「努力できる才能」と言う言葉があります。確かに信じがたい努力を重ね、前人未到の偉業を成し遂げる人もいます。
こう書くと確かに努力する才能というのは存在するかも、とも思えますが、しかし、努力はその人の心次第で誰にも少なからずできるものだと思います。
心が折れそうになったときは、自分を奮い立たせてくれるような言葉もまた役に立つと思います。
今回は目標に向かって努力する力をくれる映画の名言・名セリフをご紹介します!
努力の名言01.『ロッキー・ザ・ファイナル』
『ロッキー・ザ・ファイナル』は、2006年に公開された「ロッキー」シリーズの最終作。
公開されるや否や、前評判を覆し、「最高のサプライズ」との声も聞かれるほどの傑作映画となりました。
今作のキャッチコピーは『NEVER GIVE UP 自分をあきらめない』。
そのコピーに違わぬ勇気の物語が展開されます。
「世の中はいつもバラ色じゃない。それなりに厳しく辛い事も待っている。気を抜いていたらどん底まで落ち込んで二度と這い上がれなくなる。それが人生だ。人生はどんなパンチよりも重くお前を打ちのめす。だが、どんなにきついパンチだろうと、どれだけこっぴどくぶちのめされようと休まず前に進み続けろ。ひたすら苦痛に耐え前に進むんだ。」
現役復帰を表明したロッキーに対して、ずっとロッキーの影に隠れる存在になっていた息子のロバート。
そんなロバートはロッキーに自分に恥をかかせないでほしいと現役復帰に反対しますが、ロッキーはロバートに誰のせいにもせず、自分で人生に立ち向かう大切さを説きます。
人生は辛いけれど、その中で努力し続けることが大切なのだと励まされます。
努力の名言02.『ロッキー』
『ロッキー』はシルヴェスター・スタローン主演のボクシング映画。
町のチンピラが一夜にして栄光をつかむというアメリカンドリームを体現した物語は全米で大ヒットし、当時隆盛だったアメリカンニューシネマに終止符を打ったと言われています。
また、主演を努めたスタローン自身も、それまでは用心棒をしながらポルノ映画への出演で口糊をしのぐ厳しい生活でしたが、今作への主演でスターダムに躍り出ることになります。
「アインシュタインは2度も落第した。ベートーヴェンは耳が聞こえなかったし、ヘレン・ケラーは目が見えなかった。チャンスはあるはず。」
これも『ロッキー』シリーズから。どんな逆境にあろうと、努力によって成功をつかむことも可能なのです。
売れないボクサーだったロッキーも、偉人達の人生を励みに、努力して世界チャンピオンへの道を駆け上ってゆくのです。
努力の名言03.『クリード 炎の宿敵』
「自分の道を諦めたら何者でもなくなる」
『クリード 炎の宿敵』
なぜドラゴと戦うのか。アドニスにとってドラゴと戦うのは自分で決めたこと。そこから逃げてしまってはいつまでも自分自身の道は作れない。
努力するというのはひたすら地味で辛いことのつみかさねでもありますが、どんな困難が待ち受けていても、自分で決めたことをやり遂げられなければ、自分自身ではいられなくなる、そんな名言です。
努力の名言04.『がんばれ!ベアーズ』
「諦めるな。一度諦めたらそれが習慣となる」
努力している人間にとって、ある意味で「諦める」というのは甘い誘惑でもあります。
しかし、一度でも努力を怠るとそれが習慣になってしまう。
心が折れそうになったときに思い出したい名言です。
努力の名言05.『プラダを着た悪魔』
『プラダを着た悪魔』は2006年に公開されたアン・ハサウェイとメリル・ストリープ共演のコメディ映画。
世界的ファッション誌の転職を当初はジャーナリストへの足掛かりと割りきっていたアンドレアが、失敗をきっかけにオシャレに洗練されていく変身っぷりは必見。
ハイブランドのファッションが楽しめるのも見逃せません。
「よく考えろ。君は努力していない。泣きごとを言ってるだけだ。」
努力の名言06.『エリザベスタウン』
『エリザベスタウン』は2005年公開の恋愛映画。監督は『あの頃、ペニー・レインと』のキャメロン・クロウ、主演はオーランド・ブルームが務めています。
どんな人生にも、状況であっても希望はある。
単なる恋愛映画の枠を超えて、『エリザベスタウン』は観終わった後に一筋の光を差してくれるような作品です。
「無難なものだけを求める者に本当の大失敗は起こらない。
イギリス空軍特殊部隊のモットーはリスクを冒す者が勝利する。
蔦はコンクリートを割って芽を伸ばす。
鮭は血まみれになって流れに逆らい何百マイルも川をのぼる。」
虎穴に入らずんば虎子を得ず。失敗するから成功はある。
挑戦しているからこそ失敗する。
映画では10億ドルもの損失を出し、所属する会社を破産させてしまう主人公ですが、それでも立ち直れる強さを与えてくれる言葉ではないでしょうか。
努力の名言07.『ゴッドファーザー』
「人は生まれたときから偉大なのではない、成長しながら偉大になるのだ。」
天才と言われる人でも、生まれながらに天才だったわけではありません。
「努力をしても報われない奴はいる。間違いなくいる。ただ成功した奴は、必ず努力をしている」
同じような名言に上記もあります。
努力を重ねて今の姿になったということを思い出させてくれる名セリフです。
努力の名言08.『猟奇的な彼女』
「運命というのは、努力した人に偶然という橋を架けてくれる」努力の名言09.『博士と彼女のセオリー』
努力の名言10.『プライド 栄光への絆』
「「完璧」という言葉はあの得点表にあるんじゃない、勝利することでもない。友達や家族や自分自身とどう向き合うのか、皆の心の中にあるものだ。
「完璧になる」ということは、仲間の目を見ることができ、真実を告げても彼らを失望させないことだ。その真実とはやれることはすべてやったということだ。
最大限の努力をし、他には何も残っていない状態だ。おまえたちにはそれができるか?その状態で精一杯生きる事ができるか?曇りのない目で、自分を大切にし、心に喜びを抱えているか?
それができるなら、おまえたちは「完璧」なんだ。」
努力の名言11.『リトル・ミス・サンシャイン』
『リトル・ミス・サンシャイン』は2006年のアメリカ映画。主演はアビゲイル・ブレスリンが務めています。全米の少女たちのミスコン、『リトル・ミス・サンシャイン』に出場する一家の旅を描いた作品です。
「負け犬っていうのは、負けるのが怖くて挑戦しないやつらのことだ」
なんの挑戦もしていない人に笑われても、全く気にする必要はありません。
悩んだり、戸惑ったり、不安に思うのは努力し挑戦してるからこそ。
本当の負け犬はあなたではないのです。
あなたを笑う人たちこそが本当の負け犬なのです。
周囲に惑わされることなく、目標に向かって努力を続けることが大切なのだと教えてくれます。
坂本龍馬もこう言っていますね。
「世の人は我を何とも言わば言え、我が成すべきことは我のみぞ知る。」
努力の名言12.『ルディ/涙のウイニング・ラン』
努力の名言13.『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』
監督はポール・フェイグ、主演はクリステン・ウィグが務めています。クリステン・ウィグは脚本も担当しており、アカデミー賞脚本賞にノミネートされています
「これが人生だ
人生は痛いだろ
反撃しろよ
こんなクソみたいな人生に負けんのか
自分を哀れむな
自分の不幸を周囲のせいにするな
問題の答えは自分の中にある」
努力の名言14.『グッド・ウィル・ハンティング』
懸命に試している限り、失敗しても良い。でも、後悔するのは最低だ。
努力の名言15.『マイノリティ・リポート』
未来は結局は自分次第。このセリフの未来を人生に置き換えてみてもいいと思います。
あなたの人生の主役は他でもないあなた自身。良いようにするのも、悪いようにしてしまうのも、あなた次第です。
変わることで変えられるものがある。それは変わろうと努力する心次第でいつでもできるもの。そんなことを教えてくれる名言です。
努力の名言16.『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』
「人間、長い間生きてりゃいろんな事にぶつかるだろう。そんな時、俺みてえに勉強してないヤツは、振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがない。
ところが、勉強したヤツは自分の頭で、きちんと筋道を立てて、“はて、こういう時はどうしたらいいかな?” と考える事が出来るんだ。だからみんな大学行くんじゃないか、そうだろう」
努力の名言17.『ペンギン・ハイウェイ』
『ペンギン・ハイウェイ』は2018年に公開された石田祐康監督の映画。
スタジオ・コロリド初の長編アニメーション作品です。
「他人に負けるのは恥ずかしいことではないが、昨日の自分に負けるのは恥ずかしいことだ。一日一日、ぼくは世界について学んで、昨日の自分よりえらくなる」
昨日の自分に負けるとは、言い換えれば退化してしまうこと。
子供の好奇心と、それを満たそうとする努力は僕たちこそ見習わないといけないですね。
このセリフは努力に対する名言でもありますが、これは勉強の名言でもあります。
大人になると時間がなくなったり、スマホでなんでもすぐに検索できてしまう時代ではありますが、学ぶことや調べるための時間もまた、変わらずに大切にしなければと自分自身をも奮い立たせてくれるようなセリフです。