【レビュー】ピエロがお前を嘲笑う

「ピエロがお前を嘲笑う」は2015年のドイツ映画。ハリウッドでのリメイクも決定してるということで、なかなかカッコよく、面白い作品でしたよ~!

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「ピエロがお前を嘲笑う」のスタッフ・キャスト

監督
バラン・ボー・オダー

脚本
バラン・ボー・オダー

出演者
トム・シリング
エリアス・ムバレク
ヴォータン・ヴィルケ・メーリング
アントニオ・モノー・Jr
ハンナー・ヘルツシュプルンク

「ピエロがお前を嘲笑う」のあらすじ

父と母を幼いころに失くしたベンヤミンは祖母と二人で暮らす冴えない青年。
彼は14歳の時に「ハッキング」と出会い、MRXと呼ばれるハッカーに憧れ、プログラム言語を駆使して技術を磨いていく。しかし、大学生になっていても表向きのベンヤミンはやはり冴えずにいじめられる日々だった。
そんな彼はある日、密かに想いを寄せる女性のマリのために、テストの答案用紙を盗もうとするが失敗。
罰として社会奉仕活動を命じられているところでマックスという男と知り合う。そしてマックスから仲間のシュテファン・パウルを紹介され、ベンヤミンら4人は「クレイ」というハッカー集団として活動していく。

感想・レビュー

GEEKな作品好きな人におすすめ!

ハッカーとかそっち系の映画ですね。

『ドラゴン・タトゥーの女』とか『マトリックス』とか、そっち系(GEEK)が好きな人はハマるだろうなっていう。

音楽もデジタルでアッパーな感じでカッコいいんで、そういうの好きな人はおすすめですね。

で、どんでん返し系。その分ストーリーが少しわかりづらいんですが、ダークウェブなどの表に出てこないネット世界の描写を地下鉄に居合わせた乗客に例えて見せているところは分かりやすくて良かったですね~。

ちなみに電話回線をハッキングして、不正にクイズの回答権を独占し、ポルシェを得るくだりは実在のケビン・ポールセンのハッキング事件を参考にしていると思われます。

ここから少しネタバレ

ここから少しネタバレ入りますが、

どんでん返し、2段構えでした。

正直、最初のどんでん返しだと???が頭を駆け巡ってしまって。。

『その設定だったらなんでもアリにならない?』とか、『もしそうだとして、鎖を切って建物に侵入するシーンは矛盾だらけにならないか?』とか色々考えてしまいました。

ただ、最終的にはそれすら嘘だった。。

というわけです。

そう考えるとこの邦題「ピエロがお前を嘲笑う」のお前=観客の私たちに向けられているのかも知れません。

警察の取り調べに対する自供からのストーリー展開とどんでん返しだと、『ユージュアル・サスペクツ』が有名ですが、今作はそれをさらにもう一つひねった印象。

ハリウッドでのリメイクも決定しているとのことですが、この内容なら頷けます。

見てみて損はしない映画だと思います。

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