吸血鬼を題材にした、切ないホラーです。北欧の透き通るような白さの画と、哀しい純愛を描いたストーリー。ものすごく美しい映画です。
子供のままの姿で何百年も生きている吸血鬼のエリと人間のオスカー。
劇中で彼女の保護者が若者の襲撃に失敗し、自ら命を絶つ場面がありましたが、それはエリと共生してゆく限りいつかおとずれるであろうオスカーの未来も暗示しています。
ただ、そんな未来よりも刹那的な今という時をただエリと生きようとする儚さは哀しい青春であり、ある意味では純愛映画とも言えます。
そんな危うくも美しい二人の関係、そして、エリの吸血鬼ゆえに「人の血がなければ生きられない」という業からくるホラー描写とサスペンス。
北欧の透けるような白銀の中、それぞれの要素が絶妙に絡み合い、退屈させない作品になっています。
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10位. キック・アス
惜しくもTOP10から外れた作品たち・・・
羊たちの沈黙
カルト映画というよりも名作映画だから。
エンジェル・ウォーズ
外れた理由
強烈な個性と童貞感のあるオタク映画なのだけれど、単純に10位以内には入らなかったというだけです。
マトリックス
外れた理由
映像革命であったり、コンピューターを敵にしながらも、ターミネーターのような『ロボット』ではなくマトリックスと呼ばれる空間、すなわち『プログラム』を戦う相手として設定するなど、アイデアも1999年という時代をうまく反映ひていると思います。
でもテーマとしては前述の『ファイト・クラブ』と被る部分があるんですよね。
どちらがカルト性が高いかと言われれば、それはもちろん『ファイト・クラブ』でしょう。
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