【映画レビュー】パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち

「海賊モノは当たらない」という事前の予想を覆した、海賊ファンタジー作品!

2003年公開の『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの一作目。

実は同時期公開作に『ターミネーター3』などがある中で、決して前評判のいい作品ではありませんでした。

(おそらく、『フック』のようなファンタジー色の強いい、子供向けの映画をみんなイメージしていたからでしょう。まぁ僕もでしたが。)

その評判を覆し、続篇が4本にもなる「ドル箱作品」へ成長しました。
※今は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』もいれて5本ですね。

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「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」のスタッフ・キャスト

監督
ゴア・ヴァービンスキー

脚本

テッド・エリオット
テリー・ロッシオ
ジェイ・ウォルパート

出演者
ジョニー・デップ
オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ
ジェフリー・ラッシュ

「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」のあらすじ

18世紀、カリブ海の港町ポート・ロイヤルで

18世紀、カリブ海の港町ポート・ロイヤル。総督の幼い娘エリザベス・スワンは、海に少年が漂流しているのを見つける。エリザベスはみんなに知らせ、少年は救出される。子供の名前はウィル・ターナー。エリザベスは少年の胸に金のドクロのメダルがあるのをこっそり隠す。ドクロは当時は海賊の証。エリザベスは周囲に彼が海賊だと悟られないようにしようとしたのだった。

ジャック・スパロウ

そして時は流れ、8年後。青年となったウィルは、スワン総督の屋敷に剣の鍛冶屋として出入りしていた。エリザベスとウィルの2人は互いに恋心を抱いていたが、エリザベスは海軍のキャプテン・ノリントンと結婚することになってて、またウィルも身分の違いから自分の思いを伝えられずにいた。
エリザベスは結婚式のドレスに身を包むが、コルセットのキツさに結婚式の途中に気を失い、海へ落下してしまう。

それを助けたのはたまたまポート・ロイヤルを訪れ、海軍兵から尋問を受けていた自称ブラック・パール号の船長の海賊、ジャック・スパロウだった。
泳げなかった海軍兵をよそにエリザベスを助けに海に飛び込んだジャック。
そこで彼はエリザベスがドクロのメダルを持っているのに気づく。
エリザベスを助けたのはいいが、海賊の身分のジャックはエリザベスを引き渡せばそのまま直ぐに逮捕される。エリザベスを囮にし、まんまと逃げおおせるジャック。

町の鍛冶屋に身を隠したものの、そこに戻ってきたウィル・ターナーに見つかり、二人は刃を交えることに。
互角かと思われた戦いだったが、ジャックは剣を失い、仕方なくウィルに銃を突きつける。しかしジャックは銃の引き金を引きたがらない。『この弾はおまえに使うためではない』と言う。

紙一重でジャックが勝とうかと言うとき、目を覚ました鍛治屋の親父に頭を殴られ気絶。牢に入れられることになる。

ブラック・パール号の来襲

その夜、港に海賊船ブラック・パール号が現れ、ポートロイヤルはキャプテン・バルボッサ率いる海賊達に襲われてしまう。

バルボッサにエリザベスが連れ去られたことを知ったウィルは、ブラック・パールの船長だと言い張るジャックを訪ねに檻へ向かう。

ウィルはジャックに「ブラックパール号の行き先を知らないか」と尋ねる。

ジャックは「ブラックパール号はイスラ・デ・ムエルタ(死の島)に行く」とウィルに伝える。
ウィルは脱獄を手伝う代わりに、その場所に連れて行ってほしいと頼むが、ジャックは気が乗らない。

ジャックはウィルに名前を訪ねる。

ウィルの名前を聞いたジャックはそれまでの態度を変え、エリザベスを助けに向かう。

概要・感想・レビュー

主演はジョニー・デップ。今作以前のジョニー・デップは主演作は多いものの、ほとんどの作品で奇特でエキセントリックややくがらであったり、または興業向きの作品でなかったりと、メインストリームからはある程度距離をおいていた印象の俳優でもありました。

ジョニー・デップもこの作品をきっかけにブレイクし、世界中でジョニー・デップの人気は爆発。

その様は『ハリウッドで一番上手い戦い方をした俳優』として上げられるほど。

確かに40代を手前にした世界的な名声と、それ以前の経験で培った演技力が上手いくらいに釣り合い、その後のジョニー・デップのキャリアを向上させていったのかなと思います。

共演は『ロード・オブ・ザ・リング 』のオーランド・ブルームに、キーラ・ナイトレイ。

敵役のキャプテン・バルボッサにはジェフリー・ラッシュ。

ジェフリー・ラッシュの雰囲気でしょうか?どこか憎めない役柄になっています。

最新作に至るまでジェフリー・ラッシュがシリーズに出ていることを思うと、ファンからの人気の高さが伺えます。

監督のゴア・ヴァービンスキー曰く、『ジョニー・デップがディズニーの超大作に出演するなんて考えられなかった』とインタビューで語っています。

ジョニー・デップは子供たちが喜ぶかなと思い、出演を決めたとのこと。

この作品以降、ジョニー・デップは出演作の幅を広げることに成功しました。

さて、パイレーツのジョニー・デップ。アカデミー主演男優賞にノミネートされるほどの独特なキャラクターを見事に演じきったわけですが、その演技について『海賊はつまり現代でいうところのロックスターと共通する』とし、また女性的にも男性的にも見えるように演じることを心がけたそう。

ファッションにおいても、目の下のシャドウや長髪、不自然なほどの装飾品など、やはりロックスターと共通するところがあります。




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