【映画レビュ―】ブレードランナー


ブレードランナー ファイナル・カット 製作25周年記念エディション [Blu-ray]

1982年に公開されたSF映画の金字塔です。

「ブレードランナー」のスタッフ・キャスト

監督
リドリー・スコット

脚本
ハンプトン・ファンチャー
デヴィッド・ピープルズ

原作
フィリップ・K・ディック
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

出演者
ハリソン・フォード
ルトガー・ハウアー
ショーン・ヤング

「ブレードランナー」のあらすじ

感想・レビュー

SF映画の金字塔
1982年に公開されたSF映画の金字塔です。公開当時の日本では不振でも、今や屈指の名作との評価が一般的な今作ですが、現在のスタイリッシュでテンポに富んだ映画から見ると正直退屈に感じられる人も少なくないかもしれません。
しかし、日本の強い影響を感じさせる街並みや、意味不明な日本語のやり取りなど様々なちいさな「?」を頭に残すことでしょう。
(有名なのが「二つで十分ですよ!」のシーン。なにが二つで十分なのかは一部で議論が生まれたほど)
それまでのイメージを覆す「近未来」

「心」とは何か?人間とは何か?
そして単純な勧善懲悪に収まらない、生命に対する問いかけ。

本作の前の監督作「エイリアン」ではリドリー・スコットはAIを悪として描きました。
(マザー、アッシュ)
今作では人工知能にさらに強く足を踏み入れ、そして私たちに問いかけています。
すなわち「「心」とは何か? レプリカントと人間の間に、どんな違いがあるというのか?」

「殺す/生き残る」ではなく「死ぬ/生きる」そんな生死の現実を描いたラストはあまりに詩的。

お前たち人間には信じられない光景を俺は見てきた
オリオン座の肩の近くで炎を上げる戦闘艦
暗黒に沈むタンホイザーゲートのそばで瞬くCビーム
そんな記憶もみな、時とともに消えてしまう
雨の中の涙のように
俺も死ぬときがきた

ラストのレプリカント「バッティ」のあまりに詩的な独白(※)です。
微笑みながらこのセリフを言うバッティにあるのは抗い続けてきた運命への諦観であると思う。

そしてその瞬間戸惑いの表情を見せるデッカードの胸にあるのは正しく「レプリカントの愛情や崇高さと人間の間に、一体どんな違いがあるというのか?」という問いなのだと思う。

※実は「バッティ」を演じたルドガー・ハウワーの即興なのだそう!凄い!

豆知識

ブレードランナーというタイトルはウィリアム・S・バロウズの小説から拝借されている。
もともとのタイトルは「デンジャラス・デイズ」だった。

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