【映画レビュー】リリィ、はちみつ色の秘密


リリィ、はちみつ色の秘密 (特別編) [DVD]

「リリィ、はちみつ色の秘密」のスタッフ・キャスト

監督
ジーナ・プリンス=バイスウッド

脚本
ジーナ・プリンス=バイスウッド

原作

スー・モンク・キッド
『リリィ、はちみつ色の夏』

製作
ローレン・シュラー・ドナー
ジェームズ・ラシター
ウィル・スミス
ジョー・ピキラーロ

製作総指揮
ジェイダ・ピンケット=スミス

出演者
クィーン・ラティファ
ダコタ・ファニング
ジェニファー・ハドソン
アリシア・キーズ
ポール・ベタニー

「リリィ、はちみつ色の秘密」のあらすじ

1964年のサウスカロライナ州シルヴァン郊外。14歳のリリィは幼いころ両親のけんかを止めようとして触れた拳銃が暴発。誤って母親を殺してしまいます。
それ以来、リリィは粗暴な父のもと、罪の意識を感じながら生きていました。
そんなある日、リリィの家の黒人の家政婦ロザリンが白人に乱暴させる事件が発生。ロザリンを救おうとしない父親に怒りをぶつけ、思わず「ママがいたら」と口走ったリリィに浴びせられたのは「ママはお前を捨てて逃げたんだ。死んだ日には、持ち物を取りに戻っただけだ」という父の衝撃的な言葉だった。

その言葉の真偽を確かめるために旅に出ようと決意するリリィ。行き先は母の遺品に名前が記されていたティブロンという町。
「この町に行けば、真実を知ることができるかもしれない」リリィはロザリンとともにヒッチハイクでティブロンに向かう。

そしてティブロンでリリィが知る秘密とは・・・

感想・レビュー

何も知らずにタイトルだけ見て買ったDVDの一つ。思ったよりいい作品でしたね。リリィを演じるダコタ・ファニングが凄くキュート。やはり撮影当時は劇中と同じ14歳くらいで等身大な演技に好感が持てました。
お父さん役はポール・ベタニー。どこか気弱な印象のある俳優さんですが、今作では超絶ヤなやつなんですよね!あ~も~、粗雑な男の人、僕の超苦手なタイプなんですよね。
やっぱり男は優しくなければいけません。

さて、劇中では公民権法(※)が成立したばかりのアメリカが舞台。片田舎が舞台からかまだ黒人差別は当たり前に残っています。

白人の女の子が黒人家庭で自分の居場所を見つける、こと人種に着目すればこのような言いまわしになってしまいますが、そういうことが自然にできるような肌の色にとらわれない「平等」の意識も同じように広まっていた時代背景を感じさせます。また、それをするのが若いリリィというのも新しい時代が始まってゆくのを感じさせます。

この映画はリリィの自分探しと許しの物語なんですよね。

※人種、宗教、性などに関して、州ごとに異なる基準が設けられていた差別を禁止する法律。ジョンソン大統領の署名によって1964年7月2日に制定された。