【レビュー】「キッド」少年時代の自分が目の前に現れたら?

『キッド』は2000年に公開された。アメリカのコメディ映画です。
主演はブルース・ウィリス、製作総指揮には彼の実弟のデヴィッド・ウィリスが名を連ねています。
また子供時代のブルース・ウィリスをスペンサー・ブレスリンが演じています。

すごく心が温かくなる映画です。

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「キッド」のスタッフ・キャスト

監督
ジョン・タートルトーブ

脚本
オードリー・ウェルズ

製作
ハント・ロウリー
クリスティーナ・スタインバーグ
ジョン・タートルトーブ

製作総指揮
アーノルド・リフキン
デヴィッド・ウィリス

出演者
ブルース・ウィリス
スペンサー・ブレスリン
エミリー・モーティマー

「キッド」のあらすじ

セレブリティ相手に印象をよくするイメージ・コンサルタントの仕事をしているラス・デューリッツ。

仕事は順風満帆で、経済的にも満たされた生活でしたが、周囲からの評価は「イヤな奴」。
父親との関係も上手くいっていない、孤独で神経質な毎日でもありました。

誕生日の数日前、運転中のラスの頭上を赤い飛行機がかすめて飛び去っていきました。その夜からラスは自宅に子供の気配を感じるようになります。

ある時は自分が大切にしていた飛行機の模型を玄関で発見。

神経質なラスが追いかけるも子供は捕まりません。

追いかけっこの末に子供が飛行場そばのレストラン〝SKYWAY DINER〟に逃げ込んだのを目撃したラスはその店でさっき店に入った子供のことを訪ねますが誰も知りません。

疲れからくる幻覚かと心療内科も受診したラス。カウンセラーからの言いつけ通り、仕事を休んで家にいました。

そんな彼の前に、追っていた少年が姿を現します。

少年の名前はラス・デューリッツ。

何と32年前の自分自身だったのです。

感想・レビュー

もし、少年時代の自分が目の前に現れたらー。

そんなもしもを綴った物語がこの作品です。

主演は「シックス・センス」以降、アクション俳優からコメディやシリアスな作品など演技派の俳優としても幅を広げたブルース・ウィリス。

彼の演じるラスティ(オトナ)はイメージ・コンサルタントをし、モダンな邸宅に暮らし、高級車にのり、仕事も順調。

そんな大人の目線でみると羨ましがられるような人生でも、子供の目線でみると、恋人なし、独身、飼いたかった犬もなしの冴えない人生。

しかし、ラスティは「いい人間」とはとても言えず、毒舌家で偏屈。「ムカつくやつ」が大方の彼への意見なのでした。

そんな大人のラスティは子供の頃の自分と出会って、もう一度自分を見つめ直します。

子供時代のラスティを演じたのはスペンサー・ブレスリン。

彼は2006年公開の映画『リトル・ミス・サンシャイン』でヒロインのオリーヴ役を演じたアビゲイル・ブレスリンの兄になります。

誰にでもある、秘めたままのできれば隠しておきたい過去。

子供のラスティが直面するのはまさにそのころの自分自身でした。

二人は互いを助け合いながら、子供のラスティは未来を変えようと、大人のラスティは自分自身を変えようとしていきます。

どんどん距離が近くなる二人にすごく心が温かくなる映画です。

前半でかなりの尺を使い、大人のラスティを丁寧に細かく映し出したこと、それによって、後半は一気にストーリーが進んでいくこともあって、楽しく観られる映画だと思います。