『ティファニーで朝食を』とは
『ティファニーで朝食を』はトルーマン・カポーティ原作、オードリー・ヘプバーン主演の名作映画です。
冒頭でオードリーがティファニーのショーウィンドウを前に朝食を食べるシーンはあまりに有名ですね。
この時のジバンシィがデザインした黒のドレスは「史上最も有名なドレス」とまで言われています。
『ティファニーで朝食を』の名言・名セリフ
「自分が本当に求めている理想の場所に出会えるまでは、何も所有しないし、所有されたくない」
オードリー・ヘプバーン演じるホリーのセリフです。
「恋に落ち、互いを所有し合うことが人生なんだ。そうすることでしか本当の幸せは手に入れられないんだよ」
「あの宝石店の?」
「そうよ、私は今ティファニーに夢中なの」
タイトルの『ティファニーで朝食を』はもともとはホリーがいう、「ティファニーで朝食を食べるような身分」を表した言葉です。もちろんティファニーは飲食する場所ではありません。
このタイトルはホリーの少々エキセントリックな面を表したものだったのですが、映画版ではホリーの「憧れ」の象徴としてティファニーは用いられています。
「ホリーでもルラメーでもないわ猫と同じ名無しよ
誰のものでもない、独りぼっちよ」
ラストシーン、裕福なとの婚約を一方的に破棄されたホリーのセリフ。
ホリーは当初、孤独でも平気な女性として描かれますが、徐々に誰かの愛情を求めていく、人間的な女性に変わっていきます。