【あらすじネタバレ】「マトリックス」

「マトリックス」のあらすじを結末までネタバレで紹介しているので、
まだ見てない人は閲覧注意です!

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「マトリックス」のネタバレあらすじ

ある夜、警官隊がホテルに若い女性の逮捕に動員されていた。
サングラスをかけた男二人が警部補の警官に忠告するが「小娘一人くらい」「2班をやった、すぐに織りてくる」と一蹴する。

しかし、サングラスをかけた男の一人が「今頃皆殺しにされてる」と返すのだった。

その言葉通り、若い女性一人に警官隊は瞬く間に皆殺しにさせられる。下で待機していた警官隊とサングラスをかけた男が女性を追うが、男と女性の常人離れした身体能力に驚愕し、追跡不能になる。

彼女の名前はトリニティ。トリニティはウェルズ通り角の電話機を目指して走るものの、男もトレーラーで電話機ごとトリニティをつぶそうとしていた。トリニティは電話ボックスに入る。その刹那トレーラーが電話機をつぶすが、そこにはもうトリニティの姿はなかった。

白ウサギの後を

大手ソフトウェア会社で働くトーマス・アンダーソン。彼には凄腕ハッカー「ネオ」としての裏の顔があった。

彼はこの現実は本当に現実なのか、起きてもまだ夢を見ているような感覚に悩まされていた。ある日、パソコンの画面に起きろネオとのメッセージが表示される。
続けて「白ウサギの後を」とメッセージは続く。

その後、部屋を訪れたチョイにハッキングしたデータを渡す。チョイからの遊びの誘いに気乗りしないネオだったが、連れの女の肩に白ウサギのタトゥーがあったことから、クラブへ同行することに。

そこでメッセージの主のトリニティと知り合う。

彼女はネオに危険が迫っていることと、ネオのことをよく知っていること、ネオが「彼」を探していることも知っていることを告げ、自分もかつてそうだったとネオに告白する。

ネオは「マトリックス」とは何か?をトリニティに尋ねるが、彼女は「その答えはどこかであなたを探している」といい、「あなたが望めばそれを見つける」と去っていった。

モーフィアスとの邂逅

翌朝、ネオは会社に遅刻し、上司からイヤミを食らう。自分の机で仕事を始めるネオのもとに、携帯電話が届けられる。

着信の相手はネオが探し続けていた「彼」モーフィアスだった。モーフィアスは自分もネオをずっと探していたこと、そしてネオのもとにサングラスをかけた男たち「エージェント」が向かっていることを話し、逃げるための段取りを教えるも、ネオはエージェントに捕まってしまう。

エージェントはネオにハッカー「ネオ」としての犯罪をもみ消す代わりにモーフィアスの逮捕に協力しろという。断るネオに彼らは小さな虫のようなロボットをネオに見せる。まるで生きているようなそれはネオの腹部から体内に侵入する。

叫び声を上げたネオはベッドから飛び起きた。全ては夢だったと感じたその瞬間、モーフィアスからの電話が鳴る。モーフィアスはアダム通りに来るようにネオに伝える。ネオはアダム通りでトリニティの乗る車と合流。車内でエージェントに入れられたロボットの除去作業が行われる。ネオはロボットを見て「現実だったのか!」と驚愕する。

たどり着いた洋館でネオはモーフィアスとの邂逅を果たす。
モーフィアスはネオに「元の世界へ戻る薬」と「真実の世界を見せる薬」の二つを見せる。迷うことなく「真実の世界を見せる薬」に手を伸ばすネオ。モーフィアスは「忘れるな、見せるのはあくまでも真実だ」と声をかけるも、ネオは覚悟を決めてその薬を飲む。

別の部屋にはモーフィアスの仲間たちがスタンバイしていた。ネオがさっき飲んだ薬はネオの現実世界での本当の肉体を探し出すプログラムなのであった。



真実の世界

目覚めたネオはプラグに繋がれ、カプセルの培養液のなかにいた。周囲を見渡すと、無数のカプセルに自分と同じような人間が横たわっていた。

管が外され、ネオは培養液と共にカプセルの外へ流されてしまう。流されたネオはモーフィアスの船、ネブガドネザルに救出される。

ネオは船の中で目が覚めた。「目が痛い」そういうネオにモーフィアスは「初めて使うからな」と声をかける。

改めてモーフィアスから真実の世界、今までの現実は敵のマシンが作り上げた「マトリックス」という仮想現実空間であり、真実の世界では人間は電池の役割でしかないことを伝えられたネオはパニックに陥り、気を失う。

モーフィアスはある年齢を過ぎると、マトリックスという真実を受け入れられずに精神を崩壊すると言い、自分の信念に従って真実を見せたと伝える。
モーフィアスの信念とは『救世主を探す』ことだった。

ネオの訓練

そして、ネオの訓練が始まる。

まずは戦闘訓練。

ネオはカンフープログラムを習得し、モーフィアスとの実戦に入る。モーフィアス相手に善戦しつつも敵わないネオ。
モーフィアスはそんなネオに「心を解き放て」と言う。「下層現実の世界のなかで速さやパワーの原因が筋肉にあると思うか?」
ネオは再度モーフィアスに挑み、モーフィアスに勝利する。

次に跳躍プログラム。

高層ビルからビルへ飛び移る訓練だが、ネオは失敗し、地面に叩きつけられる。
目覚めたネオは口の中が出血していることに気づく。
「マトリックスの中で死ねばここで死ぬ?」その問いにモーフィアスは「心と肉体は一つだ」と答える。

最後はエージェントについての訓練。

モーフィアスたちは違法信号でマトリックスに侵入しており、エージェントたちはそれらを取り締まる、マトリックスにおける警察のような存在だった。彼らはマトリックスにつながれた誰にでも成り替わることができ、かつ今までエージェントと戦って勝ったものはいない、最強の存在でもあった。

そのとき、ネブガドネザルには緊急事態が発生していた。
敵のマシンがネブガドネザルを発見していたのだ。ネブガドネザルの唯一の武器はEMSと呼ばれる電磁パルスのみ。
古い下水管の中に身を隠し、なんとかマシンをまくことに成功する。

「預言者」オラクル

ある時乗組員の一人、サイファーはマトリックス内でエージェント・スミスと裏取引をしていた。サイファーは現実世界に馴染めず、赤いカプセルを飲んだことをずっと後悔していたのだった。

ネオは初めてマトリックスに侵入する。その目的は「預言者」と呼ばれる存在のオラクルに会うことだった。

オラクルはネオに彼が救世主ではないこと、しかし来世はわからないことを伝える。落胆するネオにオラクルは続けて「モーフィアスが死ぬか、ネオが死ぬか、あなたの決断にかかっている」と警告する。

帰り道にネオはある黒猫が2度同じ動きをするのを目撃する。「デジャヴだ」そうつぶやいたネオに乗組員全員が反応する。デジャヴはマトリックスが更新されたときに起きる現象だったのだ。それまでの脱出経路は壁に変わっており、かつエージェントも迫り一気に絶体絶命の状態に追い込まれる。

モーフィアスはネオを救うために一人エージェントと戦うが、到底かなわず彼らに連行、捕らわれてしまう。



裏切りと決断

サイファーは一足先に戻り、タンク、タンクの兄のドーザー、エイポック、スイッチを次々に殺害。
ネオを殺そうとした瞬間に殺したはずのタンクに撃たれ、サイファーは息絶える。

タンクの手によって無事に現実世界に戻ることのできたネオとトリニティ。
仲間を失った悲しみに打たれる彼らだったが、もう一つの問題が迫っていた。

それはモーフィアスを殺すかどうか。

エージェントの苛烈な尋問にモーフィアスが屈せば、ザイオンへのアクセスコードが敵の手に渡り、現実世界は滅んでしまう。
タンクはモーフィアスのプラグを外し、彼を死なせることを提案するが、ネオは反対する。預言者に「俺の決断にかかっている」と言われたことを明かし、捕らわれたモーフィアスを救うため、マトリックスへの侵入を試みるネオ。複数のエージェントに囲まれたモーフィアスを助けるのは自殺行為と忠告するタンクだったが、ネオは預言者の言葉を信じ始めていた。

モーフィアスの救出

ネオとトリニティはマトリックスに潜入。ロビーで警備員とを壊滅させ、一気に屋上へ向かう。そこに姿を見せたのはエージェントだった。
ヘリコプターを奪い、モーフィアスの奪還に成功。モーフィアスとトリニティはなんとかエージェントを振り抜き脱出に成功するが、ネオは地下鉄のホームでエージェント・スミスとの一騎討ちを強いられる。
スミス相手に善戦を見せるネオ。絶体絶命のネオに挑発的に「アンダーソン君」と呼びかけるエージェントスミス。ネオは『my name is Neo(おれの名前はネオだ)』と答え、ついにスミスを退ける。

電話機のあるホテルのドアまでたどり着いたネオだが、待ち伏せしていたスミスに銃撃についにネオは倒れてしまう。

救世主として覚醒したネオ

現実の世界でも、ネオの心電図は完全に停止し、死んだことを意味していた。
モーフィアスは救世主であることを信じていたネオの死に「嘘だ」と呟く。
トリニティは預言者から「私が愛した男が救世主だ」と言われたことをあかし、ネオにキスをする。
その瞬間、ネオは救世主として覚醒する。

マトリックスの中では、エージェントが復活したネオに再度銃を放つ。しかし、救世主として覚醒したネオはマトリックスをコントロールする力を得ており、もはや銃撃が無駄なことを悟っていた。
手を伸ばすだけで銃弾はとまり、足元に転がるのみ。
エージェントスミスはネオに襲いかかるも、片手だけで一蹴されてしまう。
スミスの顔には驚愕と畏怖の表情が広がる。

モーフィアスはネオの行動を見て「彼こそ救世主だ」という。

ネオはスミスの中に入り、彼を破壊する。

現実世界で目覚めたネオはトリニティと愛を確認する。

エンディング

後日、ネオはマトリックスに侵入。盗聴前提でエージェントにメッセージを送る。

ネオはエージェントにマシンは変化を恐れていること、我々を恐れていること、そしてこれから人々に真実の世界、すべてが可能な世界を見せると宣言する。

ネオはそのとき、お前たちはどうする?と言い残し、マトリックスから飛び立っていく




「マトリックス」の映画情報

公開年
1999年

上映時間
136分

監督
ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー

脚本
ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー

製作
ジョエル・シルバー

製作総指揮
バリー・M・オズボーン
アンドリュー・メイソン
ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
アーウィン・ストフ
ブルース・バーマン

出演者
キアヌ・リーブス
ローレンス・フィッシュバーン
キャリー=アン・モス
ヒューゴ・ウィーヴィング
ジョー・パントリアーノ
グロリア・フォスター




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