【閲覧注意】残酷描写・暴力描写が物議を醸した映画10選

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グロテスク

DVDが英国で発売禁止

『グロテスク』は白石晃士による拷問ホラー映画。レンタル版ではなくUNRATED VERSION(セル版)は残虐すぎるという理由でイギリスではBBFCによってDVDの販売が禁止される事態になりました。

またAmazonでもセル版は発売禁止になり、購入できるのはレンタル落ちのみとなっています。(上記の画像はレンタル版へリンクしています。)

バトル・ロワイアル

国会で是非について議論された

『仁義なき戦い』の深作欣二監督がメガホンをとった問題作。

中学生が殺し合いをするという過激な内容から、国会で議論のテーマに上がったほど。

結局はこのことが宣伝効果を生み、ヒット作となりました。

時計仕掛けのオレンジ

スタンリーキューブリック監督が殺害予告を受ける

その暴力描写からイギリスをはじめとする多数の国で上映禁止となった「時計じかけのオレンジ」。

中でもスタンリー・キューブリック監督の出身国であるイギリスでの上映禁止は他ならぬキューブリック自身の要請がありました。

当時、「時計じかけのオレンジ」に次ぐ次回作「バリー・リンドン」を撮影していたスタンリー・キューブリックのもとにもキューブリックとその家族に対する殺害の脅迫状が送りつけられました。脅迫状には映画の中でアレックスと仲間たちがしたのと同じようにロンドン郊外にある監督の家へ押し入ると記されていたそうです。

それがきっかけでスタンリー・キューブリック監督は1999年に亡くなるまでイギリスとアイルランドでの『時計じかけのオレンジ』の上映を禁止することに決めたという逸話があります。

オーディション

監督に「この悪魔!」と観客が詰め寄る

残酷描写といえば三池崇史監督の『オーディション』です。

その恐怖表現ゆえに以下のような「事件」を起こしたことも。2000年に開催された第29回ロッテルダム国際映画祭の上映では記録的な途中退場者を出し、観客の一人は三池崇史監督に「この悪魔!」と詰め寄ったそう。また2001年にアイルランドのダブリンで本作の無修正版が上映された際には鑑賞した数名がショックで倒れるという事態も巻き起こしています。

マリリン・マンソンは本作のファンとして有名で、『ローズマリーの赤ちゃん』(68年、ロマン・ポランスキー監督)や『セブン』(95年、デヴィッド・フィンチャー監督)と比肩するくらいのクオリティの作品だと絶賛しています。

また彼は三池監督に「『オーディション』をリメイクする機会があったら俺を使ってくれ」と直接電話をかけたという逸話があります。

アンチクライスト

4人の観客が鑑賞中に気絶

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアー監督作。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』も救いのない映画でしたが、こちらはそれにもまして暴力的でアンモラルな内容の作品となっています。

2009年にカンヌ国際映画祭で初上映されましたが、少なくとも4人の観客が激しい暴力シーンによって鑑賞中に気絶。上映後の記者会見においても、「この映画を作った自己弁護と釈明をしてください」という質問がトリアーに投げかけられるなど大きな物議を醸しました。

ファニーゲーム

ビデオの発禁運動が起きる

ミヒャエル・ハネケ監督の問題作『ファニーゲーム』。暴力をエンターテインメントではなく、徹底してただただ不快なものとして描写し続ける作品です。

グロさはないですが、とにかく「痛い」。

エンターテインメント=暴力の図式に疑問符を投げ掛ける問題作です。

監督のミヒャエル・ハネケ曰く「観客を憤慨させるために作った」という作品。

「暴力は撲滅できないものであり、痛みと他人への冒涜であることを伝えたい。だから、暴力を単なる見せ物ではなく、見終わった後に暴力の意味を再認識するものとして描かなければならない」

ハネケはこのように述べています。

カンヌ国際映画祭ではあまりの凄惨さに上映中に席を立つ観客がいたり、ロンドンではビデオの発禁運動まで起こったという作品です。

マザー!

日本では上映禁止に

「マザー!」は‎2017年に制作された映画。監督はダーレン・アロノフスキー、主演はジェニファー・ローレンスが務めています。

アカデミー賞を受賞した監督と同じくアカデミー賞を受賞し人気絶頂の主演女優という組み合わせながら、暗喩に暗喩を重ねたメタファー的な内容、そしてそれが「とにかく不快」「見なくていい」までの暗い救いのない内容であったことから日本では劇場未公開となりました。

エクソシスト

「悪魔がフィルムを形作っている」と言われる

キリスト教を冒とくしたかのようなその内容から「悪魔がフィルムを形作っている」とさえ言われた作品。




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