この記事のコンテンツの目次を見る
「ランボー」のネタバレあらすじ
ベトナム帰還兵のジョン・ランボーは訪ねていた。しかし、訪ねた先でベトナム戦争の科学薬品が原因で癌になり、この世を去っていることを伝えられる。
の家を去り、ポートランドに食事をしようとやって来たランボーを保安官のティーズルが尋問し、車に乗るように言う。
北へ送ると言っていたティーズルだが、車に乗ると町の外れまで向かっていくのだった。
横暴な態度に不快感を露にするランボーにティーズルは『この街では俺が法律だ』と言い放つ。
町外れに下ろされたランボーだが、再び町へ負かって歩き始める。
それを見ていたティーズルはランボーを無理やり逮捕し、警察署へ連行する。
警察署での拷問じみた取り調べに、ランボーの脳裏にベトナム戦争での拷問の記憶がフラッシュ・バックしてゆく。
そして羽交い締めにされカミソリを見せられたときにそれは最高潮に達する。
我慢できなくなったランボーは保安官達を倒し、警察署から脱出。バイクを奪い、山へ向かう。
ティーズルもパトカーで追うが、悪路に横転する。
犬をつれての山狩りが始まる。
逃げるランボーだが、行く先には断崖絶壁の峡谷しかなかった。仕方なく峡谷の岩肌を下りてゆくランボーだったが、ヘリコプターに見つかってしまう。
ヘリの狙撃主のガルトは逸りランボーに向けて射撃するが、ランボーも手元にあった石を投げて応戦。
それがもとで狙撃主のガルトはヘリから落下。死亡する。
ランボーはガルトの死亡は事故であり、『もうやめよう』と降伏の意思を示すが、保安官はランボーに向かって発砲。
ランボーは再び山に身を隠す。
そんな中、保安官たちのもとにランボーの情報が舞い込む。
ランボーが元グリーンベレーでベトナム戦争の勇士であること。
ランボーがただものではないことを知るが、ガルトの仇をとりたい保安官は『やつも人間だ』として、再びランボーを捜索、殺そうとする。
ランボーの超人的な戦闘能力により、保安官は一人また一人と倒され、戦力を削がれていく。
そして、たった一人残ったの前にランボーが現れ、喉元にナイフを突きつける。『この山では俺が法律だ』そう言って戦闘をやめるように伝え、山へ姿を消す。
ランボーの事件はテレビでも話題になっていた。
保安官だけでなくら州警察まで巻き込んでもランボーは捕らえられない。
そんな彼らの前にランボーの上官、トラウトマン大佐が現れる。
トラウトマン大佐はランボーがいかに優秀な軍人かを語り、『よく命がありましたね』と話す。
トラウトマンはランボーについて一旦逃がし、下山してどこかの街に現れたら逮捕すればいいというが、ティーズルには到底受け入れられる作戦ではなかった。
州警察の呼び掛けにも無反応なランボーだったが、かつての上官トラウトマンの呼び掛けには動揺しながらも応じる。
ランボーを含めた部隊の各員の名前を連呼するトラウトマンにランボーは寂しげに『全員死にました』と答えるのだった。
そして、投光を呼び掛けるトラウトマンに『保安官が先にしかけた』といい、投降には拒否を示すランボー。
翌朝、州兵部隊によるランボー捕獲作戦が開始される。
ロケットランチャーで逃げ込んだ炭鉱を爆破され、死んだかと思われたランボーだったが、炭鉱の中で生き延びていた。
トラウトマンはランボーを国家のために戦った勇者として扱わないティーズルの姿勢を皮肉る。
トラウトマンはランボーが出した犠牲を『最小限だよ』といい、彼は単なる犯罪者ではないと見なしていた。
その頃ランボーは手製の松明を作り地下水脈をたどって出口を探していた。
やっと山道へ抜けたランボーはトラックを奪い、警察の包囲を抜けて、町へ出る。そこでガソリンスタンドを爆破。
ランボーを殺そうとするティーズルにトラウトマンは『今度の戦いはもっと激しくなる』『お前は死ぬ』『私なら彼を止められる』と伝えるが、ティーズルの耳には届かなかった。
やがてティーズルとランボーの戦いは市街戦へと発展してゆく。
ティーズルに止めをさそうとしたランボーをトラウトマンが制止する。
トラウトマンはランボーにもはや建物が包囲されていて勝ち目はないこと、そして任務は終わったと伝えるが、ランボーは
「何も終わっちゃいないんだ!俺にとっては戦争は続いたままなんだ!あんたに頼まれて必死で戦ったが勝てなかった!そしてやっと帰国したら、空港にはデモ隊が俺を待ち受け、罵り声を浴びせてきた、赤ん坊殺しだ大量殺人者だってね!あいつらにそう言う資格があんのか、誰一人戦争が何かも知らないで俺を責める資格があんのか!」
と子供のように泣き叫ぶのだった。
そして泣きながらベトナムの悪夢に七年たった今でも苦しんでいることを告白する。
トラウトマンは複雑な表情でランボーを胸に抱き止める。
そしてランボーは投降し、物語は幕をとじる。
「ランボー」の映画情報
1982年上映時間
97分
監督
テッド・コッチェフ
脚本
マイケル・コゾル
ウィリアム・サックハイム
シルヴェスター・スタローン
原作
ディヴィッド・マレル
『一人だけの軍隊』
出演者
シルヴェスター・スタローン
リチャード・クレンナ
ブライアン・デネヒー