【映画 レビュー】ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE


ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE(通常版) [DVD]

「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」はテレビの企画で特別番組として製作されたルパン三世と名探偵コナンの第2弾です。

好きだからこそ…辛口のレビューになっちゃいました。

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「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」のスタッフ・キャスト

監督
亀垣一

脚本
前川淳

原作
モンキー・パンチ
青山剛昌

製作
「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」製作委員会

出演者
栗田貫一
高山みなみ
小林清志
山崎和佳奈
浪川大輔
沢城みゆき
林原めぐみ
山寺宏一
小山力也
山口勝平
茶風林
松井菜桜子
高木渉
岩居由希子
大谷育江
緒方賢一
入野自由
夏菜
内野聖陽

感想・レビュー

コナンシリーズ以外の登場人物のタッチはルパン三世の作画に寄せています。前回のテレビ版とは対称的。

コナンとルパン

正直ルパン三世の方がどうしても格上なんですよね。。

コナンの世界観ではコナンの周囲は小学生~高校生までが生活の中心で、いうなれば『超高校生レベル』であればスゴい人扱いされる世界ですが、ルパンの世界は大人の、それも一流のスパイや軍隊、警察と渡り合わなければならない世界。『超一流』でなければならない世界なんですよね。

それを示しているのがルパンがコナンを指して『高校生のガキンチョ』という場面。

ルパンにとっては江戸川コナンであろうと工藤新一であろうと、子供に変わりはないのです。

ルパンに対抗しうる人物

よくネットで言われていることですが、コナンが長年追いかけている『黒の組織』。ルパンの世界だと『あの程度の組織、ルパンは毎回潰してる』と言われています。

そういった意味でもルパンの世界観に対抗できる人物はコナンシリーズにおいては限られてくるのではないか? と思います。(もちろんコナンの世界観に見合うルパンの登場人物もかなーり限られるとは思いますが。)

思いきって毛利蘭、少年探偵団あたりはカットしてよかったのでは?とも思います。

コナンの行動動機としてや、物語の和み、笑いを提供する役割もあるかとは思うんですが、彼らの価値観はまだまだ『青臭く幼稚』なもの。
このあたりは

美味しんぼで海原雄山が『命に関わらぬ真剣勝負はない!』と言っていました。

ルパンの存在がこの作品の世界観を少し大人向けにしている中で、やはり『青臭く幼稚』な価値観は違和感しか生みません。

好きだからこそ、更に言いたい

更に言えばイタリアンマフィアなどの『共通敵』は本当に必要だったのでしょうか?

彼らがいることでルパンとコナンの対決という図式がかなり薄まってしまいました。

予告編ではかなりの対決感を出していたのに、、、結局最後はまたしても共闘路線。

正直テレビシリーズの焼き直し感は否めません。

そもそも怪盗であるルパン一味と、それを追う警察側にたつコナンだけで物語は十分成立するはずなのです。



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