【完全網羅】「007」ジェームズ・ボンドを演じた俳優総まとめ

原作小説はイアン・フレミングの短編『バラと拳銃』です。

今作はロジャー・ムーアが演じた最後のジェームズ・ボンドでもあります。撮影時にムーアは57歳であり、この最高齢記録はジェームズ・ボンドを演じたどの俳優からもいまだ破られていません。このため、今作のほとんどのアクションシーンにスタントマンを使用されているといいます。

ロジャー・ムーアはジェームズ・ボンド役からの降板について「これ以上やったら殺される」と冗談めかして述べています。

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4代目ジェームズ・ボンド

ティモシー・ダルトン

4代目ジェームズ・ボンドを演じたのはティモシー・ダルトン。ティモシー・ダルトンは1946年生まれウェールズ、コルウィン・ベイ出身の俳優です。

ティモシー・ダルトンが一番最初にジェームズ・ボンドのオファーを受けたのは『女王陛下の007』の時ですが、この時は若すぎるという理由でオファーを断っています。この時にはジョージ・レーゼンビーが2代目ジェームズ・ボンドに就任しています。

その後『007 ムーンレイカー』の後にもオファーが来ますが、スケジュールが合わず断念、そして『007 美しき獲物たち』の後はのちに5代目ジェームズ・ボンドを演じるピアース・ブロスナンにオファーが行くも、この時はピアース・ブロスナンに契約上の無理があり、ついにティモシー・ダルトンが4代目ジェームズ・ボンドに決定します。

ティモシー・ダルトン

ティモシー・ダルトンが演じた007

ティモシー・ダルトンは以下の作品でジェームズ・ボンドを演じています。

第15作 007 リビング・デイライツ

『007 リビング・デイライツ』は1987年に公開された「007」シリーズ第15作目の作品です。
監督はジョン・グレン、原作はイアン・フレミングの短編『ベルリン脱出』になります。

今作から4代目ジェームズ・ボンドとしてティモシー・ダルトンがボンドを演じています。

今作でジェームズ・ボンドは亡命を希望したソ連高官のコスコフの護衛の任務につきます。KGBの殺し屋の手からコスコフを守ったボンドですが、コスコフから事件の黒幕はKGBのプーシキン将軍だと知らされます。プーシキン将軍は「スパイに死を」の合言葉の下、英米のスパイの総抹殺を企てていました。その直後にコスコフもプーシキン将軍の手下に拉致され、Mはジェームズ・ボンドにプーシキン将軍暗殺の指令を発令します。

第16作 007 消されたライセンス

『007 消されたライセンス』は1989年に公開された「007」シリーズ第16作目の作品です。
監督は本作は冷戦構造を脱却した『007』作品であり、またシリーズで初めてPG指定を受けた作品でもあります。

今作でティモシー・ダルトン演じるジェームズ・ボンドは麻薬王に殺されたCIAの友人の復讐を行います。

ボンドとCIAのフェリックスは麻薬王サンチェスを逮捕しますが、サンチェスは部下の手によって脱走を果たします。サンチェスは復讐として新婚だったフェリックスの妻を殺害し、フェリックス自身もサメに足を食いちぎらせるなどの瀕死の重傷を負わせます。
ジェームズ・ボンドは友人の仇を討つために単身サンチェスの元へ向かっていきます。

悪役の麻薬王を演じたのは当初は東南アジアの麻薬王という設定でしたが、天安門事件の影響で撮影が困難になったため舞台が中南米に変更されたといういきさつがあります。

5代目ジェームズ・ボンド

ピアース・ブロスナン

5代目ジェームズ・ボンドを演じたのはピアース・ブロスナン。ピアース・ブロスナンは1953年生まれアイルランド・ナヴァン出身の俳優です。

ピアース・ブロスナンはイギリス・ロンドンのドラマ・センターで演技を学び、舞台役者として活動を始めます。

映画デビューは1980年公開の『 長く熱い週末』。その後1982年から『探偵レミントン・スティール』で知名度が一気に上昇します。

ピアース・ブロスナンは『探偵レミントン・スティール』を終えたばかりの1986年に最初のジェームズ・ボンド役のオファーを受けます。しかし、放映局のNBCは『探偵レミントン』を継続したため、この時のオファーは辞退せざるを得ない結果になってしまいます。

そのためロジャー・ムーア降板後のジェームズ・ボンド役はティモシー・ダルトンに決定します。

1989年公開の『消されたライセンス』が興行的に失敗し、007シリーズの興行成績は一時衰えていた。しかし、ブロスナンが主演した『ゴールデンアイ』以降は興行的にも成功した。

ピアース・ブロスナンが演じた007

ピアース・ブロスナンは以下の作品でジェームズ・ボンドを演じています。

第17作 007 ゴールデンアイ

『007 ゴールデンアイ』は年に公開された「007」シリーズ第17作目の作品です。
監督はマーティン・キャンベル。マーティン・キャンベルはこのあと2006年にも『007 カジノ・ロワイヤル』で『007』シリーズの監督を務めています。

今作から5代目ジェームズ・ボンドとしてピアース・ブロスナンがボンドを演じています。

今作ではそれまでやや下降線をたどっていた『007』シリーズの人気をとり戻すべく、あらゆる面で『007』の近代化が図られています。

世界観だけでなく、アクションシーンの方向性やカット割も、過去シリーズと大きく変更された。ボンド役もピアース・ブロスナンへ交代しシリーズの人気は復活、以降3作のいずれもヒットを記録している。ブロスナンは、『リビング・デイライツ』の際にもボンド役をオファーされていたが、『探偵レミントン・スティール』の契約が残っており受けることができず[3]、本作で出演を果たした。しかし、本作でのボンド役の第1候補はリーアム・ニーソンで、アクション映画に惹かれないという理由で断っていたことが後に明らかとなった[4]。

第18作 007 トゥモロー・ネバー・ダイ

『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』は年に公開された「007」シリーズ第18作目の作品です。

「ゴールデンアイ」に続く、新生ジェームズ・ボンドの第2弾。英戦艦が中国領海近くの海域で攻撃を受けた。だがそれは中国空軍によるものではなく、世界の情報を牛耳る“メディアの帝王”カーヴァーの操るステルス艦の仕業であった。事件の背後に何者かの陰謀を確信した英諜報部は、このニュースをいち早く報道したカーヴァーの背後を調査すべく007を送り込む。そしてカーヴァー邸に潜入し衛星システムの証拠を掴んだ007の前に、謎の中国人女性ウェイ・リンが現れた……。

第19作 007 ワールド・イズ・ノット・イナフ

『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』は1999年に公開された「007」シリーズ第19作目の作品です。

タイトルの「ワールド・イズ・ノット・イナフ」とは「世界を手に入れてもまだ足りない」という意味でボンド家の家訓として紹介されます。

今作の監督を務めたのはマイケル・アプテッド。

日本版のテーマソングはLUNA SEAが担当しています。

第20作 007 ダイ・アナザー・デイ

『007 ダイ・アナザー・デイ』は2002年に公開された「007」シリーズ第20作目の作品です。シリーズ40周年通算20作を記念して作られた記念作でもあります。

今作の監督を務めたのはリー・タマホリ。

今作のジェームズ・ボンドはダイヤの商人に成りすまして北朝鮮に潜入、アフリカから不正輸出されたダイヤモンドとお引き換えに武器の密輸を行っているムーン大佐を暗殺する任務に就きますが、任務遂行直前に正体を見破られ、監禁、拷問の目に遭います。

14ヶ月後、ようやく自由の身となったボンドですが、Mに情報漏洩の疑いをかけられ、007の資格をはく奪されてしまいます。

ボンドは、裏切り者を突き止め、00ナンバーを取り戻すべくキューバへ向かいます。

今作はハル・ベリーがアフロアメリカンの女性としては初めてボンドガールを演じています。

6代目ジェームズ・ボンド

ダニエル・クレイグ

6代目ジェームズ・ボンドを演じたのはダニエル・クレイグ。ダニエル・クレイグは1968年生まれイングランド・チェシャー州チェスター出身の俳優です。

初舞台は小学生のとき。16歳の時に高校を退学してナショナル・ユース・シアターに入団します。

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