『ブラックホーク・ダウン』は2001年のアメリカの戦争映画です。監督はリドリー・スコット、プロデューサーにジェリー・ブラッカイマー、主演は『パール・ハーバー』のジョシュ・ハートネットが務めています。
1993年にソマリアの首都のモガディシュで実際に起きたアメリカ軍とソマリア民兵との戦闘「モガディシュの戦闘」を基にしています。
この戦いはのちにアメリカがソマリア内戦介入から撤収するきっかけとなりました。
『ブラックホーク・ダウン』の名言・名セリフ
「弾が頭をかすめた瞬間、政治やくだらん話は吹っ飛んじまうさ」
作戦実行前にアメリカ軍の兵士が発した一言。戦場の生々しさが伝わりますね。
「怖いのはみんな同じだ
だがそこで何が出来るかで男が決まる」
現場に戻るのが怖いと言うトーマスにストルッカー軍曹が伝えた言葉です。
「部下を全員生きて連れて帰れ」
デルタフォースのフート軍曹の言葉。劇中何度も繰り返されるこの言葉に仲間を見捨てないというアメリカ軍の鉄の掟を実感しました。
「愛する君へ。強く生きろ。そうすれば大丈夫だ。
君と子供たちのことを心から愛している。
今日と明日、一日一日を育てるように生きてくれ。
何かがっかりするようなことがあっても、笑顔を絶やさないでくれ。
では締めくくりに。
子供たちを今夜あったかくベッドに入れてやってくれ。
愛してるって言って、パパからのキスとハグをあげてやってくれ」
「ここに来る前友達に訊かれた。ソマリアに向かう時だ、こう言われた『何故他人の戦争を戦うんだ?英雄のつもりか』って…何も答えられなかったけど…今なら違うって答える…絶対に違うと。英雄になりたい奴はいない……ただ結果としてなるだけだ」
ジョシュ・ハートネット演じる主人公、二等軍曹のマット・エヴァーズマンの言葉です。
ブラックホークダウンは実際の出来事をもとにしています。それだけにこの言葉は深いですね。
「故郷に帰りゃこう聞かれる、『おいフート、何で戦う?何故だ?もしかして戦争中毒か?』…俺は一言も答えない。何故か?どうせ解りゃしない、奴らには理解できない、仲間の為に戦うって事が…それだけ…それだけだ」
最古参デルタ兵のフート一等軍曹の言葉です。
前述した「仲間を決して見捨てない」という掟。これがあるからこそ、味方を、国家を信頼して思いっきり戦えるのでしょう。
兵士にとっての仲間という言葉の意味は私たちが想像できないほど重いものかもしれません。
『ブラックホーク・ダウン』のスタッフ・キャスト
監督
リドリー・スコット
脚本
ケン・ノーラン
原作
マーク・ボウデン
製作
リドリー・スコット
ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮
サイモン・ウェスト
マイク・ステンソン
チャド・オーマン
ブランコ・ラスティグ
出演者
ジョシュ・ハートネット
ユアン・マクレガー