【ネタバレレビュー】「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」

「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」観てきました!前作「マンマ・ミーア!」から10年ぶりに公開されたこの作品を今回はレビューします!

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「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」の予告編

「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」のスタッフ・キャスト

監督
オル・パーカー

原案
キャサリン・ジョンソン
リチャード・カーティス
オル・パーカー

原作
キャサリン・ジョンソン
『マンマ・ミーア!』

出演者
クリスティーン・バランスキー
ピアース・ブロスナン
ドミニク・クーパー
コリン・ファース
アンディ・ガルシア
リリー・ジェームズ
アマンダ・サイフリッド
ステラン・スカルスガルド
ジュリー・ウォルターズ
シェール
メリル・ストリープ


「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」のあらすじ

どこまでも青く輝くエーゲ海に浮かぶ、ギリシャのカロカイリ島。母のドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルを、ついに完成させたソフィ(アマンダ・セイフライド)は、支配人に任命したセニョール・シエンフエゴス(アンディ・ガルシア)と共に、オープニングパーティの準備に駆け回っていた。
人生で最高に晴れやかな日を迎えたソフィだが、その心は揺れていた。ニューヨークでホテルビジネスを学んでいる夫のスカイ(ドミニク・クーパー)が、そこで働かないかと誘われたのだ。ニューヨークで新たな人生を始めることに魅力を感じるスカイと、母の夢にこだわるソフィとの間に、かつてない危機が訪れていた。
そんななか、ソフィの妊娠が発覚! ソフィは思わず、若き日の母と自分を重ねる。ママは一人で私を身ごもった時、どんな気持ちだった? 3人のパパたちとはどうやって出会って、なぜ別れたの?

時はさかのぼり、オックスフォード大学を卒業した若き日のドナ(リリー・ジェームズ)は、“自分を見つけるため”に広い世界へと飛び出すことを決意する。たった一人の家族である母のルビーは、歌手として活躍していた。ツアーで忙しいとはいえ、娘の卒業式にも来てくれなかった母のもとへ戻る気もなかった。
親友のロージーとターニャに見送られ、まずはパリへと旅立ったドナは、宿泊先のホテルで、若きハリー(ヒュー・スキナー)と出会う。父親の経営する銀行を継ぐためにパリに来たというハリーは、自分にはない“自由・情熱・勇気”に満ち溢れたドナに瞬く間に恋をする。ハリーの一途な想いに心を動かされたドナは、彼と一夜を共にするのだった。

だが、ドナの冒険は、まだ始まったばかり。彼女には、目指すべき場所があった。その昔、人々が世界の果てだと信じていたギリシャのカロカイリ島だ。ところがドナは、数日に1本しかないフェリーに乗り遅れてしまう。そこへヨットで気ままな旅を続けている若き日のビル(ジョシュ・ディラン)が現れ、島まで乗せてくれる。いかにも遊び人のビルからの誘惑をこの時は軽くスルーしたドナだが、彼とのドラマはこれで終わりではなかった。
宝石のように美しい島に到着したドナは、なぜか丘の上にポツンと建つ、壊れかけた家に引き寄せられる。人の気配はなく、1頭の馬だけが取り残されていたのだが、突然の激しい嵐に馬小屋が崩れ始める。

助けを求めて外へ飛び出したドナが出会ったのが、若きサム(ジェレミー・アーヴァイン)だった。力を合わせて馬を救出した二人は、たちまち恋におちる。ドナはこの島でサムと暮らすことこそが“運命”だと感じるが、“レールに敷かれた人生”を始める前に、ひと時の休息をとっていた建築家のサムは、ある重大なことをドナに隠していた……。

そして現在──。駆け付けたロージー(ジュリー・ウォルターズ)とターニャ(クリスティーン・バランスキー)に、ゴージャスなボールルームやロマンティックなテラスなど、ホテルの見どころを案内するソフィ。ところが突然、嵐の到来を告げる雷が鳴り響く。このままではフェリーが欠航し、スペシャルゲストのニューヨークのセレブやパーティを盛り上げるバンド、さらには取材のメディアも来られず、パーティは台無しだ。
慌てるソフィを、“3人のパパ”の一人であるサム(ピアース・ブロスナン)が助けてくれる。20年ぶりに再会した時のプロポーズ以来、サムはドナに愛を捧げ続けていた。だが、頼りになるサムにも嵐を止めることは不可能だ。あとの二人の“パパ”からは、パーティには出席できないと言われていた。ハリー(コリン・ファース)は東京でビジネスの重要な契約があり、冒険家のビル(ステラン・スカルスガルド)は作家としても成功し、ストックホルムで授賞式があるのだ。
果たして、ソフィはパーティを成功させることが出来るのか? スカイとの愛の行方は? そして、ソフィの中に宿ったかけがえのない命は──?

出典:http://www.mammamiamovie.jp/
映画『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』公式サイト

感想・レビュー

前作とトーンも変わらずに楽しく観れた作品でした。

前作公開からの10年の間に、『レ・ミゼラブル』『ララランド』『グレイテスト・ショーマン』など、ミュージカル映画の名作が多く生まれていますね。

その中でダンスのクオリティやミュージカルシーンの見せ方もかなり凝ったものも増えてきたように思います。

今作もそんな流れに合わせてなのか、前作よりミュージカルシーンは大きくパワーアップしています。

特にドナとビルが食事するシーンの『恋のウォータールー』、ビルとハリーが漁師たちと船で駆けつける、『ダンシング・クイーン』。

前者は緻密な振り付けと設定、後者は圧倒的なスケール感が素晴らしかったですね。


『恋のウォータールー』は↑で少し見れます

もちろん、近年ミュージカル映画が増えてきたことは前作の『マンマ・ミーア!』がミュージカル映画として大きな成功を収めたこともその要因の一つかとは思います。



ここからネタバレ

※ここから作品のネタバレに入ります

さて、ただ正直前半は『続編は失敗する』のジンクスなのか?と感じました。

だってYouTube(※)でも先頭にたってPRしていたドナが映画開始2分で故人になってることが判明。。。

予告編でも一切そんな雰囲気出してなかったじゃん。。

※…これ。

若き日のドナを演じたリリー・ジェームズはその美貌、チャーミングさ、すべて素晴らしかったんですが(もちろんスタイルも!笑)、現在は故人かと思うと、ドナのどのシーンも薄い影がかかるような、そんな気持ちです。

メリル・ストリープ、一応ラストで登場はするんですが、改めて『マンマ・ミーア!』シリーズにおけるメリル・ストリープの重要さを認識させられましたね。

物語が本格的に動き出す後半まで、作品の芯を貫く『大黒柱』のような俳優がいないなぁと感じてました。

ちなみに僕は アマンダ・サイフリッドのファンでもあるんですが、やはり前作でのドナのイメージが強いのか、ソフィだけでドナのいない喪失感を映画として埋めることは難しかったのかなというのが正直なところ。

それと今回のストーリーの構成は現在のソフィのストーリー(ホテルの新装記念パーティーを迎えるまで)と、若き日のドナが大学を卒業してソフィを産むまでのストーリーが交互に描かれるもの。

それのせいで全体に物語が細切れになってしまっていていたのも少し不満だった点かな。

ただ、キャッチコピー

「すべての人を笑顔にする、最高にハッピーなミュージカル!」

にウソはない、幸せな気持ちになれる作品です。

前作と同じエンドロールのキャスト勢ぞろいも、お芝居でいうところのカーテンコールを感じさせて暖かい気持ちになりましたしね。
エンドロールでは歌手で今作でドナの母親を演じたシェールが大きくフィーチャーされているのも見どころです。


シェールの歌声は↑で少し観れます!

前作の「マンマ・ミーア!」名言・名セリフはこちら

ABBAの名曲が勢ぞろい
サウンドトラックはこちら

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