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【ネタバレ レビュー】イコライザー2

「イコライザー2」は2018年に公開されたデンゼル・ワシントン主演のアクション映画。

前作「イコライザー」から4年ぶりの続編となります。監督は前作に引き続きアントワーン・フークアが続投。

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「イコライザー2」のスタッフ・キャスト

監督
アントワーン・フークア

脚本
リチャード・ウェンク

原作
マイケル・スローン
リチャード・リンドハイム
『ザ・シークレット・ハンター』

出演者
デンゼル・ワシントン
ペドロ・パスカル
アシュトン・サンダーズ
ビル・プルマン
メリッサ・レオ

「イコライザー2」のあらすじ

昼の顔と夜の顔を合わせ持つ元CIA エージェント、ロバート・マッコール。昼はタクシードライバーとしてボストンの街に溶け込み、夜は冷静残虐に悪人を始末していく。彼の“仕事請負人=イコライザー”としての顔は誰も知らない。ただひとり、CIA時代の上官スーザンを除いては。だがある日、スーザンがブリュッセルで何者かに惨殺される。唯一の理解者を失い、怒りに震えるマッコールは極秘捜査を開始。スーザンが死の直前まで手掛けていたある任務の真相に近づくにつれ、彼の身にも危険が。その手口から身内であるCIAの関与が浮上、かつての自分と同じ特殊訓練を受けたスペシャリストの仕業であることを掴む。

出典:http://www.equalizer2.jp/
映画『イコライザー2』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ | ブルーレイ&DVD&UHD発売

感想・レビュー

デンゼル・ワシントン主演のサスペンス・アクション映画の第2弾ですね。

光る部分はあるものの、やはり続編の罠にハマってしまった作品かと思います。

デンゼル・ワシントン演じるのは元CIAのスゴ腕エージェントのロバート・マッコール。前作ではスーパーの店員でしたが、今回は白タクの運転手。

やはりいくら正義のためとはいえ商品を破損しまくったのはよくなかったのでしょう。その点白タクは個人事業主なので、何かあっても自己責任だし、時間の融通もバッチリ!

さて、比較的シンプルだった前作とは違い、今作では謎解きの要素も加わってきます。

次々に起こる殺人事件。事件同士の繋がりも全く見えないまま、気づけば映画の半分の時間が過ぎていく。。

そう、映画の半分は事件が起きるだけ起きてストーリーはあんまり進まないんですよ。

どうやってこの状態を回収していくのかと思えばなんてことない、CIAを辞めた元同僚のチームの連中が揃って殺し屋に転身していたというオチなんですよね。

その中心人物がかつてマッコールの右腕的存在だったヨーク。

正直、主人公の右腕が黒幕ってもはやありきたりすぎて、何の驚きもないですが。。

そもそも、その右腕、ヨークの設定がそこまでのキレ者に見えないんです。

マッコールに殺し屋を差し向ける、それまではわかるんですが、その殺し屋が殺された上に殺し屋が持っていた携帯から簡単に黒幕のヨークに辿り着けてしまうというお粗末様。

もちろんマッコールの『軍レベルのセキュリティかかけられていた』とのセリフにあるように、一般的には容易に携帯の中身を伺い知ることはできなくなっているのでしょうが、そもそもチームを組んでいたのならヨークにはマッコールの実力がわかっているはず。

セキュリティレベルもなぜ『相手に解けるかもしれない』レベルのものにしているのか疑問。今回みたいに突破されたらすぐにバレちゃうじゃん。。

ついでに言えば、ヨークを中心とする殺し屋の方は依頼された殺人を実行するに当たって、自殺に見せかけて殺害しているのですが(夫婦を殺害。妻を殺した夫が自殺したようにみせかけている)、スーザンとマッコールの二人にすでに自殺ではないと見抜かれてしまっています。

プロの殺し屋であり、元CIAの敏腕エージェントではないのか。。

他にも惜しいなと思うのが、元チームが全員殺し屋だったことを知ったあと、ヨークの子供とともに何も知らない彼の奥さんがマッコールを『子供と遊んでくれるなら』という条件で車に乗せた時。

ここは言うまでもなく冒頭のシーンの反復です。

冒頭、マッコールは『元妻を傷つけるためだけに娘を誘拐した男』から娘を奪還する仕事を行っていました。

それも踏まえてのこのシーンの意味なのですが、ここはもっと『マッコールが何をするか、わからない』という不安や恐怖感をヨークにも、観客にも与えるべきでした。

もちろんマッコールの性格からして、関係のない第三者(しかも子供)を傷つけることはないでしょうし、どこまで巻き込むかも微妙なところですが。

しかし、その恐怖感は圧倒的なスリリングさを映画にもたらしたはず。最高の伏線がありながら、実際はかなり肩透かしな印象が否めません。

さて、最後に良かった点も。

グロ描写を恐れずに描いていたのは良かったですね。爆発によって腹が破けた殺し屋を正面から映していたのは『プライベート・ライアン』の戦争描写に匹敵するのではないでしょうか。

また、一度は悪の道に落ちかけたウィテカーがきちんと全うな人間に戻っていくプロセスも良かったです。

命を奪う、奪われることの重さが、ウィテカーに降りかかる災難として描かれます。

全体としてちょっと辛めになってしまった『イコライザー2』ですが、気軽にエンターテインメントとして観る分にはいいかなと思います。