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『フェイス/オフ』のスタッフ・キャスト
監督
ジョン・ウー
脚本
マイク・ワーブ
マイケル・コリアリー
製作
デヴィッド・パーマット
テレンス・チャン
クリストファー・ゴドシック
バリー・M・オズボーン
出演者
ニコラス・ケイジ
ジョン・トラヴォルタ
『フェイス/オフ』のあらすじ
感想・レビュー
実を言うとこの作品が公開された20年前から興味のあった作品でした。
ちょうど「マンハント」も公開されたし、改めてジョン・ウー監督の映画を観ておきたいなと主って、20年越しにチェックしてみました。
設定の面白さ
今や入れ替わりの代表作は「君の名は。」なのでしょうが、犯人と顔を入れ替わるこの作品の設定もとても面白く、公開当時から観てみたい映画でした。
その割には20年間観れてなかったけど。。
顔の皮を取り替えるといってもグロテスクな描写はほぼないので、安心して観られます。「悪魔のいけにえ2」ほどじゃないのでご安心を!(笑)
人生のすべてを取り替え、しかも取り替えた相手が息子を殺したテロリスト。
その上、その極秘作戦を知るものは自分に成り代わったテロリストにすべて殺されている。。。
まさに絶体絶命な状況。
テンポもよく、スリリングな展開が止まらないので、楽しく観れる作品だと思います。
ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタ
ハリウッドスターでありながら非イケメンの二人が主役。。
もともとはシュワルツェネッガーとスタローンで企画されていたようです。
さて、この二人、トラボルタが善人、ニコラス・ケイジが悪なのですが、どう見てもトラボルタの方が悪人顔なんですよね(笑)
物語のほとんどを入れ替わった状態(ニコラス・ケイジの顔が善人 )なので逆にこれはこれでよかったかも。
ジョン・トラボルタはこの後も「ソード・フィッシュ」や「パニッシャー」などで悪役を努めることになります。
ジョン・ウーの演出
メキシカン・スタンドオフや、2丁拳銃での打ち合い、白い鳩など、ジョン・ウー節が炸裂している今作。
北野武などの写実的な暴力描写ではなく、とても詩的な暴力に感じました。
特にオーバー・ザ・レインボーがかかるシーンは全体的にスローモーションかつ、子供の視点から描かれているので、余計にそうかんじましたね
例えるならリアルな喧嘩と、空手の型の違いのような。
僕が大好きな映画のひとつ、「マトリックス」もジョン・ウーから大きく影響を受けた作品のひとつ。
前述の2丁拳銃や、メキシカン・スタンドオフ、マガジンを捨てる動きなど、マトリックスに通じるシーンが多々あって見ごたえたっぷりでした。