「ダイハード2」のウソ演出
冬季の低温状態でジェット燃料に火をつけても引火しにくい
吹雪吹きすさぶ国際空港が舞台となった『ダイ・ハード2』。
そのクライマックスは飛行機から漏れさせた燃料にライターの火を引火させ、飛行機を爆発、墜落させるものでしたが、実際はジェット機の燃料は摂氏38度以上でないとなかなか引火しづらいらしく、映画のような展開にはなかなかならないようです。
燃料キャップが外れてても燃料は漏れない
たしかに燃料キャップが外れただけで燃料が漏れたら大変なことになりますよね。
他にも燃料がドバドバ漏れ出ているのに、操縦席にはなんの警告も表示されていないなど、『ダイ・ハード2』はリアリティ無視の場面が数多く出てきます。
「マトリックス」のウソ演出
エレベーターの天井を内側から開けることはできない
『マトリックス』の中で、モーフィアスを助けにマトリックスに潜入したネオがエレベーターの天井の蓋を外し、トリニティとともにエレベーターから抜け出しますが、実際にはエレベーターの天井の蓋を内側から開けることはできないそうです。
「バッドボーイズ2BAD」のウソ演出
写真・映像を詳細に解析することはできない
『バッドボーイズ2BAD』に限らず、よくある演出だと思うのですが、不鮮明な画像をとあるソフトで拡大していったら対象箇所が次第に鮮明になる、という演出ですね。
画像にしろ動画にしろ、どこまで鮮明にできるかはその画像や動画の解像度に依存します。
つまり、実際は最初からぼやけている画像をいくら拡大したところでぼやけているままなんですね。
「処刑人」のウソ演出
ダクトの中を人が通るのは難しい
この映画や『ダイ・ハード』でもありましたが、通風ダクトを通って敵に気づかれないように行動するというのはアクション映画あるあるの一つかと思います。ちかし、実際にはダクトは直径30㎝くらいのスペースしかなく、また仕切り版があることも多いため、ダクトの中を人が通るのは難しいといえます。
「ボルケーノ」のウソ演出
溶岩に触れなくても至近距離でも発火する
『ボルケーノ』では至近距離まで溶岩が迫て来ていても触れさえしなければ大丈夫かのような演出がなされています。同様の演出は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でもなされていますが、溶岩は超高温のため、そばにいるだけで発火する危険があります。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
防弾チョッキは万全ではない
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でドクがリビアの過激派に銃撃されても防弾チョッキを着ていたから大丈夫ということでケロッと起き上がるシーンがありますが、実際は死にこそしないものの、たとえ防弾チョッキ越しに撃たれたとしてもその衝撃は相当なもの。
『ジョン・ウィック チャプター2』では防弾スーツをキアヌ・リーブスが着用していますが、撃たれたときはさすがに痛そう。。こちらのほうがリアルな演出かもしれませんね。