今回はおすすめのミュージカル映画をまとめてご紹介します!
おすすめミュージカル1.『マンマ・ミーア!』
あらすじ
結婚式を控えたソフィは母親のドナに内緒でドナの名を借りて三人の男性に招待状を送る。
その相手はビルとサム、ハリー。実はその三人のなかにソフィの本当の父親が居るのだった。
なにも知らずに20年ぶりに母親のドナに会いに来るビルとサム、ハリー。
そのころ、ドナの女友達のロージーとターニャも島に駆けつけていた。暫しの再会を楽しむ三人。
ドナとサム、ハリー、ビル達三人もそれぞれ再会する。できすぎた偶然に驚くドナ。
しかし、ドナは一方で娘を見捨てた父親達を許せずにいた。
ココがおすすめ!
ABBAの楽曲が全面に使用されたミュージカル映画。イギリスではタイタニックを凌ぐヒットになったそうです。
初めに観た時はなんだか微妙でしたが、繰り返し観ていく中で好きになりましたね。
やはりABBAの楽曲の魅力と全編通してシリアスさの薄い、楽しいストーリーは日常の中でサクッと軽い気分で観れるので、おすすめです。
おすすめミュージカル2.『アラジン』
あらすじ
アラジンは猿のアブーとともにコソ泥として生計を立てる貧しい若者だった。
ココがおすすめ!
ディズニーのアニメーション映画、『アラジン』の実写化。ミュージカル映画としてもクオリティが高いのですが、現在の時代に合わせて、キャラクターが違和感なくリファインされていることでしょうか。その代表はジャスミン。ジャスミンは原作に比べ、聡明でリーダーシップを秘めた女性として描かれます。
原作でもアグラバーの町へお忍びで出掛けるなどの好奇心は変わらずに持っているのですが、実写版では更に国王である父の跡を継いで、国を婿となる王子ではなく、自分自身の手で良くしたいという、より自立した女性として描かれています。
1989年に製作されたディズニーアニメーション映画の『リトル・マーメイド』では原作と違う「王子様との結婚」をエンディングにしたため、公開当時、一部から批判の声が上がったそうです。
それから30年経って、今作のジャスミンはもはや王子様など待たずに自分の手で運命を切り開こうとする力強さに溢れています。それは未だに男女平等が果たされていないことが明るみになり、声を上げ始めた現実の女性たちと同じです。
おすすめミュージカル3.『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
あらすじ
ココがおすすめ!
ティム・バートンらしいダークな世界観。『スウィーニー・トッド』は19世紀中頃の様々なイギリスの怪奇小説に登場するキャラクターであり、今作がオリジナルというわけではないのですが、ティム・バートンがホラーとミュージカルの絶妙な匙加減でドラマ映画に仕上げています。
ミュージカル映画ということで歌唱シーンも多いのですが、ジョニー・デップの歌声も必聴です。
おすすめミュージカル4.『ラ・ラ・ランド』
あらすじ
ココがおすすめ!
冒頭のダンスシーンから映画の世界に没頭させてくれるミュージカル映画ですね。
一瞬で映画の世界に引き込まれるダンスと歌と。そしてフラッシュ・モブのような演出!心が思わずワクワクして浮き立ってしまいます。
監督のデミアン・チャゼルは
おすすめミュージカル5.『グレイテスト・ショーマン』
あらすじ
P.T・バーナムは決して裕福ではない家庭に生まれ育ったが、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚し、二人の娘も授かることができた。
しかしバーナムの人生は彼が望むようにはうまくいかない。
「君に約束した人生はこんなんじゃない」彼女たちを幸せにすることを願うバーナムは努力と朝鮮の果てに様々な個性をもちながらも日の当たらない人生を歩んでいた人々を集めた誰も観たことが無い華やかなショーを思いつく。
やがてそのショーは大評判となり、ヨーロッパ巡業を行ない、ヴィクトリア女王にも謁見することができた。
そこで出会った奇跡の声と美貌を持つスウェーデンのオペラ歌手ジェニー・リンドを連れてアメリカに戻り、そのショーは全米中を魅了し、バーナムは名士の仲間入りを果たす。だが、彼の行く手には、すべてを失いかねない、大きな波乱が待ち受けていたー。
ココがおすすめ!
オープニングからいきなりクライマックスかと思わせるような圧巻のサーカスシーンとミュージック!早くも予告編で見たシーンのオンパレードに思わずゾクゾクしました。
計らずもバーナムによっていつの間にか居場所を与えられていたマイノリティの人々。多毛症の人や小人症の人、全身タトゥーに黒人の人。人種もなにもかもバラバラな人たちが平等に扱われ、家族ともいえる関係になってゆく。中盤に、ありのままの自分を「これが私(This is me)」と高らかに歌い上げる彼ら。その精神はこの映画の全編を通して貫かれています。
多くのドラマを経て、エンディングのサーカスの場面では恥ずかしながら涙してしまいました。映像的にはオープニング同様の華やかな場面なのですが、紆余曲折を経た彼らのパフォーマンスにはエンターテイメントだけでは言い表せないメッセージを感じます。
おすすめミュージカル6.『ロッキー・ホラー・ショー』
あらすじ
婚約を果たしたブラッドとジャネットは結婚を恩師のスコット博士に報告しに行くことに。その最中の嵐によって車がパンクしてしまう。
電話を借りようと近くの屋敷を訪れるも、そこでは変わったパーティーの開催中。成り行きで見物していた二人の前に、網タイツにボンテージで筋骨隆々のとんでもない姿の屋敷の主人、「フランクリン・フルター」が登場する。
フルターによると、今日人造人間の「ロッキー」の完成を祝うのだという。
ロッキーのお披露目に立ち会う二人の前に様々な人の乱入やフランクリン・フルターの誘惑が降りかかってくる—。
ココがおすすめ!
万人に受け入れられるような作品ではないのですが、それでもこんな映画、他にないと思います。一言で言えばそれが『ロッキー・ホラー・ショー』の魅力ではないでしょうか?
奇想天外なストーリー、明るく、ポップなロックンロール、ユニークすぎるキャラクター、前述したようなB級チックなテイスト、SF、エロスなどの要素がこれでもか!と詰め込まれた内容。
映画はしばしば総合芸術と呼ばれます。それはそれまでに確立されたあらゆる芸術のジャンルだとか、要素(文学、芝居、絵など )が複合的に組み合わさって成り立つものだからなのですが、『ロッキー・ホラー・ショー』はその要素の一つ一つの段階からすでに個性的なんです。
個性的な映画は数あれど、その構成要素のほとんどまでユニークな映画はそう多くはないでしょう。
『ロッキー・ホラー・ショー』でしか得られない体験がある。
流行りものをあえて排除した作風は今 みてもきっとどこか新鮮に感じられる部分があると思います。
ミュージカル映画ではありながら、その枠に収まり切れないジャンル、『ロッキー・ホラー・ショー』としか呼べないオリジナル性を持った作品だと思います。
おすすめミュージカル7.『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
あらすじ
ココがおすすめ!
おすすめミュージカル8.『ファントム・オブ・パラダイス』
あらすじ
ココがおすすめ!
カルト映画の代名詞、『ロッキー・ホラー・ショー』と双頭をなすロック・ミュージカル映画。
『オペラ座の怪人』や『ドリアン・グレイの肖像』などをモチーフに、顔を失った天才ミュージシャンの悲恋と罠を描いています。
監督は『アンタッチャブル』『スカーフェイス』で知られるブライアン・デ・パルマ。
一時期のマリリン・マンソンのメイクはこの映画のファントムを意識していたのか、結構似通っている部分がありました。
先の『ロッキー・ホラー・ショー』と比べると暗い作風。個人的には少し苦手でしたね。
おすすめミュージカル9.『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
あらすじ
ココがおすすめ!
ジョン・キャメロン・ミッチェルが原作・脚本・監督・主演と何足ものわらじを履いている作品。
元恋人でロックスターのトミーを追いかけてトミーの公演会場のそばで自身のバンド、アングリー・インチを率いてライブを行うヘドウィグ。
前半はストーリーらしいストーリーはそうなく、各会場(会場らしい会場もないですが)で演奏される曲の中の歌詞でヘドウィグの半生を知ってゆくという感じですね。
『ロッキー・ホラー・ショー』同様、ロック・ミュージカルの映画化となった作品です。
マドンナは本作の楽曲の権利使用を申し入れ、またデヴィッド・ボウイはグラミー賞をすっぽかしてオフ・ブロードウェイで上演されたミュージカルを観劇したそうです。