ゴジラ映画と言えば怪獣同士の対決をイメージしますが、実は宇宙人も多く登場しています。
その背景には60年代のSFブームがあるのですが、いったいどのような宇宙人が『ゴジラ』シリーズに登場したのか、みていきましょう!
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ゴジラ映画に登場した宇宙人
X星人
X星人は『怪獣大戦争』に登場した宇宙人。同作での設定は、木星の13番目の衛星からやってきた宇宙人。すべての行動がコンピュータによって制御され、一人の統率官によって統率されています。
生存のために水が豊富な地球を狙い、キングギドラを送り込みます。
X星人という名前は地球人がつけた仮のものですが、X星人自身も「我々は君たちのいう『X星人』だ」と名乗っています。
X星人は『ゴジラ FINAL WARS』にも登場しており、同作ではX星の場所は不明、また地球に来た目的も水ではなくて地球人のミトコンドリアを摂取するためとなっています。
キラアク星人
キラアク星人は『怪獣総進撃』に登場した宇宙人。火星と木星の間にある小惑星帯に住んでいる宇宙人でその正体は鉱物という斬新な設定でした。
名前の由来は、忠臣蔵の吉良上野介からとられています。吉良の「キラ」と悪役の「悪(アク)」からですね。当初の予定では今作の企画が「怪獣忠臣蔵」という名前だったことから、このネーミングになったそうです。
ブラックホール第3惑星人
ブラックホール第3惑星人は『ゴジラ対メカゴジラ』に登場した宇宙人。
その目的は地球の征服で、地球人に変装しているものの、その素顔はゴリラのような風貌をしています。
地球最強の生物であるゴジラを倒すため、沖縄の地下に秘密基地を設置し、メカゴジラを製造、ゴジラへ差し向けます。
次作の『メカゴジラの逆襲』にもブラックホール第3惑星人は登場。同作ではメカゴジラに加え、チタノサウルスも共にゴジラに差し向けます。
M宇宙ハンター星雲人
M宇宙ハンター星雲人は『ゴジラ対ガイガン』に登場した宇宙人。
東京の郊外に建設中の「世界子供ランド」を秘密基地として、地球征服を狙う存在として描かれています。
磁気テープによってサイボーグ怪獣のガイガンと、宇宙怪獣のキングギドラを操り、地球を征服しようとしました。