映画の名言シリーズ、今回は絶望から救ってくれるような、希望を感じさせたり、肩の力が少し抜けるような、そんな名言をご紹介します。
『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』
「何というかな、“あぁ、生まれて来て良かったな” って思う事が何べんかあるじゃない。そのために生きてんじゃねえか? そのうちお前にも、そういう時が来るよ。まあ、がんばれ」
故・中島らもさんの著作にも同じような言葉がありましたね。幸せを感じられるのも、生きていればこそです。
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』
スプートニクに乗って、宇宙に飛ばされたライカ犬のことを思えば、 僕の不幸なんてちっぽけなモノだ。
このセリフ、個人的にはすごく名言だし、かつ具体的なのがいいなぁと思います。
すこし説明すると、スプートニクというのはソ連の人工衛星スプートニク2号のこと。生物を宇宙へと連れ出すことを目的として打ち上げられたこの衛星には犬が搭乗させられていましたが、当初より地球への帰還は考慮されていなかったという悲しい逸話があります。
それと比べれば私たちの抱える悩みのなんと小さいことか!
『サンドイッチの年』
人生は食パンのような普通の年が多いが、ハムや辛子の年もある。 辛子も一緒に噛み締めなきゃならん。
山もあれば谷もある。酸いも甘いも一緒に飲み込まなければならない。イイことがあっても、辛いことがあっても、「それが人生なんだ」と一息つきたくなるような、そんな名言です。
『エリザベスタウン』
無難なものだけを求める者に本当の大失敗は起こらない。
イギリス空軍特殊部隊のモットーはリスクを冒す者が勝利する。
蔦はコンクリートを割って芽を伸ばす。
鮭は血まみれになって流れに逆らい何百マイルも川をのぼる。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。失敗するから成功はある。
挑戦しているからこそ失敗する。
映画では10億ドルもの損失を出し、所属する会社を破産させてしまう主人公ですが、
それでも立ち直れる強さを与えてくれる言葉ではないでしょうか。
『24アワー・パーティ・ピープル』
スコットフィッツジェラルドは言った。
アメリカ人の人生に第2幕はないと。
だがここはマンチェスターだ。
事情が違う、ここからが第2幕だ。
このセリフ、個人的に好きです。
終わるか、終わらないかは気の持ちようでもあるんじゃないかなと思います。
第3幕や4幕、終幕までいくつもなり直せる国、日本であってほしいとも思います。
『マイノリティ・リポート』
「言っておくが、未来は自分だけのものだ。望めば自分自身でどうにでも変えられる。変えるチャンスはまだあるぞ。選べるんだ。」
結局は自分次第。このセリフの未来を人生に置き換えてみてもいいと思います。
あなたの人生の主役はあなたなのだから、もう少しあなたらしい毎日でもいいかもしれません。
変わることで変えられる。
変わることは心次第でいつでもできるものかもしれません。
そんなことを教えてくれる名言です。
『道』
世の中の全てのものには意味がある。例えば、この石コロだって、きっと何かの役にたっているんだ。
お前は頭も弱く、器量も決して良くないが、ザンパノはお前がいないと生きていけないんだよ
落ち込んでいるとき、悩んでいるときはつい自分のことを必要以上に卑下していないでしょうか?
フェデリコ・フェリーニ監督の名作、『道』。
名作にふさわしい、とても優しく、また心に染みる名言です。
『LIFE!/ライフ』
「人生はきっと、知らない世界に飛び込むことよ。」
『トゥルー・ロマンス』
人生なんてそんなもんさ。だけど逆転することもある。
人間が発明したもののなかで一番素晴らしいものは『人生は辛い』という言葉だとも言われています。
辛いことがあっても、人生ってそんなもんだ、と思えれば、少しは気持ちが楽になるのかもしれません。
そして、生きている限り、必ず希望はあるということですね。