救世主となった大人のジョンコナーを演じたのがマイケル・エドワーズ。
マイケル・エドワーズは1944年生まれ、フロリダ州 ペンサコラ出身の俳優です。
ジョン・コナーを演じた俳優の中でも最も年長になります。
ダルトン・アボット
サラの見た悪夢の中に登場する幼児期のジョンコナーを演じたのがダルトン・アボット。
サラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンの実の息子なのだそう。
『ターミネーター3』でのジョン・コナー
『ターミネーター3』では前作でサイバーダイン社を壊滅させ、目的を達したあとの青年になったジョンが描かれます。その日暮らしの生活を送る根なし草のような日々を過ごしめいたジョンですが、の来襲により、再び未来を変えるために行動していきます。
今作では母親のサラ・コナーは白血病のため死去しており、ジョン自身もの口から自分の運命を知っていきます。
ジョンは今作で再びスカイネットを止めるために行動していきますが、そのなかで未来で妻となるケイトと再会したり、「審判の日」以降の世界を意識した物語になっていることもポイント。
今作に登場する最新型のターミネーター、がジョン・コナーではなく、ケイトの命を狙っていること、また将来ジョンと共に抵抗軍となる人々を抹殺していることもその事を象徴しています。
ニック・スタール
『ターミネーター3』で23歳になったジョン・コナーを演じたのはニック・スタール。
ニック・スタールは1979年12月5日生まれ、テキサス州 ハーリンゲン出身の俳優です。
エドワード・ファーロングのイメージの強いジョン・コナーを系統の違うルックスであるニック・スタールが演じることへの異議の声も公開当時大きかったですね。
実際にはでのジョンの年齢は10歳という設定があったにも関わらず、『ターミネーター3』制作スタッフのミスで前作から10年後の設定である今作では23歳ということになっています。
『ターミネーター4』でのジョン・コナー
『ターミネーター4』は2009年に公開された『ターミネーター』シリーズ4作目の作品です。
監督は『』などのマックG、主演はクリスチャン・ベールが務めています。
『ターミネーター4』はこれまでと異なり、「審判の日」が訪れた後の世界となっています。
ジョン・コナーは抵抗軍となり、カリフォルニア方面の小隊長となっていますが、まだ人類の救世主という位置には達していません。
抵抗軍の最高司令部には「運命の男」であることを訝しがられていたりと前作までで語られていた未来戦争よりも前の時期ということになります。
しかしながら、今作では妻となったケイトが妊娠していたり、その後の未来を感じさせる設定も存在しています。
今作では潜入型のターミネーターである、T-RIP(マーカス・ライト)と共に共闘し、Tー800のプロトタイプと対決。その際にトレードマークである顔の傷を負うことになります。
ジョンはTー800との戦闘の中で致命傷を負いますが、マーカスの心臓を移植することで一命をとりとめます。
なお、初期案ではジョン・コナーは死亡し、マーカスをジョン・コナーの外見にし、マーカスがジョン・コナーとして人類を勝利に導くようになるという案もあったようですが、流石に却下されたようです。
クリスチャン・ベール
『ターミネーター4』でジョン・コナーを演じたのはクリスチャン・ベール。
『ターミネーター2』でエドワード・ファーロングが演じた美形の系統のジョン・コナーが戻ってきたことに安堵したファンも多かったのではないでしょうか。
なお、クリスチャン自身はジョン・コナー役へのオファーに当初は気乗りせず3度断ったものの、回りの『彼がこの役を受けるわけがない』との声に反発して逆にオファーを受けてしまったこと、そして作品への後悔を後に語っています。
『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」でのジョン・コナー
『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』は2009年に公開された『ターミネーター』シリーズのドラマ版。
今作は『ターミネーター3』とは関連がなく、『ターミネーター2』の続きの世界を完全なオリジナルストーリーで描いています。
今作においてジョン・コナーはダイソン殺害の冤罪でFBIから指名手配をかけられている母親のサラ・コナーとともに逃亡生活を送っています。偽名を使い高校に通ってますが、逃亡生活を強いる母に反抗するなど、まだ子どもらしい部分も残っています。
そんな中、ターミネーターの襲撃を受け、まだ戦いは終わっていないことを悟るのです。
今作では
トーマス・デッカー
『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』でジョン・コナーを演じたのはトーマス・デッカー。ネヴァダ州ラスベガス出身の俳優です。
ジョン・デビート
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』でのジョン・コナー
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は2009年に公開された『ターミネーター』シリーズ5作目の作品です。
今作はシリーズのリブート的な作品となっており、他作品とはかなり設定の異なる作品となっています。
ジョン・コナーはその象徴ともいえる存在で、カイル・リース過去へタイムスリップする際にジョンはターミネーターに襲われ、新型ターミネーターT-3000へと改造されます。
今作では一転、ジョン・コナーが悪役となってしまうのですね。
ジェイソン・クラーク
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』でジョン・コナーを演じたのはジェイソン・クラーク。
ジェイソン・クラークは年生まれ出身の俳優です。
『ターミネーター:ニューフェイト』でのジョン・コナー
『ターミネーター:ニューフェイト』は2009年に公開された『ターミネーター』シリーズ6作目の作品です。
今作は『ターミネーター3』以降の話をなかったこととしており、『ターミネーター2』の直接的な続編となっています。
今作では前作から4年後の1998年のジョン・コナーは未来からやってきたT-800に殺害されます。
エドワード・ファーロング
ジュード・コリー