「キャロル」のあらすじを結末までネタバレで紹介しているので、
まだ見てない人は閲覧注意です!
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「キャロル」のネタバレあらすじ
1950年代初頭のニューヨーク。クリスマスを目前に控えたある日、デパートのクリスマス商品売り場で働く19歳のテレーズは、とある人妻を接客する。彼女の名はキャロル。
四歳の娘を持ち、夫のハージとは離婚調停中の身のキャロル。テレーズはキャロルがお店に置き忘れていった手袋を自宅まで送り届ける。
その事をきっかけに二人は親密になっていく。テレーズは恋人のスティーブには感じない感情をキャロルに感じていた。
一方、自身の同性愛行為を理由に親権を奪われようとしているキャロルは、ハージの申し立てによって、春まで娘と会えないことになり、テレーズを誘ってあてのない旅に出ようとする。
その事を知ったスティーブはテレーズと口論になる。
なぜ自分との旅行をキャンセルしてまで知り合ったばかりの人妻と出かけるのか?
そうスティーブは詰め寄る。スティーブはテレーズを理解しようとせず、「すべて君のためだ」といい、自分の行動を正当化しようとするのだった。
スティーブはテレーズに「君は夢を見ているのと同じ」と言い放つが、テレーズは逆に「今ほど目覚めた時はないわ!」と言い返す。
テレーズはスティーブと別れ、キャロルと旅に出る。
旅行先のホテルでテレーズとキャロルは初めて体を重ねる。
テレーズにとって、それは今までに経験したことのない最高の時間になった。
しかし、その様子はキャロルの夫のハージが雇った男によって録音され、同性愛の証拠として依頼主であるハージの元へ送られていた。
そのことによってテレーズとキャロルの旅は唐突に終わり、キャロルは街に戻る。
一度は治療によって直ったふりをして、共同親権を得ようとしていたキャロルだったが、そこには自分を偽り、また愛するテレーズとも会えない日々が続くという多大なストレスが待っていた。
夫とお互いの弁護士を交えての協議の日、突然キャロルは娘の親権を自ら手放し、ハージに譲ることを宣言する。それまでの主張を突然翻したキャロルに一同が驚く中、彼女はその理由を「自分を偽る生き方では私たちの存在意義がない」と語る。
そして、キャロルは娘の面会権のみを望み、それが認められなければ醜い争いが待っていると伝え、席を去る。「私たちは醜くないはず」そう言い残して。
久しぶりに再会したキャロルとテレーズは会食をしたあとでそれぞれの用事のため、別れることになる。
しかし、テレーズはキャロルが忘れられず、誘われていたパーティーを抜けだし、キャロルのいるレストランへ向かう。
たくさんの人の中からキャロルを見つけ出しまっすぐ彼女の前へ向かって行くテレーズ。
そんな彼女にキャロルが気づき、微笑むラストシーンで映画は幕を閉じる。
「キャロル」の映画情報
公開年
2015年
上映時間
118分
監督
トッド・ヘインズ
脚本
フィリス・ナジー
原作
パトリシア・ハイスミス『The Price of Salt』
製作
エリザベス・カールセン
スティーヴン・ウーリー
クリスティン・ヴェイコン
製作総指揮
テッサ・ロス
出演者
ケイト・ブランシェット
ルーニー・マーラ
サラ・ポールソン
カイル・チャンドラー
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