【感想レビュー】エンゼル・ハート

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「エンゼル・ハート」は1987年のアメリカのミステリー・スリラー映画。
ミッキー・ローク、ロバート・デ・ニーロ共演作です。

原作は「悪魔のバイブル」とも呼ばれ、廃刊運動まで起こったウィリアム・ヒョーツバーグの小説『堕ちる天使』。

映画でも2トンもの牛の血が天井から降るという演出があります。

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「エンゼル・ハート」のスタッフ・キャスト

監督
アラン・パーカー

脚本
アラン・パーカー

原作
ウィリアム・ヒョーツバーグ
『堕ちる天使』

製作
アラン・マーシャル
エリオット・カストナー

製作総指揮
マリオ・カサール
アンドリュー・ヴァイナ

出演者
ミッキー・ローク
ロバート・デ・ニーロ


「エンゼル・ハート」のあらすじ

1955年のアメリカ、ニューヨーク州ブルックリン。

私立探偵のハリー・エンゼルはルイス・サイファーという男からある人物の生死を確認してほしいという依頼を受ける。

その人物の名はジョニー・フェイバリット。以前は歌手だったが、戦争で顔に重症を負い、神経に異常をきたし、入院しているとのことだった。

ハリーはジョニーが入院しているとされる病院へ向かうがジョニーの姿はなく、ただ『転院した』と言われるばかりであった。

感想・レビュー

50年代のアメリカを舞台に一人の私立探偵と謎めいた依頼人からの『人探し』とその過程で起きる惨劇を描いた作品。

私立探偵のハリー・エンゼルを演じたのがミッキー・ローク、そして依頼人のルイス・サイファーを演じたのがロバート・デ・ニーロです。

この作品は10年以上前から存在は知っていたのですが、ミッキー・ロークとロバート・デ・ニーロが互いに互いを追い詰めあうサスペンスかと思っていたら、ちょっと予想が外れた作品でしたね(笑)。

50年代のアメリカ

さて、舞台となった50年代という時代はアメリカ国民の間にも余裕が出てきた年なのですが、そういった場面はあまり感じられません。

むしろ、近代と現代の境界にあるような時代設定にすることで、『悪魔崇拝』だとか黒魔術を信じる人々に対してリアリティを持たせているような、そんな印象があります。

これが例えば中世だったら、悪魔崇拝にはリアリティがあるとしても作品全体がファンタジックになってしまうと思うんですね。

逆に現代すぎても余計なフィルターを通過させないといけなくなります。

エクソシストがいい例ですが、エクソシストは作品の舞台を現在(とは言っても作品が公開された70年代当時ですが。)にしたことで、いきなり悪魔払いというストーリーには無理が生じます。そのために『一度は病院で診てもらう』という現代的なアプローチ(フィルター)が必要になるんですね。

そういった意味でも50年代という設定はぴったりだなぁと思います。

天使と悪魔

さてこっからネタバレ。


ハリー・エンゼルとルイス・サイファー(ルシファー)、どちらも天使と悪魔がそれぞれ名前に入っています。しかしながらハリーは天使と言うよりかは、善悪入り混じった非常に人間らしい人間というイメージがあります。

アレックス・ストリーター『エンジェル・ハートリング』

劇中でデ・ニーロ演じるサイファーが着用しているリングはアレックス・ストリーターの『エンジェル・ハートリング』。
キリスト教において悪魔の動物と考えられる山羊を台座の両側に配置するなど、「エンゼル・ハート」のルイス・サイファーのイメージぴったりな、まさに悪魔的デザインです。
映画は黄色い琥珀に五芒星でしたが、発売されているものはカラーバリエーションもメチャクチャ豊富。

日本ではL’Arc〜en〜CielのHYDEが愛用していたことで有名ですね。
同じような歌手という職業で「悪魔の魂を売って」名声を買ったジョニー・フェイバリットの物語には惹かれるものがあったのでしょうか。
また海外でも マリリン・マンソンなどのアンチクライストなイメージを持つミュージシャンなど、多くの人に愛用されています。

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