配役問題は過敏すぎる!?LGBT役の俳優をざっくりまとめ

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最近、ちょっと映画界で気になるこのニュース。

米人気女優スカーレット・ヨハンソンさんが13日、新作映画で演じる予定だった心と体の性が一致しないトランスジェンダーの主役を辞退すると明らかにした。性的少数者(LGBT)の権利擁護団体などが本物のトランスジェンダー俳優を起用するべきだと反発し、降板に追い込まれた。

出典:https://www.sankei.com/photo/daily/news/180714/dly1807140010-n1.html
スカーレット・ヨハンソン主役降板 LGBT映画で猛反発 – サッと見ニュース – 産経フォト

個人的にはもちろんLGBTの権利は尊重しますが、そこまで厳密さを求めなくてもいいのではと思います。
では実際にこれまでの映画でLGBT役を演じた俳優はどうだったのか?

自分の観た映画中心ですが、少し見ていきたいと思います。

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ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ

演じた俳優…ジョン・キャメロン・ミッチェル

ジョン・キャメロン・ミッチェルが原作・脚本・監督・主演と何足ものわらじを履いている作品。
オフ・ブロードウェイの同名ミュージカルを映画化した作品です。元恋人でロックスターのトミーを追いかけてトミーの公演会場のそばで自身のバンド、アングリー・インチを率いてライブを行うヘドウィグの姿を描いた作品。
男女のジェンダーや、憧れ、嫉妬などからも解き放たれて「自分らしくあること、自己に忠実であること」を賛歌する、そんなメッセージにたどり着く作品ではないだろうかと思います。
ジョン・キャメロン・ミッチェル自身、ゲイであることを公にしていて、本作の主人公の名前、ヘドウィッグはショークラブで女装した際に使った名前であるそうです。

シングルマン

演じた俳優…コリン・ファース

ファッションデザイナーで本作を監督したトム・フォードはゲイであることも公言しており、同性婚もはたしていますが、コリン・ファースは女性との結婚歴もあり、違うようです。
ちなみに『シングルマン』でのコリン・ファースの演技はヴェネツィア国際映画祭 男優賞受賞や、第82回アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされるなど高評価されています。

ボーイズ・ドント・クライ

演じた俳優…ヒラリー・スワンク

実在の人物、ブランドン・ティーナも反省を描いた作品です。
主演のヒラリー・スワンクも特にLGBTだという記事は見つからず。

ダラス・バイヤーズクラブ

演じた俳優…ジャレッド・レト

エイズが発見されてからまだ数年しか経っておらず、おまけに田舎で保守的な環境でエイズ=同性愛者がなるものという偏見と、そして同性愛者に対する偏見も根強く残っている85年のテキサスを舞台にした作品。
最初は主人公のロンもそう思っていましたが、同性愛者のレイヨンとの交流、エイズについて独自での調査をしているうちにフラットな人間へ変わっていき、やがて非認可の薬を法をくぐり抜けて販売する「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立する。

本作で同性愛者のレイヨンを演じたのがジャレッド・レト。

ジャレッド・レト自身はLGBTでは無いようです。
ジャレッド・レトも痩せ方はもちろん、トランスジェンダーというまた難しい役ではあるんですが、凄く自然にさらっとこなしています。
今作の演技でアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞など多数の賞を獲得しています。

ムーンライト

演じた俳優…トレヴァンテ・ローズ

トレヴァンテ・ローズも特にLGBTだという記事は見つからず。

マイ・プライベート・アイダホ

演じた俳優…キアヌ・リーヴス

ポートランドで男娼をして暮らす青年、マイクとスコットを描いた作品。
スコットをキアヌ・リーヴス、マイクをキアヌの親友でもあったリヴァー・フェニックスが演じています。
この作品の影響と、当時長らく女性との噂もなかったためでしょうか、ゲイ疑惑が出たキアヌ・リーヴス。彼はその問いにこう答えています。

「僕がその噂を否定するのは簡単だけど、そんなことをすれば僕はゲイやバイセクシャルの人間であると思われたくないということになるだろう?
それはひとつの差別意識の表れだよね。
ゲイだと思うなんて酷い、バイセクシャルの人間だと決めつけるなんて失礼だとそんな風に考えること自体が、実はひどく差別的なんだから。
セクシャリティにかかわらず、僕は僕。
僕の俳優としての評価は、僕自身のセクシャリティとは無関係だ。
だからその質問に対する答えはたった一つ、『ノーコメント』だよ」

つまるところこれが最上の答えではないでしょうか。

ゲイやバイセクシャルかなんてなんらその人を評価する材料にはなりえないんです。

ただの嗜好の一つに過ぎません。


そこまで過敏にならなくてもいいのでは

個人的にはそこまで過敏にならなくてもいいのでは、と思います。

例えば日本では歌舞伎は男性が女性を演じますし(女形)、逆に宝塚では男役もありますよね。

もちろん、これらの例はそれぞれ女性、男性が舞台に上がれないという偏狭な枠組みがあるからですが。。

ぼくが言いたいことは、誰が誰を演じてもいいと思うんです。

これはAだから、Bが演じてはならない、これはCだからCが演じなければならない、そんな決めつけ自体が多様な在り方を阻害していますよね。

もちろんいつかの映画賞授賞式みたいに受賞者が白人ばかりだったりなのは間違っているとは思いますが、俳優が評価されるもっとも大きな基準はやはり演技力であってほしいと思います。

今回のようなLGBT作品においては、加えてLGBTに理解があるか、ということが大事ではないでしょうか。

冒頭に戻りますが、やはりそこまでの厳密さは求めなくてもいいのかなと思います。