今回は信じられないほどのスケールの大きな撮影をした映画をまとめてご紹介!
ハリウッドだけでなく、邦画にも無茶な撮影をしたスケールの大きな作品がありました!
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マトリックス リローデッド
本当に高速道路を建造
『マトリックス リローデッド』は2003年に公開されたウォシャウスキー兄弟、キアヌ・リーヴス主演のSF映画です。
今作ではキャデラック・CTSによるカーチェイスに加え、トリニティの運転するドゥカティのバイクでの高速道路逆走など、映像革命とも言われた『マトリックス』の名に恥じない圧巻のカーチェイスに度肝を抜かれます。
今作のカーチェイスシーンでは、飛行場の古い滑走路上に実際に全長約2.5 kmに及ぶ高速道路を建造して撮影されました。
撮影後、資材の97%は低所得者用の住宅建設に回されるなど再利用されたそうです。
バニラ・スカイ
ニューヨークを完全封鎖
『バニラスカイ』は2001年に公開されたキャメロン・クロウ監督、トム・クルーズ主演のサスペンス映画です。
映画の中では無人のマンハッタンを走り抜けるというシーンがありますが、これは実際にニューヨークの街中を使って撮影されました。日曜の朝にタイムズ・スクエアの周辺を40ブロックにわたって全面通行止めをして撮影に挑んだといいます。この撮影の実現にはトム・クルーズ自らがニューヨーク市長に直接掛け合ったという逸話もあります。
太陽を盗んだ男
皇居前広場で無許可ロケ
「太陽を盗んだ男」は1979年公開の日本映画。主演は沢田研二と菅原文太。
一介の中学教師が原爆を作り、日本を脅すという怪作で、邦画におけるカルト映画の傑作でもあります。
作品序盤のバスジャック犯が特攻隊の格好で主人公の城戸誠とその生徒の乗るバスを皇居に向かって走らせる、序盤の大きな見せ場の一つですが、長谷川和彦監督曰く「皇居前広場に無許可で忍び込んで一発撮りした、いわばゲリラ撮影だった」とのこと。
そのうえ「思ったよりバスの速度が出なかったため、突撃とならず、皇居係員ものんびり誘導に出てきた程」「仕方がないのでコマを抜いて速く見せた」との裏話も。
なお、シーンとしては作品序盤の出来事ですが、実際には一番最後に撮影されました。
その理由は「逮捕される可能性が高かったから」。
撮影後は留置所かもしれないと、みんな歯ブラシ、手ぬぐいを持って撮影に挑んだという逸話があります。
ガンジー
30万人ものエキストラ!
『ガンジー』は1982年に公開された『ジュラシック・パーク』のジョン・ハモンド役で有名な故リチャード・アッテンボローの監督作品です。
エキストラの最多動員記録として、ギネスブックにも記録されています。
その数はなんと30万人を越えるほど。