今回は「リトル・ミス・サンシャイン」というミスコン出演への旅を通して、成長してゆく家族の物語が描かれた映画『リトル・ミス・サンシャイン』から名言・名セリフを紹介していきます。
『リトル・ミス・サンシャイン』とは
2006年公開のアメリカ映画です。
子供限定のミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」に末娘のオリーブが出場するため、車で旅をする一組の家族を描いた作品。
誰もが癖のある家族が、旅を通して一つになってゆく様を描き出しています。
出演はグレッグ・キニア、スティーヴ・カレル、トニ・コレット、ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリン、アラン・アーキン。
特に末娘のオリーブを演じたアビゲイル・ブレスリンが人気が高いです。
2007年度のアカデミー賞では、作品賞はじめとした4部門でノミネート。
800万ドルという低予算で製作された映画ながら世界興行収入1億ドル超えの大ヒットを記録した傑作です。
『リトル・ミス・サンシャイン』の予告編はこちら
『リトル・ミス・サンシャイン』の名言・名セリフをご紹介
結果はどうあれお前は精一杯やった
立派なもんだ
脱帽するよ
大きなチャンスに挑戦したお前を誇りに思う。
おじいちゃんが父のリチャードに投げ掛ける言葉。父は異常なほど『人生で勝つこと』にこだわっています。
もちろん、成功も大切ですが、本当に大事なのは挑戦すること、行動することこそが重要なのだと教えてくれる名言です。
「負け犬の意味を知ってるか?
負け犬っていうのは負けるのが怖くて
挑戦しないやつらのことだ
お前は違うだろ
負け犬じゃない、明日は楽しめ」
「リトル・ミス・サンシャイン」の開催日の前夜、不安な胸中を吐露するオリーヴに、またもおじいちゃんがかけた、映画史に残る名言です。
前述のとおり、コンテストに負けて勝つこと、負けることにこだわる父親に嫌われたらどうしようと泣き出すオリーヴを支えた名セリフですね。
「お前は世界で一番可愛い女の子だよ」
「口先だけよ」
「ウソじゃない お前を愛してるのは頭脳や性格じゃない
心も外見も美しいからさ」
これも『リトル・ミス・サンシャイン』の開催日の前夜ぼオリーヴとおじいちゃんのセリフです。ここからは祖父の孫に対する無償の大きな愛情を感じることができます。
「オリーヴの晴れ姿をオヤジは見たがってた
出場しないと故人が浮かばれない。
今さらあきらめる気か?」
そんなおじいちゃんですが、オリーヴを励ましたその夜に亡くなります。
もともとドラッグの常用者で不摂生な生活をしていたおじいちゃん。そんなおじいちゃんに孫娘の晴れ姿をみせてあげたい。
そんな父親の思いのこもったセリフです。
「世間には2種類の人間がいる
勝ち馬と負け犬だ
その差は何か?勝ち馬はあきらめない
僕らは勝ち馬か負け犬か?」
父親のリチャードの言葉。このセリフが登場するシーンは映画の後半、何とかしておじいちゃんの遺体を『リトル・ミス・サンシャイン』会場まで運ぼうとするリチャードの思いの深さがはかり知れるセリフです。
あれほど勝ち組負け組にこだわっていたリチャードですが、彼もまた旅を通して、本当に勝つものは何なのか、本当に大切なものは何なのかをつかみ直していくのです。
「おじいちゃんはお前を誇りに思ってるよ」
大舞台でも周囲に負けずに自分を貫き通したオリーヴ。彼女のステージに対して、父がかけたセリフです。
「負け犬の意味を知ってるか?
負け犬っていうのは負けるのが怖くて
挑戦しないやつらのことだ
お前は違うだろ」
というおじいちゃんのセリフがあるように、勇気を出して大きな舞台に挑んだオリーヴ。
当初、結果が全てだと考えていた父の中にも、結果はどうあれ「挑戦することの大切さ」を大事にする気持ちが生まれていることがわかります。