【感想レビュー】「アデライン、100年目の恋」が描く不老不死の悲しさ

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「アデライン、100年目の恋」の予告編

「アデライン、100年目の恋」のスタッフ・キャスト

監督
リー・トランド・クリーガー

脚本
J・ミルズ・グッドロー
サルヴァドール・パスコウィッツ

ナレーター
ヒュー・ロス

出演者
ブレイク・ライヴリー
ミキール・ハースマン
ハリソン・フォード
エレン・バースティン


「アデライン、100年目の恋」のあらすじ

アデライン・ボウマンは1908年生まれ。彼女は21歳の時に夫と結婚し、娘を授かるなど普通の人と何一つ変わらぬ日常を送っていた。

しかし、数年後、最愛の夫は事故死し、ある夜、アデライン自身も事故に遭ってしまう。

その日、サンフランシスコにめずらしく大雪が降り、アデラインは極寒の川に転落してしまう。一命こそとりとめるものの、彼女は29歳のまま、外見的に全く年を取らなくなってしまう。
アデラインは自分の不老体質が政府に狙われるのではないかと10年毎に住所と名前を変え、娘以外のだれとも深い関係を築かず暮らすハメになった。

そして107歳になった年、彼女はエリスという青年と知り合う。

感想・レビュー

いい映画でした!

事故により、老化しなくなったアデライン。そんな彼女の人生を、彼女の恋模様の視点から追っていきます。

最初は普通の恋愛映画かなと思ってたんですね。突飛な設定で斬新さを狙っただけの作品だと思ってたんです。

実際は恋愛をテーマの根底に扱いながらも、『終わらない人生』がどれほど辛いものなのかを感情豊かに描き出しています。

主演はブレイク・ライヴリー。

僕この女優さんよく知らなかったんですが、美人さんですねー!彼女の美貌はアデラインという役柄に確かな説得力をもたせてくれたと思います。

(時折見せる笑顔は20代そのものでしたが。。)

さて、人と違うゆえに、孤独に生きなければならないアデラインの姿。それを観ながら僕の頭に浮かんだのは、老人で生まれて、成長するにつれて若返る『ベンジャミン・バトン』という映画。

年を取らないわけではないですが、老人の姿で生まれ、年を取るごとに若返っていくベンジャミンも、やがて恋人のもとから去っていかねばならない運命でした。

ベンジャミンが人とは違うその人生でも、愛する人の理解を得ていたのとは逆に、アデラインは自分の不老体質が政府に狙われるのではないかと10年毎に棲みかと名前を変え、娘以外のだれとも深い関係を築かずに生きてきました。

築けない、と言った方が正しいかもしれませんね。

その人生の哀しみは計り知れません。

アデラインの孤独な100年を想うと、その計り知れなさにただただ圧倒されますね。。


不老不死は本当に幸せ?

昔から『不老不死』は人類の夢のように言われています。有名なところでいうと、秦の始皇帝は不老不死を切望していたことは広く知られていますね。

ただ、それが本当に幸せなことなのか。

時に残酷に時間は過ぎて行くばかりですが、『だからこそ、美しいのではないか?』とこの映画は語りかけているように思います。

ハリソン・フォード演じるアデラインのかつての恋人、ウィリアム。

彼のなかでアデラインの想い出は彗星の名前になるほど美しいものとして刻み込まれています。

それも、過ぎていく時間の儚さあってのものでしょう。

ハリソン・フォードの演技も渋くてよかったです。

時が過ぎることの素晴らしさ!

映画の最後、パーティーへ向かうアデラインが、鏡でファッションの確認をします。その時に自分の髪に生えた白髪をみて、『完璧』と呟きます。

アデラインの肉体がが再び人と同じように時を刻み始めた瞬間ですね。

このシーンのこのセリフが、この映画の魅力を増しているように思います。

時が過ぎることの素晴らしさ!

時を重ねていくのは悪いことではないと思わせてれた映画でした。

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