【あらすじネタバレ】「羊たちの沈黙」

「羊たちの沈黙」のあらすじを結末までネタバレで紹介しているので、
まだ見てない人は閲覧注意です!

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「羊たちの沈黙」のネタバレあらすじ

ミズーリ州のカンザスシティなどアメリカ各地で、若い女性が殺害され皮膚を剥がされるという連続猟奇殺人事件が発生していた。

逃走中の“バッファロー・ビル”と呼ばれる犯人は、その犯行内容から全米の関心を集めていた。

FBIアカデミーの訓練生で野心的なクラリス・スターリングは、行動科学課 (BSU)のクロフォード主任捜査官からバッファロー・ビル事件のためにある任務を課される。

それはバッファロー・ビルの心理状態を分析するために、ボルティモア州立精神病院に収監されている凶悪殺人犯で元精神科医の囚人ハンニバル・レクター博士へ協力を要請させるというものだった。

ハンニバル・レクターは食人行為などの猟奇的犯罪から「人食いハンニバル」と呼ばれるものの非常に高度な知的能力を持ち、高い教養を備えるなど塀の中にあっても論文を発表するなど高い影響力を保持している。

FBIへの協力を拒絶していたレクター博士は当初クラリスへも協力を拒んでいたものの、バッファロー・ビルの情報を与える見返りに、クラリスに彼女自身の過去を語らせることと引き換えに助言することを約束する。

そこでクラリスは父親の死と、それから預けられた叔父の家で屠殺される羊たちを目撃したこと、そして子羊を助けようとしたが、結局助けることができなかったことがトラウマになっていることを白状した。

一方、新たに上院議員の娘がバッファロー・ビルに誘拐されてしまう事件が発生。院長のチルトンは、自身の出世のためにレクター博士を上院議員に売り込む。議員は、レクターの捜査協力の見返りとして、レクター博士を警備の緩い刑務所へ移送させることを約束するが、それはチルトンの罠でもあった。

しかし、レクター博士はそんなチルトンの思惑にはとうに気づいていた。移送の際にあえて議員に侮辱的な質問を投げかける。そのときの議員の反応からか彼女の人間性を判断したレクター博士は議員に犯人の本名を伝えるがそれは全くのでたらめ。

そんなレクター博士は移送の隙をついて病院の職員や警察官を殺害。ゆうゆうと脱獄を果たす。

一方のクラリスはレクターの脱獄を知るも、彼が自分に襲い掛かるとはもはや考えなかった。

彼女はレクターからの言葉「人は、毎日見ているものを熱望することから始める。」を思い出し、最初の犠牲者のそばにまだバッファロー・ビルは暮らしているのではと思い始める。

クラリスはオハイオ州ベルベディアへ行き、最初の被害者であるフレデリカの父に会う。フレデリカの部屋でトルソーを見かけたクラリスは、バッファロー・ビルは女性の皮膚を用いて、彼が服を作ろうとしていることに気づき、クロフォードに電話する。

だが、クロフォードもその時バッファロー・ビルの下へ向かっていた。

クロフォードはバッファロー・ビルはシカゴにいると考えていた。しかし彼が急襲した家にバッファロー・ビルらしき人物はいない。クロフォードはクラリスの身を案じる。

クラリスはフレデリカが以前洋服のお直しを手伝ったというリップマン夫人宅を訪ねる。彼女の代わりにジャック・ゴードンと名乗る男が応対するが、クラリスは招き入れられた部屋の中にあの蛾を発見。ジャック・ゴードンこそがバッファロー・ビルだと確信する。

間一髪でバッファロー・ビルを射殺したクラリスは、上院議員の娘を救い出し、一躍時の人となる。

後日、クラリスは研修を終え、FBI訓練生の卒業式に出席する。卒業式が終わった後、クラリス宛に一本の電話がかかってくる。クロフォードとの会話を交わし、その電話に出る。

「子羊の悲鳴は止んだか?」

その声は脱獄を果たしたレクターからの電話だった。

私をほっといてくれというレクターに「約束はできない」と答えるクラリス。

レクターは「もっと長く話したいが、これから古い友人を夕食に・・・」と言い残し、電話を切る。

彼の目線の先にはにチルトンの姿があった。




「羊たちの沈黙」の映画情報

公開年
1990年

上映時間
118分

監督
ジョナサン・デミ

脚本
テッド・タリー

原作
トマス・ハリス
羊たちの沈黙

製作
エドワード・サクソン
ケネス・ウット
ロン・ボズマン

製作総指揮
ゲイリー・ゴーツマン

出演者
ジョディ・フォスター
アンソニー・ホプキンス
スコット・グレン
テッド・レヴィン



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