レイプ・リベンジ・ムービーとは?

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レイプ・リベンジ・ムービーとは

レイプ・リベンジ・ムービーとは、性被害に遭った主人公が加害者に復讐していくことを扱った映画のことです。

女性が被害者となり復讐を果たしていく内容が多く、ジャンルとしてはホラーやスリラー映画に分類されることも多いのですが、『アレックス』のように男性が被害者となる作品や、『』のように女性をステレオタイプな被害者として描かずに映画など、レイプ・リベンジ・ムービーの内容もまた多様化していると言えます。

レイプ・リベンジ・ムービーの例

悪魔のえじき

『悪魔のえじき』は1978年に公開されたアメリカのホラーサスペンス映画。

邦題のタイトルがめまぐるしく変わった映画でもあります。

『発情アニマル』→『女の日』→『悪魔のえじき』。

レイプ・リベンジ・ムービーの初期の作品ではないでしょうか。

また、女性が主人公にしてある意味で「犯人」であるホラーとしても『キャリー』などと同等に先駆的な作品だと思います。

主演はカミール・キートン。喜劇役者バスター・キートンの孫という血筋ながら、それを全く感じさせない体当たりの演技を見せてくれています。

私が、生きる肌

『私が、生きる肌』は2011年に公開されたスペインのサスペンス映画。
ティエリ・ジョンケの小説『蜘蛛の微笑』を原作としています。

監督は主演はアントニオ・バンデラス。

ネタバレ系の映画なのであまり深くは書けませんが、ショッキングかつ斬新なストーリーだと思います。

ドラゴンタトゥーの女

『ドラゴンタトゥーの女』は2011年に公開されたアメリカのサスペンス映画。

監督はデヴィッドフィンチャー、主演はダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラが務めています。スウェーデンのスティーグ・ラーソンが著した小説『ミレニアム』シリーズのハリウッドでの実写映画化になります。

本作はルーニー・マーラ演じるリスベットのレイプシーンとそのあとに起きる復讐シーンの凄惨さもショッキングかつ印象的な場面となっています。この場面のために本作もレイプ・リベンジ・ムービーと呼ばれているのでしょう。

リスベットなりの「正義」や価値観が明らかになるシーンの一つでもあり、それは続編の『蜘蛛の巣を払う女』でより顕著になります。

ELLE

『エル ELLE』は1914年に公開されたアメリカのホラーサスペンス映画。

監督はポール・ヴァーホーヴェン、主演はイザベル・ユペール。
「強い女性」に関してのヴァーホーヴェン流の回答といった作品でしょうか。

『エル ELLE』をそのままレイプ犯を追う被害者の復讐の物語として描くこともできたでしょう。

今作『エル ELLE』で主演を務めたイザベル・ユペールは本作公開時63歳。しかし劇中で様々な男性から求められ、そして複数の男性と関係を重ねていきます。

イザベル・ユペールが演じるのはゲーム会社社長のミシェル。地位も経済力もある、自立した女性。そんな彼女がレイプされる衝撃的な場面から映画は始まります。

しかし彼女は決して落ち込むこともなく、また誰かにすがることもなく、クールに現実に対応していきます。もちろん作品の中ではミシェルは犯人探しもするのですが、それ以上に彼女の生き方が丁寧に描かれます。

同僚の夫と関係を持ち、その同僚とも寝てしまう。
被害者である、ということは傷を負うと同時に同情を集めることにもなります。
しかし、ミシェルは被害者として祭り上げられることを頑なに拒むのです。

近年のレイプ・リベンジ・ムービーの代表作ともいえる今作ですが、『エル ELLE』はその中でもセオリーにはまらない、大胆な演出に恐れずに挑んでいます。

批評家からの評価もとても高い作品です。

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』はスティーヴン・R・モンロー

一番最初に紹介した『悪魔のえじき』のリメイク作です。こちらの『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』ではレイプ描写と復讐描写の残酷度が格段にアップ。

復讐のアイデアもよりふんだんになりました。

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