『グレイテスト・ショーマン』は19世紀に活躍した興行師、P・T・バーナムの成功を描いたミュージカル映画です。
『ラ・ラ・ランド』で歌曲賞を受賞したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビが音楽を担当しています。
ゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞(ミュージカル・コメディ)にノミネートされるなど、評判もいいです!
そんな『グレイテスト・ショーマン』の心に残る名言・名セリフをまとめてみました。
まずはあらすじから。
『グレイテスト・ショーマン』のあらすじ
P.T・バーナムは決して裕福ではない家庭に生まれ育ったが、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚し、二人の娘も授かることができた。
しかしバーナムの人生は彼が望むようにはうまくいかない。
「君に約束した人生はこんなんじゃない。」
彼女たちを幸せにすることを願うバーナムは努力と朝鮮の果てに様々な個性をもちながらも日の当たらない人生を歩んでいた人々を集めた誰も観たことが無い華やかなショーを思いつく。やがてそのショーは大評判となり、ヨーロッパ巡業を行ない、ヴィクトリア女王にも謁見することができた。
そこで出会った奇跡の声と美貌を持つスウェーデンのオペラ歌手ジェニー・リンドを連れてアメリカに戻り、そのショーは全米中を魅了し、バーナムは名士の仲間入りを果たす。だが、彼の行く手には、すべてを失いかねない、大きな波乱が待ち受けていたー。
『グレイテスト・ショーマン』名言まとめ
「僕が君に約束した人生はこんなモノじゃない。」
バーナムが想うように成功しない人生を妻に詫びるシーン。
「私はこのままで幸せよ」という妻の言葉に上記のように答えています。家族を自分の描く理想の幸せにすることこそが、バーナムの幸せでもある。
彼がこのあとに始めるショービジネスと飽くなき成功への根底には家族への想いが常にあるのだということが伝わるセリフです。
「お父さん、世界は変わり続けています。」
18世紀当時は白人と黒人が一緒に表を歩くなど考えられない時代でもありました。
フィリップはそんなか黒人の恋人のアンを連れてデートをしますが、そこでたまたま出会ったフィリップの両親にアンを侮辱されます。
その時にフィリップが父親に発したのが次の言葉。
この後も長い差別を経て、公式に黒人が法的な平等を勝ち取ったのは100年以上も後の1964年7月2日に公民権法(Civil Rights Act)が制定された時でした。
ただ、今なお差別は存在します。
「みんな違うから輝くんだ」
金子みすゞのような言葉ですね。昨今の排他的な政治的なムーブメントに抵抗するかのように、「多様性」は改めて今注目されています。
今作『グレイテスト・ショーマン』に限らず、他の映画作品でも「多様性」をテーマにした作品が増えてきたように感じます。
「地位も名誉も財産もなくしたが、 友情と愛と誇りある仕事が残った。」
バーナムはようやくマイノリティの人間たちを集めたショーを出し物にすることで成功を得ることができましたが、パーティー会場にマイノリティである出し物小屋の仲間たちを入れさせないなど、人間として薄情な部分も見え隠れし、正直、映画を観ていて、バーナムの本心がみえづらくなっていったんですよね。
そんな中、全てを失くしてやっと上記のセリフでバーナムの本心が理解できましたね。
映画の最後 P・Tバーナム本人の言葉
『グレイテスト・ショーマン』の最後は本人の次の言葉で締め括られています。
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