トホホ。。。監督・スタッフ自ら「失敗作」だと認めた映画まとめ

今回は監督・スタッフ自らが「失敗作」だと認めた映画を紹介。いわば製作者自らによる「逆おすすめ作」とも呼べそうですが、たまににはそんなまとめもあってもいいかもしれません。

「やっぱりね」と言いたくなる失敗作から、意外な作品まで、監督・スタッフ自ら「失敗作」だと認めた映画をご紹介!

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ドラゴンボール エボリューション

ドラゴンボール EVOLUTION [Blu-ray]

思いっきり退化してしまったこの作品。。
世界がずっこけた珍作になってしまったこの映画ですが、公開から7年たって脚本家が初めて懺悔しました。
(公開して後悔・・・なんちゃって笑)

以下「ドラゴンボール・エボリューション」の脚本を手がけたベン・ラムゼイさんの言葉です。

いつかこのような日が来るとは思っていました。「ドラゴンボール・エボリューション」は私のものづくりの人生にとって、非常に痛々しい楔を打ち込むことになりました。あのようなかたちで世界的に私の名が知られるのは、断腸の思いです。それに世界中から怒りと憎しみがつづられたメールが届くことにもまた、心を折られました。

私はこれまで何年もかけて責任から逃れようとしてきたのですが、最後の最後に言葉としてページに書かれたことで、ファンの皆さんをガッカリさせてしまった全責任を負うことにしたんです。これまで(良い物にしようと)全力を尽くしてきましたが、結局私は「ドラゴンボール」を失墜させてしまいました。

私は「ドラゴンボール」のファンとしてではなく、ビジネスマンが業務を請け負うかのように、この仕事で大金が支払われることに目がくらんでしまったのです。私はこのことから、創造的な仕事に情熱なく取り組んだ場合には、最低の結果が伴うこと、そして時として作品を薄っぺらいゴミにしてしまう副作用もあることを学びました。

そのため、私はこの責任を誰にもなすりつけず、自分自身のものとしていきます。他のシリーズのいちファンとして、もし自分が愛して楽しみにしている作品にガッカリさせられたら、どういう気持ちになるのかは良く理解しています。

世界にいる「ドラゴンボール」ファンの皆さんへ、心からお詫びします。

これを償うためには、わたしが情熱を注ぐことができ、なおかつ皆さんが好きになってくれる、それでいてすごくクールで娯楽性にあふれた作品を創ることだと考えています。いま私がやることはそれだけです。

出典:https://www.gizmodo.jp/2016/05/writer-of-dragonball-evolution-apologizes.html
映画「ドラゴンボール・エボリューション」の脚本家がファンに謝罪 | ギズモード・ジャパン

しみじみといい仕事には報酬だけでなく、情熱も必要なのだと感じさせます。
ここまで反省するのも珍しい気がしますね。許してあげたくなります。

インビジブル


『インビジブル』は2000年に公開されたSF映画。H・G・ウェルズの小説『透明人間』をもとに当時の最新のVFXが駆使された作品となっていますが、監督のポール・バーホーベンは「からっぽな作品だ」というほどの低評価をしており、「スタジオの奴隷になった気がした」とまで語っています。

その後ハリウッドを去ったバーホーベンですが、2006年の映画『ブラックブック』ではこの時の反省を生かし、一切のSFXを使わずに制作されています。


バビロンA.D. [Blu-ray]

ヴィン・ディーゼル主演のSF映画。途中までは普通の作品ですが、なぜか後半の展開が急すぎて???となる映画でもありました。

監督のマチュー・カソヴィッツは「撮影現場に弁護士がいて、1シーンとて脚本通りに撮れなかった」「『24 -TWENTY FOUR-』の出来の悪い1話のようだ」として本作を批判している。が、しかしプロならその条件下でも演出を行うのが真のプロと、制作の立場の人間からは批判も多い。また実際の作品も後半の展開が唐突であり、疑問を持つレビューをする観客も多い。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%B3A.D.
バビロンA.D. – Wikipedia

GODZILLA


GODZILLA[60周年記念版] [Blu-ray]
悪名高さではトップクラスのトライスター版ゴジラ。災害映画では定評のあるローランド・エメリッヒですが、今作ではゴジラのなんたるかを理解していないストーリーや設定に批判が噴出。

2014年のギャレス版ゴジラに関連したインタビューのなかで、本作を下記のように語っています。

2014年のレジェンダリー・ピクチャーズによる新作製作時に『エンパイア』誌が行ったインタビュー企画で、エメリッヒは「当初、隕石が地球を襲う映画の企画をしていたが、東宝から突然本作のオファーが来た」「着ぐるみの怪獣映画には全く興味などなかったが、強い押しがあったので仕方なく受けた」「だが今度は『ゴジラが人を食べない』といった細かいルールを提示されたので嫌気がさした」「なので、いい加減な脚本とデザインを提出し『これなら、あちらから断るだろう』と思っていたらゴーサインが出てしまい、仕方なく撮影に入った」「もし、当初の予定通りに隕石の映画を撮っていれば『アルマゲドン』や『ディープインパクト』を上回る作品が撮れたはずだ」等といった旨の相当な本作に対する不満を述べている。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/GODZILLA
GODZILLA – Wikipedia

近年は「あれもあれでゴジラ映画だ」と再評価されつつあるローランド・エメリッヒ版のゴジラですが、これを読んだらファンは悲しみそうですね。。

トランスフォーマー2


トランスフォーマー/リベンジ スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
メガヒット作となっても失敗だったという例は他にも。以下はトランスフォーマー2について監督のマイケル・ベイのインタビューより。

ベイ監督は、米ロサンゼルス・タイムズ紙の取材に対し、「前作はいい要素もあったし、娯楽性もあるし、興行でとてもうまくいった。でも、いくつか重要な点で失敗した」と告白。前作は米脚本家組合のストライキの影響で、ストーリーを練る時間がなく、脚本がないまま撮影に突入したのが失敗の原因だと認めた。しかし新作に関しては、前回の反省を生かし「基本に立ち返ったし、第2弾よりもずっといい映画になると信じている」という。

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