【感想レビュー】デンジャラス・ビューティー

今回レビューするのは2001年に公開されたサンドラ・ブロック主演の映画「デンジャラス・ビューティー」です。
野暮ったく色気もない男勝りなFBI捜査官が ミス・アメリカ・コンテストに仕掛けられた爆弾テロを阻止するためにミスコン参加者になって潜入捜査をするというストーリー。
サンドラ・ブロックのビフォーアフターは必見!
まさに「磨けば光る」ことを教えてくれる作品です。

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「デンジャラス・ビューティー」のスタッフ・キャスト

監督
ドナルド・ペトリ

脚本
マーク・ローレンス
ケイティ・フォード
カリン・ルーカス

製作
サンドラ・ブロック

製作総指揮
ブルース・バーマン
マーク・ローレンス
ジンジャー・スレッジ

出演者
サンドラ・ブロック
マイケル・ケイン
ベンジャミン・ブラット
ウィリアム・シャトナー
アーニー・ハドソン
キャンディス・バーゲン


「デンジャラス・ビューティー」のあらすじ

男勝りなFBI捜査官グレイシー・ハートは優秀ではあるが、皮肉屋で、色気ゼロ、オシャレにも全く関心がなく野暮ったい風貌。イケメンでモテモテの同僚エリック・マシューズとは対照的に、仕事一筋で地味な独身生活を送っている。しかし、とある事件の捜査でミスを犯した結果仲間が怪我してしまい、上司の命令で現場から遠ざけられ内勤を命じられ落ち込んでいた。そんな最中ミス・アメリカ・コンテストの主催者宛てに「シチズン」と呼ばれる連続爆弾魔から爆破予告が届く。それを受けた特捜チームは囮捜査のためコンテストに女性捜査官を潜入させることを決定する。本人が嫌がる中で、他に適任がいないということでグレイシーに白羽の矢が立つ。「ミスコンなんて頭が空っぽの女が出るバカ女の品評会みたいなもの」とハナからコンテストを軽蔑しきっていたグレイシーに見かねたFBIは、過去に何度も優勝者を輩出している伝説の美容コンサルタント、ヴィクター・メリングを雇う。食事のマナーから歩き方までオネエ言葉でレクチャーするヴィクターに辟易しながらも、捜査のためにつき合うグレイシー。彼が率いる優秀な美容チームの協力も得て、見事ミス・ニュージャージーに生まれ変わった彼女は大会出場者の送迎バスに乗り込む。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC
デンジャラス・ビューティー – Wikipedia




感想・レビュー

地味で冴えない主人公が美しくなる、シンデレラ系のストーリーはいつの時もある意味定番の物語かと思います。

今作がシンデレラとちがうのは主人公が事の成り行き上、本心では望まないミスコンに参加させられるという所ですね。

で、主人公のグレイシー・ハートを演じるのがサンドラ・ブロック

サンドラ・ブロックは今回製作としても参加していますが、主演は他の人でも良かったような。。世界で一番美しい顔に2回選ばれてる女性が映画内ではブス扱いって流石に無理があります。

いっそのこと、『ブリジット・ジョーンズの日記』のレネー・セルヴィガーとか、ミシェル・ウィリアムズあたりの方が絶妙な田舎臭さがあっていいような気もしますね。

中でも個人的にはレネー・セルヴィガーかな。

『ブリジット・ジョーンズの日記』のために13キロ増量したらしいんですが、特に劇中できれいになることもなかったので、作品のなかで様変わりにきれいになるレネー・セルヴィガーは観てみたいですね~。

もちろん、芯の強そうな内面だとか、捜査官の鍛えられた身体というところではサンドラ・ブロックで良かったなと感じるところ。

さて、『デンジャラス ・ ビューティー』軽くさくっと観れて楽しい作品です。もちろんツッコミどころも多いんですが。。

もともとの美貌は隠せませんが、鼻を鳴らす笑いかた、シャツにシミをつけてしまうほどの下品な食べ方、ボサボサの髪など、頑張って女を捨てたFBI捜査官を演じるサンドラ・ブロック。

超余談ですが、序盤、髪を留めてのサングラス姿はどっからどう見てもマイケル・ジャクソンにしか見えません。。

連続テロ事件を未然に防ぐため、どの捜査官をミスコン候補として潜入捜査に送り込むのかという変身シミュレーションを様々に試すエージェントたち。

産休中の女性捜査官に始まり、上司の黒人男性捜査官までシミュレーションしてしまうわけですが、こういう時こそ、『クラスで地味だけど実は可愛い』的なサンドラ・ブロックを真っ先にシミュレーションしないのかな?

サンドラ・ブロックの大変身は意外とあっさり序盤で終わり(サンドラもいつまでも地味子を演じるのはキツかったのかな。。)、ミスコンの世界に戸惑いつつも新しい価値観を見つけていくのがメインのストーリー。

ただ、ミスコンの潜入捜査で得たレベルの情報って、主催者には実は前科者の息子がいた!とかFBIで調査したら簡単に出てくるような気もします。。
というか業界と深いつながりを持つ美容コンサルタントのヴィクターに聞き込みしたら一発だったじゃん!

何が行動を起こそうとする度にただのミスコン出場者としか思っていない周囲に止められて、なんか潜入捜査のデメリットの方が大きいような気もします。

さて、邦題の『デンジャラス・ビューティー』ですが、原題は『Miss Congeniality』、意味は「誰とでも相性の合う人」で、もともと美人コンテストのミス・アメリカなどで、最も親切で一緒にいて楽しかった人として選ばれるタイトルらしいです(参考:英辞郎 on the WEB)。

こうしてみると、本来のこの映画の主題はシンデレラ的なストーリーにあるのではなく、サンドラ・ブロックの内面的な成長物語にあるのだと思います。

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