【感想レビュー】キングコング対ゴジラ

「キングコング対ゴジラ」は1962年に公開された日本の怪獣映画。
監督は「ゴジラ」の本多猪四郎、特撮監督は円谷英二と、もはや日本の特撮の伝説のようなスタッフで制作されています。
ちなみにゴジラ史上最もヒットした作品もこの「キングコング対ゴジラ」なのです。

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「キングコング対ゴジラ」のスタッフ・キャスト

監督
本多猪四郎(本編)
円谷英二(特撮)

脚本
関沢新一

音楽
伊福部昭

製作
田中友幸
出演者
高島忠夫
佐原健二
藤木悠
浜美枝
若林映子
平田昭彦

「キングコング対ゴジラ」のあらすじ

自社提供のテレビ番組『世界驚異シリーズ』の視聴率不振に頭を痛めるパシフィック製薬宣伝部長の多胡は、南太平洋メラネシアに位置するソロモン諸島の1つ・ファロ島に伝わる「巨大なる魔神」が目覚めたという噂を聞きつけ、これを聴取率アップの決定打にしようと企む。提携先のテレビ局員・桜井と古江はたった2人の探検隊として仕立てられ、ファロ島へ行くことになる。乗り気でない桜井に対し、時を同じくして妹のふみ子のフィアンセ・藤田は、新開発の特殊繊維のテストをするため、しばらく日本を離れるという。

一方、北極海では海水の温度上昇が始まり、調査のために原潜シーホーク号が国連派遣の科学者を乗せて現地へ向かう。そこには青白く発光する氷山があったが、実はそれこそが大阪市でアンギラスとの戦いを終え、神子島で氷漬けにされたまま行方不明となっていたゴジラが眠る氷塊だった。まもなく復活したゴジラは原潜を沈め、某国基地を破壊して移動する。生物学の権威・重沢博士は、ゴジラは帰巣本能によって日本へ戻ると予測し、国内ではゴジラの話題で持ち切りになる。その影響で「巨大なる魔神」は話題にならず、多胡にとってゴジラはいら立ちの種でしかなかった。

ファロ島に上陸した桜井と古江は、島民たちの間に根強い魔神信仰があり、かつ「巨大なる魔神」が実在することを知る。その夜、海から現れた大ダコに島は大混乱となるが、そこへ山奥から巨大なる魔神=キングコングが出現し、大ダコを追い払う。キングコングは島民たちの用意した赤い汁を飲み干し、彼らが踊りと共に捧げる祈りの歌を聴くと、たちまち深い眠りに就いてしまった。キングコングを日本へ連れて帰ろうという桜井の発案は、日本で一大旋風を巻き起こす。ホクホク顔の多胡部長は、次なる宣伝のアイデア「キングコングとゴジラ、どちらが強いか?」を思い付く。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%AF%BE%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9
キングコング対ゴジラ – Wikipedia

感想・レビュー

いい意味で時代のおおらかさを感じる作品。

この島民(先住民)を演じているのが黒塗り日本人だったり、オオダコといいながら、普通のタコがのたうち回っているだけだったり、予算やCGといった技術がまだない時代を感じさせます。

『ゴースト・イン・ザ・シェル』でスカーレット・ヨハンソンが草薙素子を演じるだけで大バッシングが起きてしまう昨今、これはこれで貴重な画かもしれません。(ちなみに島民のセリフがウパーウパー言ってるんだけど、これもギリギリの表現だと思います(笑))

もっと言えば、キングコングをイカダにどうやってのせたのか、また神聖な生き物として崇拝されているキングコングを島から出すことに島民の反対はなかったのか?

などなど、余計な疑問も湧いてくるのですが、もっと言えばキングとゴジラを日本で対決させようと思い付く。この人はマジで頭沸いてると思わざるを得ない!

そんなことしたら日本が天災級の大災害を被るのは目に見えているし、会社の宣伝どころか、社会的責任をとらされて会社潰れちゃうよ!(実際、疎開してる人たちもいるので、その時点で経済的・時間的な損失は発生しており、非難の声は少なからず上がると思う。)

ただの製薬会社の社員に過ぎないのに無理やり自衛官の制止を振り切って立ち入り禁止区域で怪獣対決を見物する社員たち。しかもカメラまでかかえて。。

今からでも遅くないから自衛隊強制退去させろよ!

日本でキングコング映画が製作されたのは今作が初めてではなく、戦時中に『和製キングコング』という作品と、『江戸に現れたキングコング』という作品が作られました。

どちらもキングコングとは名ばかりで、『江戸に現れたキングコング』はそもそも普通のゴリラ。そして『和製キングコング』は本家キングコングに影響されて、ゴリラの着ぐるみを着た、ただの男だったりと、どれも肩透かしの内容でした。

今回はきちんとアメリカ側から正式にキングコングの使用許可を取り付けた作品。ちなみにライセンス料は5年で8000万だったらしいのですが、『キングコング対ゴジラ』の大ヒットにより、十分元をとることに成功しました。

ちなみに、東宝はライセンス期限ギリギリに『キングコングの逆襲』という映画を製作。

さて、『キングコング対ゴジラ』は本家『キングコング』同様、コングが美女に一目惚れ。このヒロインを務めるのが浜美枝。コングは浜美枝を優しく手のなかに納め、ならぬ国会議事堂に上って見せるわけですが、縮尺をミスったのか、いつの間にか国会議事堂がえらい小さく。。

それだと浜美枝の身長5メートルになっちゃうんですけど。。

さて、次はコングをゴジラ退治に利用しようと画策。

コングを浜美枝の恋人の会社が開発したで気球にくくりつけ、ゴジラの側まで運び出すのですが、順調すぎるほど体よく眠らされたコングが気球に括られて浮かび上がるのを見た主人公がひとこと。

『鋼よりも強く、絹糸よりもしなやか、おい、テストは大成功だぜ』って、こんな危険なテストをするんじゃないよ!!

クライマックスはコングとゴジラの肉弾戦!と思いきや岩のぶつけ合い。

まるで子供のケンカのようでも見ているかのような気分。

このちびっこバトルの結果は共倒れに。これには自国のモンスターであるキングコングを負けさせたくないアメリカ側と折り合いを付けた結果とも言われています。

この両者のバトルは改めて今のクオリティで観てみたいものですね。

で、そもそも何でキングコングが製薬会社の宣伝に有効なの??

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