今回は名作ボクシング映画『ロッキー』シリーズから名言をピックアップ。
今後シルヴェスター・スタローンの主演は難しいでしょうが、スピンオフ的な続編『クリード』シリーズに期待です!
ロッキーとは
知らない人いる!?でも一応・・・
『ロッキー』はシルヴェスター・スタローン主演のボクシング映画。
町のチンピラが一夜にして栄光をつかむというアメリカンドリームを体現したその物語は全米で大ヒットし、当時隆盛だったアメリカンニューシネマの時代に終止符を打ったと言われています。
また、主演を努めたスタローン自身も、それまではロッキー同様用心棒をしながらポルノ映画への出演で口糊をしのぐ厳しい生活でしたが、今作への主演でスターダムに躍り出ることになります。
なお、『ロッキー』の脚本はスタローンがモハメド・アリ対チャック・ウェプナーの試合に感動して3日で書き上げたもの。当初はアメリカンニューシネマに影響を受けた陰鬱な結末でしたが、当時の妻の助言もあり、現在のものに変更されたという逸話があります。
『ロッキー』シリーズの名言を集めました!
「自分自身に借りがあるんだ」
それまで、真剣にボクシングに打ち込まず、中途半端にふらついた生活に身を落としていたロッキー。そんな『甘えていた』自分を指して、こう言います。
人生の借りは自分自身で取り返さねばなりません。その覚悟に溢れた、男らしいセリフですね。
「俺は歌うことも踊ることもできないからさ」
ボクシングしかできない。その不器用さを伝えるロッキーのセリフ。不器用で純朴だけど、真っ直ぐ。そんなロッキーの性格を上手く表しています。
「俺が試合に負けようがそんなことは大したことじゃないんだ。俺は判定に持ち込みたいんだ。アポロと戦って判定まで持ち込んだやつはいない。だから俺が判定までいって、試合終了のベルが鳴った時に、まだ俺がリングに立っていたらさ、俺がただのゴロツキじゃないって証明できるんだ」
有名すぎるセリフです。この試合がどんな重い意味を持つのか。ロッキーにとっては勝利以上の意味を持つ、文字通り人生を賭けた試合なのだという重みが伝わります。
「クラバーは単なるファイターじゃねぇ。あの野郎は破壊マシンだ。そしてハングリーなんだよ!お前はベルトを勝ち取った時からハングリーじゃなくなっちまったんだ!」
ロッキーの永遠のライバルと言っていいでしょう、アポロのセリフです。ハングリーでストイックだったロッキーは、勝利を重ねることでボクシングチャンピオンとして満ち足りた生活をしていました。
その慢心をアポロのこの言葉で看破されます。
人気者になればなるほど、イエスマンばかりになりそうなものですが、そうい状況の時こそアポロのように厳しい助言をしてくれる友人の存在は貴重です。
「人を指差し、自分の弱さをそいつらのせいにするな。それは卑怯者のやる事だ」
現役復帰を望むロッキーに息子のロバートは「僕まで笑い者になる」と反発します。そんなロバートにロッキーが叱咤を込めて返した言葉。年をとってもロッキーのまっすぐさは変わらないのです。
「心は歳をとらないことを証明してみせて」
「あんたたちにも胸に秘めた夢ってものがあるだろ
やることだけやらせて断る権利なんてない!
夢を追い求める権利があるならその心意気を尊重すべきだ
年を取るほど失うものも多い
残ったわずかなものまで奪わないでくれ」
ロッキーは体力検査には問題なかったものの、その年齢から来るリスクのためにライセンス協会はロッキーにプロボクシングのライセンスを交付することを拒否します。
その決定に対してロッキーが訴えるセリフが上記の言葉です。
ロッキーの切実な願いと情熱が胸に刺さる、そんな名言だと思います。
「世の中はいつもバラ色じゃない。それなりに厳しく辛い事も待っている。
気を抜いていたらどん底まで落ち込んで二度と這い上がれなくなる。それが人生だ。
人生はどんなパンチよりも重くお前を打ちのめす。だが、どんなにきついパンチだろうと、どれだけこっぴどくぶちのめされようと休まず前に進み続けろ。
ひたすら苦痛に耐え前に進むんだ。」
ロッキーが息子のロバートに言った言葉。頂点とどん底を味わった男だけに説得力があります。パンチ同様、ロッキーのこの言葉もとても重いですが、前に進む勇気も与えてくれる、そんな名台詞です。