【映画レビュー】後妻業の女


後妻業の女 DVD通常版

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「後妻業の女」のスタッフ・キャスト

監督
鶴橋康夫

脚本
鶴橋康夫

原作
黒川博行『後妻業』

製作
市川南

製作総指揮
秦祐子
臼井央

出演者
大竹しのぶ
豊川悦司
尾野真千子
笑福亭鶴瓶
津川雅彦
永瀬正敏

「後妻業の女」のあらすじ

感想・レビュー

オトナのオトナによる痛快なガチクズエンターテインメント‼

主役サイドにクズしかいない。

 大竹しのぶがガチでクズ。度々魔性の女と呼ばれた大竹しのぶなのですが、今回はそれを地でいくかのようなキャラクターです。

元々演技力が高いこともあって、心から嫌な感じが胸に迫ってきます。。。

大竹しのぶと手を組む結婚相談所の元締めに豊川悦司。こちらも嫌らしい怪しさ満載の関西人を演じています。ちなみにこちらもガチでクズ。

被害者の男性側にも落ち度がほとんどないのが救いようがないな~とおもいます。

救いは鶴瓶?!

津川雅彦の次の被害者候補として鶴瓶さんが選ばれる訳ですが、過去に27時間テレビで爆笑トークを繰り広げた大竹しのぶと笑福亭鶴瓶。

その仲良し度がどこか伝わるので、この辺りからやっと楽しく見始めることができました。シモ関係のギャグも本人のキャラと相まってて面白かったです。

鶴瓶の演じるキャラも豪快で絶倫。さらに後妻業を引っかける「サオ師」と呼ばれる男。

逆転する関係が痛快過ぎる!

永瀬正敏演じる探偵業の本田が現れたころから大竹しのぶと豊川悦司はだんだん追われだします。
立場逆転ですね。

冒頭は救いようのない展開だっただけに逆転劇の快感も倍増です!

全体的に演者も自然な演技で俳優自身のパブリックイメージやキャラクターをうまく生かしているのでお芝居に違和感もなく、そして基本的にはドラマであったりサスペンスなのですが、
後半にかけてコメディ色が強くなっていきストーリーも二転三転し引き込まれてしまいました。
(豊川悦司がだんだん三枚目になっていくこと、そして彼に降りかかる「ある災難」は男性なら最も恐怖することではないでしょうか?)
観終わった時にはしっかりした満足感も得られます。

子供向けではありませんが、楽しめる作品だと思います。

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