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【ネタバレレビュー】「ブレイブ・ワン」私刑の容認はダメでしょ・・・

「ブレイブ・ワン」は2007年公開のアメリカのサスペンス・クライム映画。

主演はジョディ・フォスターが努めています。

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「ブレイブ・ワン」のスタッフ・キャスト

監督
ニール・ジョーダン

脚本
ロデリック・テイラー
ブルース・A・テイラー
シンシア・モート

原案
ロデリック・テイラー
ブルース・A・テイラー

製作
ジョエル・シルバー
スーザン・ダウニー

製作総指揮
ハーバート・ダブル・ゲインス
ジョディ・フォスター
デイナ・ゴールドバーグ
ブルース・バーマン

出演者
ジョディ・フォスター
テレンス・ハワード
ナヴィーン・アンドリュース

「ブレイブ・ワン」のあらすじ

ニューヨークでラジオパーソナリティをしているエリカ・ベインは婚約者デイビッドとの結婚を目前に控えていた。ある夜2人で犬の散歩をしているところを3人の暴漢に襲われ、デイビッドは殺され自身も瀕死の重傷を負ってしまう。回復後、エリカは自らの精神の安定と身を守るため、不法に銃を入手する。しかし、この銃と偶然の事件が重なり、彼女は犯罪者を自らの手で殺す”謎の執行人”となっていく。

エリカは取材を通して刑事のショーン・マーサーと親交を深めるが、彼は事件から短期間で立ち直ったエリカに違和感を覚え、次第に彼女が”謎の執行人”ではないかと疑い始める。そしてまた、警察の捜査に不満を覚えたエリカは、自分たちを襲った犯人を捜し出し、自らの手で裁きを下そうとする。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%96_%E3%83%AF%E3%83%B3
ブレイブ ワン – Wikipedia

感想・レビュー

ジョディ・フォスターで持っている

話のプロット自体はとりたてて珍しいものでもないので、ともすればB級アクション映画になってしまいそうなのですが、ジョディ・フォスターの演技力と知的さで、この映画の格式が維持できているように感じますね。

もちろん、当時46歳のジョディ・フォスターが結婚を控える役柄だったり、そこはかとなく漂う違和感はあるのですが。。もちろん美人ではあるんだけどね。

さて、この映画の素晴らしいところは名女優のジョディ・フォスターに対しても手を緩めないところ。冒頭の暴行シーンの凄惨さはすさまじく、特殊メイクだとわかっていても、腫れ上がった顔や全身のアザなど本当に痛々しいもの。

もちろん、それがあるからこそ観客もジョディ・フォスターに徐々に肩入れして感情移入できるのでしょう。

デトロイトのようなニューヨーク

物語の舞台はニューヨークなのですが、そこいらのコンビニで銃声がしても、警察が来るのが遅い!インフラが崩壊したデトロイトでは、警察が来るにも多くの時間がかかってしまうそうですが、この映画のニューヨークもそんなかんじ。

誰にも見られずに殺人を重ねていくのはこの街では難しくないのでしょうか?

そもそも法治国家だけれど

ジョディ・フォスターと友人関係になりながらも、一方では、連続殺人犯を追う刑事のマーサー。

マーサーの疑惑の目はだんだんとジョディ・フォスターにも広がっていきます。

そんなマーサーの信念は『例え友人であっても、罪を見逃さず逮捕できる人間でありたい』というもの。

それなのに、ジョディ・フォスターが私刑を果たそうとするのに荷担してしまいます。

もちろん、親しい友人を瀕死の目に合わせ、かつその恋人を殺害した殺人犯には「命をもって償う」考え方もわからないではないですが、あくまでそれは被害者に成り代わって国が行うもの。もちろん裁判を経て。

それが法治国家のあるべき姿ではないでしょうか?

仮にこの殺人犯たちが逮捕され、裁判にかけられ、無罪になってしまったならまだわかるんですが。。

日本でも明治時代に敵討ちが法律で禁止されたように、私刑もまた犯罪にかわりないというのが本来のあるべき姿で、そのなかで私刑人にもどう罪を受け入れさせるかの方が作品にもより深みを出せたと思います。

その意味で、私刑の是非を私たちに問いかける『処刑人』のラストは気が利いてると思いますね。



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