【レビュー】ドラゴンボールZ 復活の「F」

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ドラゴンボールZ 復活の「F」の予告編

ドラゴンボールZ 復活の「F」のスタッフ・キャスト

監督
山室直儀

脚本
鳥山明

原作
鳥山明

出演者
野沢雅子
鶴ひろみ
堀川りょう
田中真弓
緑川光
佐藤正治
古川登志夫
伊藤美紀
中尾隆聖


ドラゴンボールZ 復活の「F」のあらすじ

感想・レビュー

原作者の鳥山明が単独で脚本を作成した初の劇場作品ですね。

もはや神レベルにまで強さがインフレーションした世界のなかで敢えてかつての強敵、フリーザを復活させるというまさに鬼手とも言える設定です。

ストーリーとしてはドラゴンボールの力によって復活したフリーザが、あらたに1000人超の軍勢を率いて孫悟空に復讐を挑むというお話。

迎え撃つ地球人サイドは

孫悟飯

天津飯

武天老師(亀仙人)

クリリン

ピッコロ

の顔ぶれ。(加えてジャコとブルマ)

各々の見せ場を作る脚本上の理由を、本編でフリーザに『その気になれば孫悟飯一人で1000人の敵でも一蹴できるが、やつらはその優しさから敢えて殺さずにいる』という説明で補っていましたね。

こんな風に大人になってドラゴンボールを見ていてふと、『あれ?』と思うところを脚本でうまく補足してあるなぁと感じました。

やはり長い間にわたって人気も根強い作品なので、子供のファンから、連載当時から読んでいた大人のファンまで幅広い年齢層のファンのことを考えてあるのは嬉しかったですね。

そして、シリアスな戦いの時に唐突に挟み込まれるビルスとウィスの呑気な会話。

フリーザと悟空のガチンコ勝負の横でイチゴアイスの感想を話し合うなんて、普通の脚本家では『ドラゴンボール』ではできないと思います。

前作の『神と神』でもべジータにダンスを踊らせるなどのシーンが見られましたが、こういう脚本はやはり原作者の鳥山明でなければできない!

亀仙人とジャコ

キャラクターの描かれ方も良かったですね。

亀仙人も最近ではすっかりコメディ担当やあらすじ解説役になってしまっていましたが、今作では武天老師の名に恥じない健闘ぶり。武術家としての面もきっちり描かれていました。

やはり亀仙人のかめはめ波は『究極のオリジナル』を感じさせますね。クリリンのかめはめ波も、孫悟空のかめはめ波も、元はと言えば亀仙人に習ったものでした。

そして、ジャコ!もともと2013年に発表された鳥山明の短編コミック『銀河パトロール ジャコ』の主人公だったのですが、この作品はドラゴンボールとも共通の世界観(ドラゴンボールの前日譚がジャコ)なので、『銀河パトロール ジャコ 』も気に入っている僕としては嬉しい限りでした。意外と活躍もするし。



『F』という呼称

そしてレビューにあたって避けて通れないのがマキシマムザホルモン。

もともとこの作品は原作者の鳥山明がマキシマムザホルモンと知り合ったことが大きなきっかけでもあるんですよね。

マキシマムザホルモンの楽曲に「F」という楽曲があって、この「F」はフリーザを意味しています。

「F」発売時までさかのぼってのいきさつはこちら

もともとこの「F」は、ホルモンが2008年にリリースしたダブルA面シングル“爪爪爪/「F」”に収録されていた曲。当時(そして今も)世界各地で実際に起こっている民族弾圧に対するホルモン流の異議申し立てというポリティカルな側面を持つこの曲のタイトル「F」には、『ドラゴンボール』の世界における宇宙最強のキャラクター「フリーザ」を示すアルファベットという意味だけでなく、「フリーダム」(彼らに自由を!)という意味も込められている。で、当然のようにこの時点で原作の鳥山明先生の許可を取っているわけもなく、歌詞の表記では「フリー◯ フリー○ フリー○ フリー○」と伏せ字になっていた。もしそれが理由で発禁になっていたらどうしたんでしょうね? ホルモン、相変わらずなかなかのチャレンジャーだ。

さて、そんなグレーゾーン(笑)を彷徨っていたこの曲に、非公式ながらまさかのお墨付きが与えられたのがその4年後の2012年のこと。なんとホルモンの名古屋公演に鳥山明先生が娘さんとご来場。亮君は、偉大なる創造主の目の前で「フリーザ! フリーザ! フリーザ!」というあのリフレインを叫ぶという夢が叶ってご満悦。さらには楽屋にまで顔を出してくれた先生は、メンバーに似顔絵付きのイラストまでプレゼント。

出典:http://realsound.jp/2015/01/post-2164.html
マキシマム ザ ホルモン「F」はなぜ『ドラゴンボールZ』劇中歌に? 鳥山明先生からコメントも – Real Sound|リアルサウンド

そしてこの楽曲は、『復活の「F」』の制作にも大きく影響を与えています。

 映画「 復活の『F』」の脚本も鳥山さんが「F」を聴いて一気に進めたらしく、このたび劇中歌として使われることに。鳥山さんも今回の発表に合わせ、「『F』はフリーザのFです。これは、映画の次回作の話をあれこれ悩んでいた頃、友人を通じて知り合った『マキシマム ザ ホルモン』の『F』という曲を聴いてひらめいたアイデアです。『F』はフリーザのことを、えげつなくもカッコよく歌った曲です。もちろん、ただ復活しただけじゃないので、すさまじい対戦をどうぞお楽しみに!」とコメントを公開しています。

出典:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1501/05/news114.html
ドラゴンボール「復活の『F』」劇中歌 鳥山明がインスバイアを受けたマキシマムザホルモンの「F」が決定 – ねとらぼ

今作はこどもはもちろんのこと、大人になったドラゴンボールファンにもおすすめです。

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