エイズ・同性愛をテーマにした名作『フィラデルフィア』の名言・名セリフ特集

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映画の名言・名セリフ、今回はジョナサン・デミ監督の『フィラデルフィア』から紹介します!

『フィラデルフィア』とは

『フィラデルフィア』は1993年に公開されたエイズをテーマにした作品。監督はジョナサン・デミ、主演はトム・ハンクスとデンゼル・ワシントンが務めています。

トム・ハンクスは今作でHIVに感染した弁護士を熱演。末期の患者を演じるために、15㎏もの減量を果たしています。

またトム・ハンクスは今作で初めてのアカデミー賞主演男優賞を受賞。この翌年にも『フォレスト・ガンプ』で二年連続オスカーに輝きます。

『フィラデルフィア』のあらすじ

有名法律事務所に勤務するベケットは弁護士として順調なキャリアを積んでいたが、ある時不可解なミスにより解雇される。
解雇の原因が自身のエイズ感染によるものではないかと考えたベケットは、勤務先だった法律事務所を訴えようとするが、どの弁護士も彼の依頼を聞き入れようとはしなかった。
かつて法廷で争ったミラーもその一人だった。ベケットは彼に自身の弁護を依頼するが、彼もまたゲイへの偏見やエイズへの偏見を持っていたのだった。

しかし、ある日ベケットが図書館で不当な扱いを受けているのを目の当たりにしたミラーは彼とともに裁判を戦うことを決めるのだった。

『フィラデルフィア』の名言・名セリフ

差別とは個々人を公正な判断に基づかず、特定の集団に属するがゆえ不当に扱うことである。

 

今までもお前は病気と闘ってきた。ミゲールと二人で大変な勇気だ。誰が何と言おうと恥じることはない。わしらはお前を誇りに思っとるよ。

裁判へ挑むことを家族へ報告したベケットに父親がかけた言葉です。ベケットに偏見を持つのではなく、息子の味方になって支えていこうとする父の優しさに溢れた名セリフです。

私は偏見に負ける子は育てなかったわ。堂々と戦いなさい。

こちらは母親からのセリフ。こちらも母親の強さを感じる名セリフです。

フィラデルフィアは兄弟愛の街だ。自由の誕生の地だし、独立宣言がなされた街だ。独立宣言の言葉は、“普通”の人間が平等ではなく、人間は“皆”平等だ。

裁判が終わった後のマスコミの取材に答えるミラーの言葉です。

本作のタイトルが『フィラデルフィア』になった理由もここにあります。

監督のジョナサン・デミが本作に込めた気持ちがよく現れたセリフだと思います。

俺だってホモは嫌だ、だが法が破られた。君も弁護士なら法を忘れるな

こちらもミラーの言葉です。個人的な感情を抜きにして、弁護士としての矜持を大事にするミラーの信念が現れています。

この病気を持つ者は皆、同じです。有罪でも無罪でもない。ただ生きたいだけです。

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