【ネタバレレビュー】斉木楠雄のΨ難

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「斉木楠雄のΨ難」の予告編

「斉木楠雄のΨ難」のスタッフ・キャスト

監督
福田雄一

脚本
福田雄一

原作
麻生周一『斉木楠雄のΨ難』

製作
松橋真三
北島直明

製作総指揮
伊藤響

出演者
山﨑賢人
橋本環奈
新井浩文
吉沢亮
笠原秀幸
賀来賢人
ムロツヨシ
佐藤二朗
内田有紀
田辺誠一

「斉木楠雄のΨ難」のあらすじ

生まれながらにとんでもない超能力を与えられた高校生・斉木楠雄(さいきくすお)。しかし、楠雄は、超能力を使わない普通の生活に憧れていた。
しかし、そんな彼の願いもむなしく、クラスメイトはトラブルメイカーばかり! 彼らの巻き起こす災難に巻き込まれてしまう斉木は仕方なく、バレないように超能力を使って危機を回避していた。

毎年恒例の一大イベントの文化祭の日。ワケありクラスメイト達がおとなしくしているはずがない! 次々と災難が斉木に襲いかかり、超能力を使わなければ解決出来ない! でも、周りには多くの生徒たち……。どんどん追い込まれていく斉木。
気が付けば、たかが文化祭が、地球滅亡の危機を引き起こそうとしていた! 果たして斉木楠雄は、地球滅亡の危機を乗り越えることが出来るのか?

出典:http://saikikusuo-movie.jp/
映画『 斉木楠雄のΨ難 』オフィシャルサイト


感想・レビュー

いつか観に行った映画の予告編で流れていて気になっていた作品ですね。

もともとは麻生周一氏が週刊少年ジャンプに連載されていた同名のコミックが原作です。

そのため、大人向けとは言えない映画作品ではあるのですが、けれど大人も楽しめる作品に仕上がっています。

僕も期待半分、不安半分で観始めたんですが、ノンストップで最後まで観終わってしまった、面白い映画でした。

主人公の斉木楠雄は生まれながらの超能力者。そのために努力せずにすべてを思い通りにできる能力を疎ましく思い、常々目立たぬように普通でいたいと願っている高校生なのですが、その能力ゆえの気苦労や、アクの強いクラスメイトに振り回されたり世話を焼いたり・・・。

もともと原作もあまり読んでなかったので、それが逆に昨今の漫画の実写化にあるような、原作ファンの期待や思いとは外れた部分も感じなかったのでしょう。(そもそも二次元を三次元にすることはどうしても無理が生じるものですが。)

橋本環奈が凄い!

この作品の福田雄一監督は同じジャンプ作品の『銀魂』の実写化も手掛けています。『銀魂』に引き続き、ヒロインに橋本環奈も起用していますが、この橋本環奈の演技がすごい!

『1000年に一人の美少女』と呼ばれたデビューの頃を思うと、ここまでやって大丈夫なの?!と思うほどの変顔のオンパレード。

キャメロン・ディアスがその美貌の持ち主であっても『メリーに首ったけ』や『クリスティーナの好きなコト』で思いっきり下ネタに挑戦し、コメディエンヌとしての才能を証明したように、橋本環奈も確かなコメディエンヌとしての才能と魅力があるように感じました。

そして、あの腹黒いキャラクターには意外なほど笑わせてもらいました。

こういう非優等生キャラにも果敢に挑戦していくスタイルは素晴らしいですね~!

福田雄一監督、橋本環奈の魅力を引き出すのはお手のもの、といった感じでしょうか。

起承転結をほとんど感じさせない魅力

僕がこの作品の魅力として思うのはこの映画が起承転結をほとんど感じさせない日常の物語だということです。

例えば『君の名は。』では瀧と三葉が入れ替わり、それぞれの日常を戸惑いながらも過ごしていく前半が好きでした。

しかし、多くの映画はストーリーを作ってしまいます。

それは私たちに感情の起伏や緊張感を与え、クライマックスでのカタルシスを生み出すのに最適なのは充分にわかるのですが、反面、ジェットコースターに乗る前のような気持ちにさせられるのも事実です。(ちなみに僕は絶叫マシーン苦手な方です。)

それと比較するとこの『斉木楠雄の災難』はいろんなトラブルの種を楠雄の目線で紹介しつつも文化祭の日の一日を追うだけで、大きなストーリーはありません。ドライブに例えるなら急カーブやいきなりトンネルに入った、みたいなことがないんですよね。

そういった独特のゆるさも僕はこの映画の好きなところです。

そしてラストは禁断の夢オチ。

今やすべてを台無しにしてしまうことから、『禁じ手』とさえされている感のある夢オチをオチにもってくる潔さと思いっきりの良さに逆に賞賛さえ覚えます。

よくある漫画の実写化作品の一つと見てしまう人もいるかもしれませんが、ひとつの映画として観てみても面白い作品です。『パシフィック・リム』と並んで、個人的には久々のヒット作でした。

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