映画好きなら絶対観るべき!必見映画リスト50
ある夜の出来事
『ある夜の出来事』は1934年に公開されたフランク・キャプラ監督のスクリューボール・コメディ映画です。
この作品を観ていると、あの名作『ローマの休日』でさえ、本作に大きな影響を受けているのが伺い知れます。
キャプラの持つ幸福感、ヘイズコードによって逆に鮮烈なった演出の数々。
本作はアカデミー賞主要5部門を全て制覇した初の作品でもあり、その記録は以降およそ40年間破られることはありませんでした。
スミス都へ行く
『スミス都へ行く』は1939年に公開されたフランク・キャプラ監督、ジェームズ・スチュアート主演の政治ファンタジー映画です。
こちらは大恐慌の影響とキャプラのアメリカへの想いが刻み込まれた映画だとも言えます。
不正と汚職にまみれたワシントンは大恐慌から抜け出すことのできないアメリカの当時の現状を映し出しています。
その中で正義を貫くスミスにキャプラはアメリカの建国の父、トーマス・ジェファーソンの理念を抱かせます。
イタリアからの移民だったキャプラ。
新天地アメリカはキャプラにどれだけの夢を与えたのか、その大きさが『スミス、都に行く』には刻み込まれています。
素晴らしき哉、人生!
『素晴らしき哉、人生!』は1946年に公開されたフランク・キャプラ監督、ジェームズ・スチュアート主演のコメディ映画です。
波止場
『波止場』は1954年に公開されたエリア・カザン監督のドラマ映画です。
裏切り、悔やみ、また裏切る、そんな弱いヒーローがギャングへ立ち向かう様を描いています。
主演はマーロン・ブランド。
今作には赤狩りに屈したカザンが自らの行為を投影させ、自らを正当化させようとした作品だと解説されることがあります。
ゴジラ
『ゴジラ』は1954年に公開された本多猪四郎監督、宝田明主演の映画です。
世界的な怪獣映画の名作でもあり、その一つの金字塔でもある作品だと思います
スティーブン・スピルバーグ、をはじめ、本作に強い衝撃を受けた映画人は数知れず。
しかし、一面では今作が強い社会的なメッセージを兼ね備えた作品であると言う点も今日ゴジラが高く評価されている大きな理由でしょう。
ローマの休日
『ローマの休日』は1954年に公開されたウィリアム・ワイラー監督オードリー・ヘプバーン主演の映画です。
もはや説明不要の名作。一躍オードリー・ヘプバーンを世界に知らしめた作品でもあり、映画史に残る傑作でもあります。
単純な恋愛映画の枠に収まらず、戦争を経たヨーロッパで、王女である自分の使命とは何かを示したエンディングには胸を打たれます。
道
『道』は1954年に公開されたフェデリコ・フェリーニ監督、アンソニー・クイン主演のドラマ映画です。
フェリーニの初期の傑作。ヒューマニズムを色濃く反映させたその内容はフェリーニの代表作にして映画史に残る一本となりました。
あの胸にもういちど
『あの胸にもういちど』は1968年に公開されたフランスの映画です。主演はマリアンヌ・フェイスフル。
ルパン三世の峰不二子のビジュアルに影響を与えたといわれる黒革のレーシングスーツの強烈なインパクトは今作かと追われています。
勝手にしやがれ
『勝手にしやがれ』は1959年に公開されたジャン・リュック・ゴダール監督主演のフランス映画です。
ジャンプカットや全編にわたるロケ撮影、偶然も相まった斬新な演出によって、ジャン・リュック・ゴダールは本作で長編デビューすると同時に映画界に大きなインパクトを与えました。
プラン9フロム・アウタースペース
『プラン9フロム・アウタースペース』はに公開されたエド・ウッド監督主演の映画です。
最低の映画監督とも呼ばれるエド・ウッドの代表作。
名作と呼ばれる映画はもちろんのこと、映画マニアであればそうした映画とは対極の最低と呼ばれるこうした作品まで幅広くチェックしていてほしいなぁとおもいます。
時計じかけのオレンジ
『時計じかけのオレンジ』は1971年に公開されたスタンリー・キューブリック監督、マルコム・マグダウェル主演の映画です。
近未来を舞台にした少年たちの暴走と管理社会の是非を問いかける作品。
他の映画には見られない斬新な美術や設定で今なお絶大な人気を誇る作品です。
10
悪魔のいけにえ
『悪魔のいけにえ』は1974年に公開されたトビー・フーパー監督、マリリン・バーンズ主演の映画です。
最も怖い映画のランキングの常連ともなっているホラー映画の金字塔です。
どこまでもざらついた質感、湿気すら感じるテキサスの暑い夏、そしてBGMや主観を極力排除したドキュメンタリー性の強い映像。
レザーフェイスとその一家の狂気やキャラクター性も相まって、多くのフォロワーを生んだホラー映画の名作です。
ゴジラ対ヘドラ
『ゴジラ対ヘドラ』は1971年に公開された坂野義光監督、山内明主演の映画です。
この映画は一作目以来の社会的な問題をテーマにした映画であるということと、70年代のヒッピー文化、サイケデリックさが全面に出た怪作でもあります。
タクシードライバー
『タクシードライバー』は1976年に公開されたマーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の映画です
ベトナム戦争帰還兵のトラヴィスが抱える孤独や虚無感は当時の若者の心を強く掴み、今作はアメリカンニューシネマの代表作としても知られています。
また当時13歳だったジョディ・フォスター演じる娼婦のアイリスも話題になりました。