【あらすじネタバレ】「プラダを着た悪魔」


「プラダを着た悪魔」のあらすじを結末までネタバレで紹介しているので、
まだ見てない人は閲覧注意です!

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「プラダを着た悪魔」のネタバレあらすじ

アンドレアはジャーナリスト志望の女性。彼女は大手出版社からのオファーを受け面接に向かうが、そこはアンドレアの志望するジャーナリズムとは場違いの世界的ファッション誌「ランウェイ」の面接だった。晴れてアシスタントとして採用されたアンドレアだったが、彼女の上司はファッション界に絶大な影響力を持つ鬼編集長のミランダだった。当初は「ランウェイ」での仕事をジャーナリストへの足掛かりと割りきっていたアンドレアだったが、ミランダからのハードワークに忙殺される日々が続く。

ある時、アンドレアはミランダの日夜を問わない過度な要求に応えることと、それでもミランダに感謝の言葉一つ欠けてもらえず、彼女に認めてもらえないことを同僚のナイジェルについ愚痴ってしまう。ナイジェルはそんなアンドレアに「君は努力などしていない」と言い放つ。

確かにアンドレアは世界的なファッション誌で働いてはいるが、ファッションやスタイリングには全く無頓着なのであった。

『「ランウェイ」で働くために命を捨てる人が何人もいる』

ナイジェルはそう言い、そしてその言葉をきっかけにアンドレアはファッションをはじめとして、それまでの自分を変えていく。

それでもアンドレアは失敗はするもののしたたかさ、言葉の裏を読むことを覚えていき、ミランダからの信頼も得ていく。

そんな矢先、アンドレアは「ランウェイ」の見本をミランダの自宅に届ける仕事を任せられる。それはミランダから一定の信頼を置かれた証だったが、アンドレアはルールを破り、御法度のミランダの私生活を覗き見てしまう。

翌日、ミランダから「出版前のハリー・ポッターの新作を入手する」という無理難題を押し付けられてしまう。

時間もない中、絶望感に陥るアンドレアだったが、以前に知り合ったエッセイストのの手助けによりかろうじて手に入れることに成功する。

そのことがきっかけでよりミランダからの信頼を得たアンドレアは先輩アシスタントのエミリーが体調不良のため、代わりにパリ・コレクションに同行することをミランダに命じられる。

しかしアンドレアはエミリーが誰よりもパリ・コレにこだわり、そのために人一倍努力していたことを知っていた。

戸惑うアンドレアだったが、たまたまエミリーが事故に遭い、物理的にもパリ行きは叶わなくなってしまう。お見舞いに来たアンドレアに恨み節をぶつけるエミリーだが、アンドレアは迷うながらもパリ行きを決心する。

その反面で家族や友人、恋人ネイトとの時間は壊滅状態。

当初はファッションに興味もなく、プライベートも大事にしていたアンドレアが何よりも仕事を優先し、ハイ・ブランドを着こなす女性になってしまったことで、ネイトの目には以前のアンドレアの姿はどこにもなかった。

アンドレアとネイトは既に違う風景を見てた。

当初はファッションに関心のなかったアンドレアだったが、今やファッション業界は新しい価値観を見せてくれる場所。そして、ミランダの要求の先には自分の望む未来があるということも確かに感じていたのだった。

アンドレアはネイトと別れ、そのままパリへ向かう。

パリでもアンドレアはミランダのアシスタントを完璧にこなしていた。

ナイジェルは新しく立ち上がるファッションブランドのパートナーに就任することが内定し、夢が叶った喜びをアンドレアと分かち合う。

パリの夜、アンドレアはハリーポッターの件でお世話になったクリスと再会する。クリスの情熱的な告白に、アンドレアは一夜をともにしてしまう。

翌朝、アンドレアはクリスからミランダを「ランウェイ」誌の編集長から降板させ、フランス版の「ランウェイ」編集長を新編集長に迎える動きがあることを伝える。

アンドレアはそのことを必死にミランダに伝えるが、彼女は全く意に介さない。

アンドレアはミランダのそんな態度を訝しく思いながらもパリでのパーティーに出席。

ミランダはスピーチの中で、ナイジェルが内定していたはずの新しいブランドのパートナーにフランス版の「ランウェイ」編集長を推薦したことを発表する。

ミランダはナイジェルの夢をわかっていながら、ナイジェルを裏切り、引き続き「ランウェイ」の編集長の座に居座ったのだった。

ミランダは自分が編集長でいなければ、「ランウェイ」というブランドは維持できないと考えていたのだった。ミランダもまた「ランウェイ」のために人生を懸ける1人なのだ。

しかし、アンドレアにとって、ミランダのように仲間を裏切ってまで今の地位を維持しようとする姿勢に反発を覚える。

ミランダはそんな思いを打ち明けるアンドレアに「あなたは私に似ている」というが、アンドレアはそれは本当の自分の生き方ではなかったことを悟る。

アンドレアは車を降りると、ミランダのそばを離れ、ケータイを噴水のなかに捨てて一人別の方向へ歩き出し、ミランダと決別。そのまま「ランウェイ」誌の仕事をやめてしまう。

後日、ネイトとも仲直りし、新しい仕事場、の面接へ向かうアンドレア。彼女のファッションは「ランウェイ」にいたころのハイブランドを身にまとったゴージャスなものではなく、等身大の彼女のファッションでした。

面接のそれはミランダからのメッセージだった。そこにはアンドレアには期待を裏切られてきたこと、そして最後に「アンドレアを雇わないものは大バカ者である」と記されていた。

初めてミランダの優しさに触れたアンドレア。面接を終えて外に出ると、偶然、車に乗り込もうとするミランダの姿が目に入る。一瞬二人は目が合う。

ミランダはクルマに乗り込むと一人静かに微笑むのだった。




「プラダを着た悪魔」の映画情報

公開年
2006年

上映時間
110分

監督
デヴィッド・フランケル

脚本
アライン・ブロッシュ・マッケンナ

原作
ローレン・ワイズバーガー

製作
ウェンディ・フィネルマン

製作総指揮
カレン・ローゼンフェルト
ジョー・カラッシオロ・ジュニア

出演者
メリル・ストリープ
アン・ハサウェイ
スタンリー・トゥッチ
サイモン・ベイカー
エミリー・ブラント
エイドリアン・グレニアー




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