【感想レビュー】「サマーウォーズ」家族を描く細田守監督作

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「サマーウォーズ」のスタッフ・キャスト

監督
細田守

脚本
奥寺佐渡子

主題歌
山下達郎「僕らの夏の夢」

出演者
神木隆之介
桜庭ななみ

「サマーウォーズ」のあらすじ

数学オリンピックで惜しくも日本代表になれなかった健二は夏のバイトで仮想空間のOZのセキュリティチェック中。

そんな中、先輩の夏希から新しいバイトを持ちかけられる。それは夏希の婚約者役として、夏希の帰省に付き合うというものだった。

その夜、健二のケータイにオズから謎の数字が送られてくる。健二はそれを何かの暗号かと思い、解答をオズに返送するが、それはオズのセキュリティを突破するための鍵だった。

悪意のあるAI、『ラブマシーン』がオズを乗っ取ってしまい、現実世界にも悪影響を及ぼすようになってしまっていた。

感想・レビュー

日本の夏だな~

田舎の親戚の集まりの描写はリアルですよね。僕自身も田舎育ちなんでよくわかります。

こどもたちはゲームに夢中で大人たちは地元の話題やテレビに歓談して。

もっと言うならオトナがだるそうに寝てたりとかがあればもう少しリアルなんだけれども。

散らかった座敷を片付けたりとか、そういった細かい描写もきちんと描かれていたのが良かったと思いますね。

そんな日本の夏に仮想空間の暴走という対極なものを持ってくるのが細田守監督らしいなと思います。

宮崎駿は絶対にやらないと思う(笑)

宮崎駿は未来的な作品をほぼやってないですよね。ナウシカくらいかな。

でもナウシカにしたって設定は未来だけれども文明的には退化してるんですよね。

科学技術はあっても、それらはあくまで『モノ』として登場するだけで、それらが主題になることはないんです。

宮崎駿が描くのは少年・少女の成長の物語。そして、それは冒険によってなされるんです。それは大人の思う子供らしい成長ストーリーかもしれません。

対比して細田守の描く成長とは、もっと現代的。

今作の『サマーウォーズ』にしても舞台は一軒家からほとんど動かないし、まず現実世界の枠組みがあって、そのなかでどう成長させていくかを大人が考えている、そんな気がします。

夏希センパイ可愛いな~(笑)

家族が団結して世界を救う

『クレヨンしんちゃん』などによくあるプロットですが、サマーウォーズでは家族という単位から一族・・・『親戚』にまでその単位を広げ、その結び付きを描いてます。

『サマーウォーズ』は、「家族の映画」というよりは「親戚の映画」にしたかったんです。家族の映画はたくさんあると思いますが、親戚の映画ってなかなかないんですよね。しかも、親戚が主人公のアクション映画は、世界映画史上でも初めてじゃないですかね。ただ、作っている時は「親戚の映画なんて誰が観に来るんだ」という不安が、常に頭にありましたが。

出典:https://www.cinra.net/interview/2010/01/26/000000

『サマーウォーズ』細田守監督インタビュー – インタビュー : CINRA.NET

家族という単位は今でもスタンダードなものですが、親戚や一族、という考え方は核家族化が進む中、以前ほど省みられないものかもしれません。

そこにスポットを当てたというのはやはり特筆すべきポイントですね。