【あらすじネタバレ】「アド・アストラ」

「アド・アストラ」のあらすじを結末までネタバレで紹介しているので、
まだ見てない人は閲覧注意です!

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「アド・アストラ」のネタバレあらすじ

物語の舞台は今より少し先の未来。人類は宇宙に進出し、月や火星に居住する者もいる。
ロイが心理検査を受けているシーンから始まる。宇宙に旅立つものは心理検査により、メンタルに異常がないことを証明しなければならない。

ロイは宇宙空間での作業中、突然の宇宙嵐に襲われる。ロイは九死に一生を得るが、他の乗組員は死亡したものもいた。

ロイは事故の説明に宇宙軍に呼ばれる。

リマ計画

そこで明かされたのは今回の宇宙嵐の発生源がリマ計画が行われた海王星からだということ。リマ計画とは地球外生命体を探し出すプロジェクトで、その責任者はロイの父であるクリフォードだった。
クリフォードは29年前に交信ができなくなったことから死亡したとされており、今回の電気嵐がリマ計画の宇宙船からだとしたら父は生きていることになる。

すでに宇宙軍が信号を送っているが、なんの返信もない。そこで息子であるロイに電気嵐の盈虚を受けない火星の基地から何とかコンタクトをとってほしいとのことであった。

ロイもまた父親同様に優秀な宇宙飛行士であったが、仕事に打ち込むあまり妻とは離婚、他者と上手く人間関係を築くことができなかったのだ。

月へ

ロイは身分と変え、民間人としてまずは月に向かうことに。かつての父の同僚であるプルイット大佐も見張り役として同行することに。

最初に訪れた月では中佐とともに火星への打ち上げ地点を目指すも強盗団の襲撃に逢い中佐は死亡、見張り役としてきたプルイット大佐も体調の悪化により離脱する。ロイはなぜは老齢にも関わらず今回の任務についてきたのかと訝しくおもう

プルイット大佐は別れ際ロイにあるデータを渡す。

救難信号

火星に向かうロケット「ケフィウス号」に乗り込むロイ。

乗組員は長期の勤務によりだらけた雰囲気があった。心理検査をパスするための安定剤を飲むふりをして、ロイはプルイット大佐から渡されたデータを見る。そこにはロイの呼びかけにクリフォードが応じなければ軍はリマを破壊する予定であることを知る。

そんな時、ケフィウス号は救難信号を受信する。ロイは救難信号を無視して任務のために火星に向かうことを主張するが、ロイの主張は受け入れられず、ロイとケフィウス号の船長とともに船に向かうことに。

その船はノルウェー船籍で生化学実験をしていた船であった。ロイと船長はその船に乗り込むも、乗組員が誰もいない。

2手に別れて探査するロイたちであったが、船長がゴリラのような生物に襲われてしまう。なんとか銃で彼らを退けたロイではあったが、船長の方は傷が深く死亡してしまう。

火星での任務

ロイたちの試練はまだ続く。火星への着陸体勢をとろうかとするとき、またも宇宙嵐が発生。
火星に着いたロイは火星の長官のヘレン・ラントスから挨拶を受けるが、すぐに機密事項だからということでに別室に連れていかれる。

ロイは宇宙軍によって用意された文書を父に向かって読み上げる。
それをリマに送り、反応があるかを見るのであった。

ロイは自分が宇宙軍に利用されていることにストレスを感じていた。

ロイは用意された文書ではなく、自らの言葉で父に語りかける。ミュージカル映画のこと、数学を教えてくれたこと、、。しかし、それを見た宇宙軍はロイをプロジェクトから下ろしてしまう。

クリフォードの真実

長官のヘレンが部屋に来る。彼女は機密のことは知らずも、ロイがクリフォードの息子であること、そして彼女の両親もリマ計画で亡くなっていたことを知らされる。
そして、秘密の交信データをロイに見せる。

そこには父の姿があり、内容は悲劇の報告をするとの言葉から始まっていた。
乗組員の何人かが反乱を起こしたため、クリフォードはやむを得ず罪のない人々たちまで含めた彼らの生命維持装置を切ったとの報告であった。

ロイは英雄だと信じていた父が宇宙の彼方で殺人を犯していたことに動揺する。
ヘレンの両親はこの時に殺されていたのだった。

海王星へ

ロイは自らの手で父を止めようとし、海王星に向かうロケット「ケフィウス号」に侵入しようとする。

忍び込んだ宇宙軍からの返事はロイを始末しろと言う言葉だった。それに従い、ロイを殺そうとするクルーたち。
揉み合いの結果、乗組員は全員死亡する。
ロイは落ち込むものの、『自分が正しいかどうかは歴史が判断する』として、目の前の任務に集中することにする。

海王星が近づく。ロイはケフィウス号を自動航行に切り替え、一人リマ号へ乗り込む。

リマ号の船内には乗組員の遺体がそのまま放置されていた。

巡りあった父は任務のためにはすべてを犠牲にする狂気の男だった。

電気嵐にしても、クリフォードが引き起こしたものではなく、乗組員が地球に帰るために起こしたもの。

ロイはリマ号に核爆弾をセットする。

父との別れ

しかし「一緒に地球に帰ろう」という息子の声は父には届かない。クリフォードはリマ計画を片道切符と言っており、当初から家族のことも、地球へかえることも望んではいなかったのだ。

ロイは父親と自分を繋ぐフックを外すことで、父を宇宙へ放す。クリフォードは一人宇宙空間に投げ出される。

ロイは父のことをこう回想する。

「父は彼方を求めたが、そこには無しかなかった。そばにある大切なものに気づかなかった。」

ロイはリマ計画のデータを回収し、ケフィウス号で帰還を目指す。

そして地球に着いたロイは妻と再会を果たす。




「アド・アストラ」の映画情報

公開年
2019年

上映時間
123分

監督
ジェームズ・グレイ

脚本
ジェームズ・グレイ
イーサン・グロス

製作
ブラッド・ピット
デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
ジェームズ・グレイ
ロドリゴ・テイシェイラ
アンソニー・カタガス

出演者
ブラッド・ピット
トミー・リー・ジョーンズ
リヴ・タイラー
ルース・ネッガ
ドナルド・サザーランド



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