『アバウト・タイム ~愛しい時間について~』昨日から少しずつ観てますが、うーん、思わず唸ってしまうような名言が多いです。
『アバウト・タイム ~愛しい時間について~』から、そんな名言・名セリフをいくつかご紹介したいと思います!
『アバウト・タイム ~愛しい時間について~』とは
映画のあらすじ
ティムはちょっと冴えない男の子。彼は21歳の父親から一族の男にはタイム・トラベルの能力があることを教えられる。
半信半疑のまま、ティムは年越しパーティーの失態の場面にタイムトラベルする。
タイムトラベル能力を確信したティムは、その能力を「彼女探し」に使おうとするがー。
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『アバウト・タイム ~愛しい時間について~』の名言・名セリフ
「人生は結局、同じなんだ。 年を取り、同じ話を繰り返す。
でも、誰かと結婚して欲しい。優しい人と。」
「私の息子は誠実な心をもった、優しい男です。私は人生で特に誇れることなどあまりありませんが、息子の父であるということをとても誇りに思います。」
どちらもティムの父親の言葉です。そしてどちらもティムの結婚式で、息子に対するお祝いのスピーチの言葉です。
父親として、そして人生を歩んできたその年月がセリフに濃縮されているように感じます。
特に、後者のセリフは、とてもスマートで子供への愛情がストレートに感じられる、正に名言ではないでしょうか。
ティム「彼女のことどう思う?」
ティムの父「もうお前のことより好きになってるよ。」
これもティムの父親のセリフ。やはり演じるビル・ナイの雰囲気もあるのでしょうが、温和でスマートだけれども、父親としての芯やユーモアも持ち合わせている。
こう言われたら彼女はもちろん、息子も悪い気分はしないですよね!
「僕は君の瞳が好きなんだ。もちろん顔の他の部分も好きだよ。顔から下はまだ見てないけど、きっと全部素晴らしいに決まってるよ」
しばしば女性をうまくホメるのは難しいと言われます。
どれだけ相手のことが好きなのか、それを伝えるのも男女関係なしに、やはり難しいものだと思います。
上記はティムのセリフですが、不器用なりに伝えようとする姿勢と子のセリフがなんともかわいらしいです。
「私たちの人生も同じよ。
いろんな天気があるわ。
楽しんで!」
ティムとそのガールフレンドのメアリーの結婚式でのメアリーのセリフです。
彼らの結婚式は最悪の天候で大雨に強風が吹き荒れるものでした。
そんなアクシデントを笑い飛ばすようなセリフです。
一生に一度の舞台かメチャクチャ、、、て捉えるか、こんな日もあると笑い飛ばすのか、笑い話にできる人は、その寛大さとユーモアがとてもチャーミングで魅力的だと思います。
「幸せな金持ちはいない」
これもティムの父親。タイムトラベルで金儲けを画策する息子への、シンプルですが深い名言なのでした。
「父は幸せになる秘密の方法を教えてくれた。一つは、皆するように一日一日をただ普通に生きる。でも、そこで二つ目は父のプラン。その毎日をもう一度、全く同じように過ごしてみろと父は言った。最初の時は緊張や心配で世界がどんなに素晴らしいかわからないけど、二回目はそれに気付くんだ、と。」
「僕たちはみんな時間旅行をしている。人生の一日一日を。僕たちの出来る最善の事はこの素敵な旅を楽しむだけだ」
いくつかの映画にあるように、不確定な未来に右往左往するより、今、今できることをするだけ、結局それしかできないのではないか?となだめるような、問いかけるような、諭すような、そんな名言ですね。
本当に良い映画です。おすすめ!
『時をかける少女』のようなタイムトラベルモノですが、そうシリアスなものでもなく、ただ平凡な幸せを追っていく、ハートフルな作品です。