「フォレスト・ガンプ」は1994年公開のロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演のヒューマンドラマです。
第67回アカデミー賞作品賞、第52回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞を受賞するなど、評価も高く、今なおヒューマン映画として高い人気があります。
キャッチコピーは「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」
劇中にはフォレスト・ガンプの母親のセリフとして登場します。
さて、トム・ハンクス演じるフォレストの足元で作品を彩ったのは、あのNIKEの名作スニーカーでした。
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フォレスト・ガンプ
『うすのろフォレスト』と呼ばれるフォレスト・ガンプのまっすぐな生き方とそれを翻弄しつつ、優しく後押しするようなアメリカの時代の激動と運命。
幼馴染のジェニーとの関係を軸に、ベトナム戦争やピンポン外交などの歴史に絡んでいきながらもエビ漁やランナーなど様々な生き方を過ごすフォレストの生き方を描く名作です。
このフォレストが劇中で履いていたのがNIKEのコルテッツ。
上記の画像でもよく見るとベンチに座るフォレストの足元がボロボロのコルテッツのスニーカーなのがわかるかと思います。
NIKE コルテッツ
ナイキの記念すべき初スニーカー
コルテッツは1972年に発売されたナイキの記念すべき初のスニーカーです。ナイキはもともと日本のス二ーカーブランド「オニツカタイガー」のアメリカ国内での輸入販売会社として創業しました。(当時の社名はブルーリボンスポーツ社)
そんないきさつもあってコルテッツのデザインはオニツカタイガーの「タイガーコルテッツ」というモデルが元になっています。
当時としては革新的なソール構造
コルテッツの革新的な部分はやはりソールでしょうか。当時は単一のスポンジ素材でソールを形成することが多かったのですが、コルテッツは固めのスポンジラバーをやわらかいスポンジラバーで挟み込むサンドイッチ構造でクッション性能が飛躍的に高くなり、ランニングスニーカーとして歴史に名を残すことになるのです。
「フォレスト・ガンプ」でもフォレストはこのコルテッツを履いてアメリカ横断のランニングを始めるのです。
ファッションアイテムとしてのコルテッツ
他の靴と比べてパーツの少ないシンプルなフォルムと履き心地のよさで、ファッションアイテムとしても幅広い層に受け入れられています。
発売された当初はレザーだった素材も、現在はレザーに加えナイロンなどいったさまざまな素材使いとカラーバリエーションで展開されています。
こうしてナイキのコルテッツは1971年に発売されて以来、今に至るまで半世紀近くにわたって高い人気を誇るスニーカーとなっています。まさに数あるクラシックスニーカーの中でも特別なスニーカーと呼べるのではないでしょうか。
僕も高校の頃履いていたな・・。
あと有名どころでいうとGLAYのJIROがライブで履いているのをONE LOVE DOME TOURのDVDで確認できます。
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