「レディプレイヤーワン」のあらすじを結末までネタバレで紹介しているので、
まだ見てない人は閲覧注意です!
「レディプレイヤーワン」の予告編
「レディプレイヤーワン」のネタバレあらすじ
2045年「OASIS」の世界
2045年。もはや地球は環境汚染や気候変動、政治不全が原因となって荒廃し、大半の人々がスラム街で暮らさざるを得ない状況に陥っていた。
彼らは荒廃した世界からの逃避として「OASIS(オアシス)」と呼ばれる仮想現実の世界にのめりこんでいた。
OASISはVR(ヴァーチャル・リアリティ)世界ですべての夢が実現する仮想世界ではありながらもゴーグル1つで想像したことがすべて現実になる、いわば理想郷でもあった。
17歳のウェイド・ワッツも「パーシヴァル」というアバターになって「OASIS」に入り浸っていた一人だった。彼が取り組んでいたのはアノラック・ゲーム。
アノラック・ゲーム
アノラック・ゲームとは、「OASIS」の創始者、ジェームズ・ハリデーが仕組んだ遺言のゲーム。遺言は「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう。」というものだった。
ゲームの参加者はハリデーがオアシス内に隠したとされるイースターエッグを必死に探す。
第一の関門とアルテミスとの出会い
第一の関門はレース。レース場への通路はすでに見つけられていたが、過去5年間、いまだかつて完走できたものはいなかった。
パーシヴァルとエイチは今日もレースに参戦。パーシヴァルは横に並んだ「AKIRA」バイクの女が有名なプレイヤー「アルテミス」ではないかと思う。
レースにはオアシスの経営権を狙う世界第二位のプロバイダー企業、IOI社の社員たちも参加していた。
IOI社は社内に研究部署まで設けるなど資金力と組織力でアノラック・ゲームに参加していた。
レースのコースには様々な障害やモンスターが現れ、参加者を次々にリタイアさせていく。パーシヴァルも完走目前でキングコングに襲われ、惜しくもゴールはならなかった。
そのときら後方からキングコングの存在に気づいていないアルテミスが全速力で向かってくる。パーシヴァルはアルテミスを、力ずくで止め、キングコングから守ることに成功する。
パーシヴァルレースのヒントを得るためにハリデーに関するアーカイブをまとめたオアシス内のデータベース、ハリデー年鑑にいた。
過去のハリデーに関するすべてが閲覧できるその場所は、かつては多くのガンターで賑わったものの、今はわずかな者しか利用していない状態だった。
パーシヴァルは管理人にハリデーのアーカイブを見せてもらい、そこでハリデーのとある発言を耳にする。
「全力で後ろ向きで走ったっていいじゃないか」
そのヒントをもとに逆走してみると、今までのコースの真下に誰にも邪魔されない秘密の道があることがわかる。
こうして第一の関門をクリアしたパーシヴァルの名前と人気はオアシス内で一気に広まってゆくのだった。そしてパーシヴァルのヒントを基に、彼の仲間たちも次々に第一関門をクリアしてゆく。
IOI社の暗躍
IOI社の社長ソレントはそんなパーシヴァルを順位表から削除できないか、裏でガンター殺し人のアイロックに取引を持ちかけていた。
アルテミスとのデート
そのころ、アルテミスとのデートに浮かれていたパーシヴァルだったが、そんなパーシヴァルにエイチはアバターには警戒しろと釘を指す。
しかし、パーシヴァルはアルテミスに恋をしてしまっていた。上機嫌のままクラブに現れたパーシヴァルはやはり人気者であらゆる人から写真やサインをせがまれる。
しかし、そのうちの一人はIOI社のスパイで、クラブ内でのパーシヴァルの発言はアイロックに筒抜けになってしまうことに。
パーシヴァルはアルテミスに告白をする際に、アルテミスにうっかり自分の本名を伝えてしまう、そこからパーシヴァルの本名がウェイドだということがソレントにバレてしまう。
またIOI社にも襲われる。その最中、パーシヴァルはアルテミスから『あなたは現実が辛くてオアシスに逃げ込んでいるだけ』と言われてしまう。アルテミスは現実ではによって父親を殺されており、IOI社にオアシスの管理権を奪われないためのレジスタンスとしてオアシスに参加していたのだった。
エッグに関する取引と報復
そして、現実世界に戻ったウェイドはソレントからエッグに関する取引を持ちかけられる。
断ったパーシヴァルに対して、ソレントはパーシヴァルの本名がウェイドであることや、彼の住所をつぶやく。動揺を隠せないパーシヴァル。目覚めたウェイドはトレーラーハウスに向かうが、トレーラーハウスはすでに住所を把握していたIOI社によって爆破させられ、引き受け人の叔母夫婦を殺害されてしまう。
またウェイド自身も何者かに連れ去られてしまうが、目を覚ますと、顔にアザのある女の子がいた。彼女こそがアルテミスの正体で、本名はサマンサだった。
彼女は現実世界ではIOI社へのレジスタンスとして活動していた。
家族を奪われたウェイドもレジスタンスとしてオアシスでと戦うことを決めたのだった。
第二の関門とシャイニング
第二の鍵となる場所を探し直し、パーシヴァルたちはオアシスの映画館にいた。
ハリデーがかつて恋した相手、キーラとのデートで観たスタンリー・キューブリックの『シャイニング』のなかにそのヒントがあるだろうと思ったからだった。
ただ、エイチはホラーが苦手で、現実で『シャイニング』は未見の映画だったことから、血の洪水に巻き込まれてしまう。
その時に壁にあるフロアの写真(『シャイニング』のラストシーンでジャック・トランスがホテルに取り込まれたことを暗示させる亡霊たちとのあの写真ね。)の顔がハリデーとキーラであることに気づく。
血に流されて行くエイチだったが、なんとか部屋の中へ逃げ込むことができた。しかしそこは惨劇の現場である237号室。
ゾンビと化した全裸の女、そして斧を振りかざすジャック・トランスからも襲われてしまう。
そしてシャイニングは「ひっかけ」であり、本当のカギはオアシス初期のゲームの中にあることを見抜く。
その場所には予想通り、キーラがいた。
アルテミスはジャンプする。
死人たちを踏み台にし、キーラと出会うことができたアルテミスは、第二関門をクリア。二つ目の鍵を手に入れる。
しかしそのせいでパーシヴァルの生存もソレントにバレてしまい、アルテミスとウェイドの居場所がに急襲、アルテミスはオアシスの滞納金があったため、IOIで強制労働することになる。
ウェイドを救ったのは黒人の女性だった。彼女こそがエイチであり、彼女の運転する郵便局員の車にはオアシスの仲間であるダイトウ、ショウもいた。
ウェイドたちの逆襲
ウェイドたちはソレントのアカウントをハッキング。ソレントに自分たちが銃で脅迫している光景をみせる
その隙にウェイドはアルテミスに語りかけ、収容されているポッドから脱出させる。
最後の関門
第三関門はアタリ2600のゲーム。
ソレントは誰にも邪魔されないよう、レベル99のアイテムで舞台の惑星に100万年解けないバリアを貼る。
パーシヴァルは仲間と共にリアルタイム中継でこの場所に集うようにオアシスの人々に訴える。
ソレントはアバターをメカゴジラに変更、ジャイアントエイチを苦しめる。
そんな中、ダイトウがアバターをガンダムに変化させ、ガンダムとメカゴジラが戦うことに。
満身創痍となったソレントはカタクリストという超強力爆弾を使い、みずからのアバターを含むオアシス内の全アバターを殺害する。
イースターエッグとの邂逅
しかし、パーシヴァルだけは管理人からもらった25セント硬貨によって復活していた。実はその効果はライフ・ボーナスつきだったのだ。
誰もいないオアシスで、アドベンチャーの隠しビットを探し当て、見事エッグの部屋に到達する。
しかし、パーシヴァルは妙なことに気づく。そこは豪華絢爛な空間だったが、契約書とペンはモローとハリデーが決裂したときのもの。
その場での契約を断ると、ハリデーが姿を表し、その空間はかつてハリデーが幼い頃過ごしていた部屋に様変わりするのだった。
ハリデーの思い
ハリデーはエッグをパーシヴァルに手渡しながら、自分の孤独と、そこから逃れるために仮想空間のオアシスを作ったこと、そして自らの死期を悟ったときに、現実の大切さに気づいたことを語る。
『現実こそリアルだ』
ハリデーの言葉にパーシヴァルは涙を流すのだった。
一方、現実世界ではソレントの部下、フナーレがウェイド達の乗る郵便局の車を発見。
ウェイドたちはフナーレをなんとか倒し、またオアシスの人々に集まるように伝える。
現実世界で銃を持ちウェイドたちを追い詰めたソレントだったが、に集まったに威圧される。ひるむことなくウェイドに銃を向けたソレントだったがエッグを手にした涙をみて、何かを悟ったかのように銃を下ろし、やがて駆け付けた警察に逮捕される。
次にウェイドの前に現れたのはオアシスの共同創業者、オグデン・モローだった。
彼がポケットから出した25セント硬貨に驚くウェイド。
ハリデー年鑑の管理人の正体はモローだったのだ。
かくしてオアシスの運営権を手にしたウェイドたちはを解体し、またを再びチームに誘い入れる。
そして、毎週水木はオアシスを休みにした。
その理由は『現実も大切にしてほしい』というの思いを汲んだものだった。
「レディ・プレイヤー1」の映画情報
2018年
監督
スティーヴン・スピルバーグ脚本
アーネスト・クライン
ザック・ペン
原作
アーネスト・クライン『ゲームウォーズ』
製作
スティーヴン・スピルバーグ
ドナルド・デ・ライン
ダン・ファラー
クリスティン・マコスコ・クリーガー
出演者
タイ・シェリダン
オリヴィア・クック
ベン・メンデルソーン
T・J・ミラー
森崎ウィン