【感想レビュー】未来のミライはくんちゃんのノスタルジックな成長ストーリー

泣いてしまったではないか。。

クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』とおなじなんですが、家族の若い頃の姿を見せるクライマックスで、涙してしまいました。

とくにひいじいじの結婚までのエピソードは良かったですね。

のちのひいばあばに不自由な足で木の下まで競争して、『勝ったら結婚してくれ』と申し込む。
ひいじいじとの競争の途中で立ち止まり、ひいじいじにわざと勝たせるひいばあば。
足を引きずりながらもなんとか木の下に到着するひいじいじ。

ああいうロマンチックなエピソードを持つのも劇中ではひいじいじだけでした。

もう涙ですよ。

泣いちゃいました。

息子同様に自転車にのれなかったお父さんの子供の頃の姿。
おかあさんのこどもの頃など、家族一人一人の、一つ一つの歴史を辿っていく訳ですが、こういう演出、ほんとダメなんですよね。ホント泣いちゃいました。

さて、この日はこども会ななにかで劇場内に小学生くらいのこどもの姿が目立ったのですが(こども向けの作品か?これ)、家族一人一人の歴史の積み重ねがなければ今の私たちはいなかった、という未来ちゃんのセリフがとても良かったですね。

何があって今の自分達が存在しているのか

今の邦画の問題点だと思うんですが、縦軸ってあまり描かれないんですよ。物語において、仲間だとか恋人だとか、横の繋がりは描写されるけれども、縦の繋がり、親とか子供とかってほとんど描写されないと思いませんか?

『歴史で何があって今の自分達が存在しているのか』

これは本当に大切な視点だと思いますが、これを主題として取り上げている作品はまだまだ少ない気がしますし、映画を通して、子供達にそういう視点を気づかせられるのは素晴らしいと思います。

スポンサーリンク

「未来のミライ」の関連商品はこちら

この記事を見た人におすすめ!




スポンサーリンク
スポンサーリンク