絶対絶命の状況ですがハイTの指示によって待ち構えていたMIBエージェント達の一斉射撃によってツインズは壊滅。
事件は解決したかのように見えましたが、なぜ誰にも知らせていない自分達の所在がハイTにはわかったのか、Mは疑問を抱きます。
実はハイTこそがMIBに潜入したスパイでした。
ハイブはHとハイTで倒したことになっていましたが、Hはハイブとの戦いの途中にハイTから記憶を消されており、「ハイブに勝った」という偽の記憶を植え付けられていました。
正直、ハイTが黒幕であっても、まぁやっぱりね、と驚きは感じず。。逆に心の底からビックリした観客はいるのでしょうか?
火曜サスペンスとかで主役以外の大物が犯人だと名前だけで予想がついてしまう、まさにそれそのまま!
ただ、悪役を演じるリーアム・ニーソンは新鮮でしたね。
リーアム・ニーソンと言えば『96時間』シリーズなど、頼れる親父のイメージなので。
やはり葛藤は無し。。
さて、ここでもほとんど葛藤が描かれないのは惜しいところ。長年の信頼関係のあるハイTを最初は信じようとするエージェントHですが、正体がハイブだと判明するや容赦なく銃を向ける。
あっさりしすぎかなと思います。例え乗っ取られたとしても躊躇する、「ザ・フライ」のように葛藤をきちんと描いてくれたら泣ける映画の側面もあったかもしれないのに!
エンターテインメントに特化した作品
やはり『メン・イン・ブラック:インターナショナル』はエンターテインメントに特化した作品ですね。
今回、公開に合わせて「メン・イン・ブラック」シリーズを全作見返してみましたが、コメディ的な掛け合いもウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズには敵わない。
「メン・イン・ブラック」シリーズで最も泣ける3作目のような感動もありません。
しかし、エンターテインメントのスケール感としては『インターナショナル』という名前の通り、過去最もいい出来となったのではないでしょうか。
気軽に観れるポップコーン・ムービーとしては最適だと思います。
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