「フライト・ゲーム」は2014年のアメリカ映画。監督のジャウム・コレット=セラと主演のリーアム・ニーソンはこれが2度目のタッグですね。
彼らは他に「アンノウン」「ラン・オールナイト」「トレイン・ミッション」と4回ものコンビを組んでいます。
この記事のコンテンツの目次を見る
「フライト・ゲーム」のスタッフ・キャスト
監督
ジャウム・コレット=セラ
製作
ジョエル・シルヴァー
アンドリュー・ローナ
アレックス・ハインマン
出演者
リーアム・ニーソン
ジュリアン・ムーア
スクート・マクネイリー
ミシェル・ドッカリー
ネイト・パーカー
ジェイソン・バトラー・ハーナー
アンソン・マウント
「フライト・ゲーム」のあらすじ
とある過去が原因でアルコール依存症になっていた航空保安官のビル・マークス。彼はいつものように一般客を装って航空機に乗り込み、テロを未然に防ぎ、乗客の安全を守る仕事をしていた。
そんな中、マークスの携帯電話に「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する。」という差出人不明のメールが入る。しかもその口座を突き止めると、それはマークス自身の口座であった。
20分ごとに乗客が一人ずつ殺されてゆく切羽詰まった状況の中、独自に捜査を始めるマークスだが、次第に乗客や国土安全保障省はマークスをテロの犯人だと疑いの目を向け始める。
感想・レビュー
ちょっと小難しいというか、芸術的な映画ばかり見てたので、もう少し何も考えずに観れる映画がいいなってことでチョイスしてみました。
見終わった感想は、まぁ。。。普通。
飛行機ってそれだけで自動的に密室空間になるのでミステリーとの相性はいいんですよね。過去にもジョディ・フォスター主演の『フライト・プラン』とかありましたね。
さて、今回は還暦を過ぎてもアクションがんばるリーアム・ニーソン!
「96時間」以降、こういう作品増えてる気がするけど、どうなんでしょ?
肝心の作品の中身は、姿の見えない敵との争いということで、犯人当てゲームとしても楽しめました。
ただ、犯人をミスリードさせるような演出はいいのですが、演出意図がただミスリードさせるためだけだったり、リーアム・ニーソン演じるビル・マークスの家族構成や名前、彼の経歴、はては銀行口座まで調べあげているのに、犯行動機がビル・マークス個人とはあまり関係なかったり。。
あとは機長を殺害したトリックも結局伏線投げっぱなしで未回収。
単に『ジュリアン・ムーアが犯人なのでは?』と観客にミスリードさせるためだけの理由でしか役になっていない設定。
大いに矛盾と疑問が残ってしまいます。
うん。悪くはないけど、脚本が少し投げやり。それも含めてまぁ普通なのかなと。
暇潰しにはいい映画ではないでしょうか。